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2025年12月31日(水)にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN師走の超強者祭り』の前日公開計量が30日、六本木ヒルズアリーナにて行われ、全選手が計量をパス。
前々日会見で朝倉をヤギと評した理由を語るなど火花を散らしていたメインイベント・第15試合の「フェザー級タイトルマッチ」の王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルゴス)は65.95kでパス。挑戦者の朝倉未来(ジャパントップチーム)も66.00kgのジャストでパスすると、フェイスオフでは朝倉、シェイドゥラエフともに目を見開いての喧嘩モードの睨み合いを20秒、展開した。
観覧席からの「未来、未来!」コールの中、先にマイクを持った朝倉は「明日、ラスト俺がド派手にKOして2025年を締めくくりたいと思います」とKO宣言。
対するシェイドゥラエフは「こんにちは、トーキョー! ファンの皆さん、応援ありがとうございます。明日、さいたまスーパーアリーナでお会いしましょう」と笑顔。
最後はガッツポーズを作って、「特別立会人」のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとミルコ・クロコップと握手をかわした。
また、因縁の女子スーパーアトム級タイトルマッチに臨む王者の伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)は48.85kg。挑戦者のRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)は49.00kgでパス。
29日の個別インタビューで「試合後は握手する?」と問われたRENAは「無理でしょ。ハハッ。彼女次第ですね。私は選手としてリスペクトしてるけど、たぶん彼女は根本的に私のことを嫌いだと思うんで。試合前にも握手してもらえないと思っているんで。公開計量のフェイトゥフェイスで手を差し伸べて彼女の反応を見てみようと思います」と語っており、伊澤も試合後の握手について「いや、しないですね。自分の試合後にマイクみたいなのだけは絶対やめてほしいなと思います。運営の方、お願いします。すぐ(リングを)出るっていう風にしてほしいなと思います」と厳しい言葉を返していた。
果たして、計量では先に両手を差し伸べたRENAに対し、伊澤は左手でRENAの左肩を制して拒否。RENAは右手で伊澤の背中をパンと叩いて両者は分かれた。
両手のひらを上に向けて、お手上げポーズのRENAはマイクを渡され、「いよいよ大みそかになりました、明日ですね。体調もすごくいいので、明日はブン殴ってブッ倒します。よろしくお願いします」と打撃決着を予告。
絶対王者の伊澤も「もう何も言うことはないです。明日リングの上でブッ倒します」と、こちらもフィニッシュを宣言した。
MMA17戦無敗の伊澤、シュートボクシング王者としてRIZIN旗揚げ戦から出場のレジェンドRENA。交わりそうで交わらなかった待望の女子スーパーアトム級の王座戦は待ったなしとなった。











