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インタビュー

【UFC】ショーン・オマリー「ソンのパンチは速くてパワーもある。久しぶりに3Rで戦えるのは嬉しい」×ソン・ヤドン「僅差になるような展開にはしない。完全に支配する」=1.24『UFC 324』

2026/01/25 01:01

ソン・ヤドン「背が高い相手とは何度もやってきた。攻撃的に戦ってKOするか、絞め落とす」

──まず聞きたいのですが、ショーン・オマリー(バンタム級3位)との対戦について、多くの人が、ある意味で「タイトルマッチ以上のビッグファイト」と見ています。王座戦ではありませんが、コメインで最大級のスターと戦い、Paramount時代の幕開けを担う試合でもあります。この状況はあなたにとって理想的だと思いますか?

「これは本当に大きな試合だよ。でも正直、ParamountでもESPNでも俺には違いは分からない。ただ、すごくワクワクしてるし、感謝してる。アメリカが俺にこのチャンスをくれたことに感謝してるし、バンタム級で一番大きなスターと戦える。それが嬉しいんだ」

──ショーンのキャリアについてはどう見ていますか? とても人気がありますが、直近では2連敗(メラブ・ドバリシビリとの2戦)しています。

「元王者のメラブ・ドバリシビリ(バンタム級1位)には負けたけど、クレイジーな相手だったからね。でもショーンはトップファイターだし、今もその位置にいる」
(※メラブ戦=2024年9月『UFC 306』で判定負けで王座陥落、2025年6月『UFC 316』の再戦では1本負け)

──これまでマルロン・ヴェラ(バンタム級8位)やコーリー・サンドヘイゲン(バンタム級4位)など、長身でリーチのある相手と戦ってきました。ショーンはこれまでの相手と比べてどうですか?

「背が高い相手とは何度もやってきた。そんなのは俺にとって何でもない(※ヴェラ戦=2020年5月『UFCファイトナイト・フロリダ』で判定勝ち、サンドヘイゲン戦=2022年9月『UFCファイトナイト・ラスベガス60』でTKO負け)。違いがあるとすれば、ショーンはフットワークがすごくいいし、スイッチも多い。そこだけだな。それ以外は特にない」

──最近はサンディエゴでのトレーニングが多いですね。なぜそこで準備を? ショーン戦に向けて戦い方を変えようとしているのでしょうか?

「実はこの試合のことは半年くらい前から分かってた。ショーンが知ってたかは分からないけどな。かなり長い時間準備してきた。打撃でもレスリングでも、何が来てもいいように準備してる」

──最初のフェイスオフで、ショーンはマスクを着けていました。あれに苛立った人も多かったですが、あなたはどう感じましたか?

「俺は別に気にしてない。ああいう演出をするのは彼の勝手だ。中国向けのインタビューでは謝ってたし、後悔していると思うよ。多分、俺に心理戦を仕掛けてこようとしたんだけど、全く気にしていない。試合に集中するだけだ」

──直接謝罪はありましたか?

「どうでもいい。俺は勝つことだけを考えてる」

──あなたはバンタム級王者ピョートル・ヤンとも戦っていますが(※ヤン戦=2024年3月『UFC 299』でヤドンが判定負け)、彼とメラブの試合はどう見ましたか?

「ヤンはすごくいい試合をしてた。印象的だったし、しっかり修正もしてた。すごく効果的だったと思う。ファイターとして尊敬してる。彼は辛抱強くて、総合力が高い。もし再戦しても、ヤンがメラブに勝つと思うよ」

──以前から、相手とトラッシュトークをするのが好きだと言っていますね。ショーンはあまりそういうタイプではありませんが、記者会見で何か仕掛けますか?

「俺の英語はまだ完璧じゃない。でもチャンスがあれば何か言うかもしれない。中国語で言うかもな。あいつは分からないだろうけど」

──ここ5年での敗戦はコーリー・サンドヘイゲンとピョートル・ヤンだけです。UFC在籍も8年以上になりますが、この試合は王者を目指す上で非常に重要だと感じていますか?

「この試合は今までで一番大事かもしれない。もし勝てば、次はタイトル挑戦者になれる可能性がある。でも俺はUFCが与えてくれるものなら何でも受ける。ただ今は、この試合がすべてだ」

──ショーン・オマリーは2連敗中ですが、キャリアの中でも非常に重要な試合になると思われます。あなたに対して、焦って一発狙いの大きな攻撃を序盤から仕掛けてくる可能性はあると思いますか?

「そうは思わない。俺はUFCで15試合やってきたけど、誰も1ラウンド目からノックアウトを狙ってこなかった。たぶん、最初の1ラウンド目に関していえば、全試合で俺が勝っているんだ。ショーンはスナイパータイプだから、いつも通りじっくり戦うだろう。俺は自分の能力を信じてる。俺は攻撃的に戦って、ノックダウンを奪うか、絞め落とす。それが俺の考えだ」

──あなたはチームメイトのス・ムダルジ(UFCフライ級)と非常に親しいですが、長い怪我から復帰して連勝した姿を見て、どう感じましたか?

「彼は大変な時期を過ごしてた。怪我で長く休んでたからな。でも今は完全に軌道に戻ってる。毎日成長してるのが分かるし、次の試合が本当に楽しみだ。すぐランキングに入ると思う」

──自分が試合をする時と、ス・ムダルジが試合をする時、どちらの方が緊張しますか?

「正直、チームメイトや友達が試合する時は全部緊張する。俺は自分のことは信じてるけど、彼のことも信じてる。でも俺が代わりに戦えるわけじゃないからな。だからすごく緊張する。正直、見たくない時もある。それくらい緊張するんだよ」

──オマリーのような派手なストライカーと戦う時、ジャッジの印象や採点についてはどれくらい意識しますか?

「それは意識してる。ヤンとオマリーの試合でもそういうことがあった(※2022年10月『UFC 280』でオマリーがスプリット判定勝ち)。俺はあの試合はヤンが勝ったと思っているよ。でも俺はもっとはっきりさせる。完全に支配する。僅差になるような展開にはしない。勝ちを与えるような隙は作らない。毎ラウンド、フィニッシュを狙う」

──同じイベントに他のトップ・バンタム級ファイターも出場しますが、勝つだけでなく、ハイライト級の内容が必要だと感じますか?

「もちろんだ。正直、俺はKOしたい。勝つだけじゃ足りない。この試合はただの勝敗じゃない。俺の未来が懸かってる。しっかり存在感を示したい」

──あなたはメラブ・ドバリシビリとは違うタイプのファイターですが、彼がショーンに2度勝った試合から、多くを学びましたか?

「そうだね。この試合のために、そこも含めて準備してきた。試合で分かるよ。俺たちが何を変えてきたかをね」

──少し前に、中国語でトラッシュトークをすると言っていましたが、中国人はトラッシュトークが得意だと思いますか? ネットではかなり過激な投稿も見かけます。

「中国人は基本的にすごく謙虚だ。トラッシュトークはあまり好きじゃない。俺自身も得意じゃないし、正直やりたくない。誰とも口喧嘩したくない。ただ試合に集中したい。それもファイトの一部だって分かってるけど、俺はトラッシュトークの展開を望んでいなくて、試合に集中したいんだ」

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