【KNOCK OUT】久井大夢、判定について「周りから見てそうやって思われるぐらいの内容でしか自分の試合ができていない。すぐに再戦したい」

　2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT.60 ～K.O CLIMAX 2025～』（U-NEXT配信）のメインイベントにて、KNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rでゴンナパー・ウィラサクレック（タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム）を延長R判定2-1で破り、新王座に就いた久井大夢（TEAM TAIMU）が試合後インタビューに答えた。 「自分としても全く内容に満足していないので、すぐ再戦して、それではっきり勝てるようにやりたいと思ってます」と、開口一番、再戦してはっきりした決着をつけたいとした久井。 　本戦の判定では場内から「え？」という声も上がっていたことについては、「自分的にも圧倒的に取れてるなっていうのはなかったですし、周りから見てそうやって思われるぐらいの内容でしか自分の試合ができてないので、そこが反省点かなと思います」と、そう思われてしまう試合をしてしまった、とする。 　その中でも自分の中であった手応えは何かを聞かれると「パンチは自分が結構当ててたって思います。自分もコケたりとか、ローを蹴られたりとかで、印象は悪かったんですけれど。自分でもほんまに納得いくような試合は出来なかったなという印象です」と、パンチは自分の方が当てていたという印象があるという。 　試合前に予告していた技というのは顔面前蹴りだったのか、との問いには「技として用意はしてたんですけれど、2回ぐらい出して1回は入ってたなという感じです」と、狙っていた技だとした。 　試合前の海人とのスパーリングで、鼻を折った状態で試合に臨んだと聞いたがと問われると「気にはやっぱりなってましたけれど。その折れた瞬間から。お父さんにも『折れたから勝てる』みたいな風に言われてたんで、自分もそんなに不安な要素とはそこまで思っていませんでした。気にはなってましたけど、大丈夫です」と、試合に影響はなかったとする。 　ゴンナパーも来年できるだけ早い段階で再戦したいと望んでいたことを伝え聞くと、「自分もはっきりした内容で勝てるように、結果として見せたいなと思っているので、ぜひ」と望むところだと答えた。 【写真】久井のジャブをもらったゴンナパーの顔は真っ赤になっていた「（KNOCK OUT-BLACK同級王者の）大沢文也選手とも戦いたいなと思っていて。順番はどっちでもいいです。来年、両方やりたいなと思っています」と、ゴンナパーとの再戦と大沢への挑戦の両方を来年やりたいとする。 　試合後には前歯が折れたことをリング上で明かしたが、「どこで折れたのかは分からないですね。判定の時にマウスピースを取って、歯が折れてるというのが分かったので」と、試合中は全く気付かなかったという。 　KNOCK OUTで4本目のベルトを手にした感想を聞かれると「嬉しいですけど、ベルトよりもゴンナパー選手に今日結果として勝てたっていうことが一番かなと思う」と、ベルトよりもゴンナパーに勝てたことが大きいとした。 「抱負とか目標みたいなことは自分はないんですけど、ほんまに今の自分は実力不足だと思うし、まだまだなので、これからもっと練習して強くなっていきたいと思っています」という久井。 　海人からは日本の格闘技界を任せるというようなコメントがあったが、そうなるためには何が必要か、と聞かれると「今日の内容ではほんまにそんなことも言えるようなあれでもないので。ほんまに自分は実力不足だと思ってるし、もっと練習して強くなって、ほんまに久井大夢に任せられるなって思われるような試合を今後やっていきたいなと思っています」と、自分はまだまだなので強くなっていきたいと語った。