試合を振り返る井上
2025年12月31日(水)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN師走の超強者祭り』にて、第11試合のRIZINバンタム級(61.0kg)選手権試合5分3Rでダニー・サバテロ(アメリカントップチーム)に判定2-1で敗れ、王座を失った井上直樹(Kill Cliff FC)が試合後インタビューに答えた。
自分が消極的すぎたのかな
「今試合終わって、ちょっとトレーナーさんたちと、反省したりして、いけないところもたくさんありましたし、いいところもあったけど、どんどん変えていかないといけないなという気持ちです。悔しいです」
――判定が割れたとき、どんなことを考えていましたか?
「いやまあ、3ラウンドめは結構相手のペースだったし、向こうに全部付くのかなというふうには思っていました」
「そんなに決定打もなかったし、どうなのかなという感じです」
――サバテロ選手と実際に戦った印象を教えてください。
「試合通りしつこいレスリング、しつこい感じのファイトスタイルで。それも1Rから3Rまで続けることのできる選手ということで、強いなと思いました」

――試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
「今年最後、負けちゃいましたけど、来年しっかりまた積み上げていって、しっかりやり返したい気持ちもあるので、またがんばりたいと思います」
――試合展開的に2Rは井上選手がいいポジションを取り、3Rが勝負だったと思います。いかに持っていかれてしまったと現時点で感じていますか。
「ちょっと自分が消極的すぎたのかなと思いますし、カーフ効いていたという声もセコンドからあったのに、なかなか自分から行けず、決め手がなかった、ジャブ当てたりカーフ当てたりはあったけど、つながる打撃がなく、打撃でプレッシャーかけるのもできていなかったので、そこは自分のペース作れず相手のペースになってしまったのかなと思います」

――途中から失速することを克服したとも聞きましたが、以前のように失速してしまったか技術的に押されてしまったのか?いかがでしょうか。
「組まれて自分から逃げようと思ってもその次を用意されている感じがあって、なかなか逃げるのも逃げきれず、自分が攻めることもできない展開をずっと作らされていると感じていました」
――サバテロ選手は、攻められている時間もカウンターをして、つねに井上選手を疲れさせることを考えていたと話していました。それを感じていましたか?バックを取られてもひっくり返して、井上選手が疲れるようにしていたと言っていました。
「疲れるというのはちょっと……、疲れさせていたというのはちょっと分からなかったですけど、いつもの自分の動きでエスケープしてポジション取ろうかなという考えだったので」

――試合終了直前、猪木アリ状態でサッカーキックとパウンドがありました。今の話で言うと、スタミナが切れていたわけではなく?
「その時立ち上がったら相手がくるというのもあったから、下から足で蹴り上げか、一本狙いにいくしかない状況だったと思うので、まあそこは、自分が行ききれなかったというのはあります」
「3R最後の展開だけ言えばそこはしょうがないのかなと思いますが、その前にもいろいろ展開作りはできていたと思うので。作戦実行ができていなかったとは感じています」






