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【PANCRASE】5大王座戦の計量パス! 松井斗輝が計量会場に来場せず「試合不成立」に=12月21日(日)『PANCRASE 360』立川ステージガーデン

2025/12/20 16:12
 2025年12月21日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 360』(U-NEXT配信)の前日計量が20日13時から都内にて行われた。計量会場到着が遅れた松井斗輝以外の選手は全選手計量をパス(※追記 松井は15時までの計量リミットに会場に現れず、「試合不成立」となった)。なお、計量後のルールミーティングで2026年から試合途中のオープンスコアリングが廃止されることが梅木良則審判部長から発表された(※追記あり)。 ▼キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ ウェルター級 5分5R ※選手名からインタビュー佐藤生虎(UNITED GYM TOKYO)王者)※初防衛戦 5勝1敗1NC 77.1kgゴイチ・ヤマウチ(ブラジル/ヤマウチチーム)1位 30勝7敗 77.0kg  4月大会での押忍マンとの王座決定戦で、剛腕から繰り出すパンチラッシュでダウンを奪い、パウンドアウトによる勝利で17代王者に輝いた佐藤。その勢いのまま5月のROAD TO UFCに挑むも、キット・キャンベルにキャリア初黒星を喫した。 (C)Zuffa LLC/UFC  その佐藤の初防衛戦に用意された相手は、紛れもない世界のトップファイター ゴイチ・ヤマウチ。PANCRASE初参戦となった4月大会で、階級を下げた前ミドル級王者・内藤由良を左ジャブ一撃でマットに沈め、会場を震撼させた。  PANCRASE勢に襲いかかる強豪外国人選手の中でも圧倒的な実績を誇るゴイチを、佐藤の剛腕がはじき返すか。それともゴイチが日本人ファイターに再び絶望を味合わせるのか。年内最終戦のビッグイベントに華を添えるワールドクラスのチャンピオンシップが実現! [nextpage] ▼キング・オブ・パンクラス・チャンピオンシップ・フェザー級(王座決定戦)5分5R ※選手名からインタビュー栁川唯人(K-PLACE/1位、2023年ネオブラッドトーナメント同級優勝)7勝1敗 65.65kgカリベク・アルジクル ウール[Kalybek Arzykul Uulu](キルギス/Olymp Gym Bishkek/2位)13勝1敗 65.6kg  第11代王者・三宅輝砂の王座返上に伴い、新たな王者を決める刺激的なチャンピオンシップが決定。公務員(消防官)という安定を捨て、格闘技に人生の舵を切り挑んだ6月大会。難敵・平田直樹を撃破し、チャンピオンシップの舞台に駆け上がってきた柳川。  7月大会で元王者・ISAOを右フックで沈め、11月大会ではレッグロックで平田直樹の足を破壊したカリベク。格闘技界を席巻する中央アジアの雄の一角・カリベクが、勢いのままにベルトを強奪するか。  それとも現在のPANCRASEを代表する選手の一角・栁川がその進撃にストップをかけるのか。オールスター戦の様相を呈してきた年内最終戦に、またひとつ目が離せない注目カードが加わった。 [nextpage] ▼キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ(王座決定戦) バンタム級 5分5R ※選手名からインタビュー井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)1位、2020年NBT同級優勝 13勝5敗 61.1kg田嶋 椋(OOTA DOJO)2位、2022年NBT同級優勝・MVP 9勝3敗 61.0kg  7月大会で高城光弘を負傷判定で下し、5月のROAD TO UFCでの敗戦から再起を果たした井村。  対する田島は、6月大会で当時負けなしの新鋭・山木麻弥に完勝し、強さに加え怖さを見せつけた。  両者は昨年3月立川大会で対戦し、互いの意地と意地がぶつかり合う大激闘の末、井村が判定で田嶋を下している。名勝負として高い評価を得た戦いの再戦が、チャンピオンシップの舞台で実現。  共にネオブラッドトーナメントを制し、近年のPANCRASEバンタム級戦線を牽引してきた両雄。現在のバンタム級頂点を決めるに相応しい二人による第6代王座決定戦。 [nextpage] ▼キング・オブ・パンクラス チャンピオンシップ(王座決定戦)ミドル級 5分5Rコシム・サルドロフ(タジキスタン/ドロブファイト)1位 5勝 83.65kg佐藤龍汰朗(坂口道場一族)2位、2023NBT同級優勝、Fighting NEXUS初代同級王者 9勝1敗 83.8kg  9月大会で、平田旭をスラムで叩きつけてからのパウンドで秒殺し、衝撃のPANCRASEデビューを飾ったサルドロフ。攻撃の手を休めることのなく常に前に出続けるスタイルで5戦5勝5フィニッシュをマークしている。  対するは、久々のPANCRASE参戦となった7月大会で、元ウェルター級王者の林源平に判定勝ちし、その実力を見せつけた佐藤。打撃でも寝技でもフィニッシュできる力を持つ現在8連勝中だ。  実績的に申し分のない両雄による王座決定戦。格闘技界において吹き荒れる中央アジア旋風が、PANCRASEミドル級をも席巻するのか。それとも佐藤がその侵略に待ったをかけ、Fighting NEXUSとの二冠王に輝くのか。 [nextpage] ▼クイーン・オブ・パンクラス チャンピオンシップ(王座決定戦)ストロー級 5分5R ※選手名からインタビューKAREN(THE BLACKBELT JAPAN)1位、第4代王者 10勝2敗 51.4kg本野美樹(リバーサルジム横浜グランドスラム)2位、元DEEP JEWELSストロー級暫定王者 9勝5敗 52.0kg  ソルトの王座返上により、第6代女王を決する一戦が決定。  9月大会で王座への挑戦が決まっていたKARENだが、ソルトの怪我により試合は中止に。12戦の内ソルト以外には負けなし、現在4連勝中の第4代女王。16歳からPANCRSEに参戦し、キャリアを積み重ねてきた。24年9月の前戦ではエジナ・トラキナスに判定勝ち。  対するはDEEP JEWELSで活躍し、PANCRASE電撃参戦となった本野。3月大会では、苦しみながらも第3代女王の藤野恵実を判定で下した。DEEP JEWELSの他に、Eternal MMA やROAD TO UFCに参戦するなど世界の舞台にも挑んでいる。  フィニッシュ力を備えた両者の激突。新たな時代を切り拓くクイーン誕生の瞬間を見逃すな。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3Rオタベク・ラジャボフ(タジキスタン/TAJMMAF GYM/4位)4勝 66.2kgRyo(グランドスラム/RINGS/7位)5勝6敗 65.85kg  PANCRASE初参戦となった昨年7月大会で高城光弘をRNCで絞め落とし、フェザーに階級を上げた9月大会では、殺傷能力の高い打撃で遠藤来生を沈めたラジャボフ。対するは、パンクラスの“激闘王”として常に会場を沸かすRyo。現在、平田直樹、山田歩夢に連敗中だが、透暉鷹戦や栁川唯人戦で見せたここ一番の極めの強さは健在。PANCRASEの生態系を破壊する強さを見せつけるラジャボフを、Ryoがいかに料理するのか。フェザー級次期挑戦者争いの行方を占うかの様な一戦。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)3位 14勝10敗2分 70.5kgISAO(NEVER QUIT)第5代ライト級&第8代フェザー級、2009年NBTライト級優勝 27勝7敗4分 70.45kg  3月大会では、初参戦となったラファエル・バルボーザ相手に不運な反則膝蹴りのダメージもあり、ダースチョークで敗れた粕谷。  一方、4年ぶりのPANCRASE参戦となった7月大会で、カリベク・アルジクル ウルルの右フックでKO負けを喫したISAO。  共に前戦では、PANCRASEで猛威を振るう強豪外国人選手に屈しているが、粕谷はUFC、ISAOはBellatorとともに世界レベルを知る。  両者は2017年12月大会においてフェザー級で対戦し、ISAOが判定勝利を収めている。今回ISAOが約11年ぶりにライト級に階級を戻したことにより、注目の好カードが再び実現した。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R天弥(和術慧舟會HEARTS/2位、2023年NBT同級優勝)4勝2敗 70.7kgクリストフ・キルシュ(ドイツ/サウスサイドMMA)4勝2敗 70.4kg “ライト級日本最強ストライカー対決”と注目を集めた4月立川での雑賀 ヤン坊 達也との王座戦で、KO負けを喫した天弥。将来を嘱望される21歳が、再びトップを目指すべく初の国際戦で再起を図る。一方、外国人旋風が吹き荒れるパンクラスに、新たにドイツ出身で現在はタイを拠点にしているキルシュが参戦。MMA戦績こそ1勝1敗だが、ムエタイ28勝6敗、ベアナックルボクシング4戦4勝のキャリアをもつ危険なファイター。激闘必至の “日独殴り屋対決”を制するのは果たして。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R内藤由良(リバーサルジム横浜グランドスラム/5位、元ミドル級王者)6勝2敗 77.2kg高橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)2勝1敗 77.1kg  デビュー以来6戦6勝5フィニッシュと圧巻の戦績でミドル級王者に登り詰めた内藤。昨年9月、UFCとの契約を懸けたDWCSでは、アテバ・ゴーティエに無念のTKO負け。世界を見据え、階級をウェルター級に下げて挑んだ4月大会では、ワールドクラスの強豪・ゴイチ・ヤマウチのパンチに沈むという残酷な結果に。  再起戦となる内藤の相手は、2023年3月以来久々の復帰戦に臨む高橋。思い切りのいいパンチを武器に中村勇太、長岡弘樹といった実力者たちを撃破してきた新鋭。高橋にとっても復帰戦で大物喰いを果たせば、ケージを離れていたブランクを一気に払拭できるチャンス。リスタートを白星で飾りたい両者による熾烈な潰し合い。 [nextpage] 【試合不成立】▼バンタム級 5分3R松井斗輝(THE BLACKBELT JAPAN/6位)7勝3敗 ※計量会場現れず荒田大輝(パラエストラ八王子/12位)5勝1敗 61.4kg  将来を期待される有望株ながら、25年は井村塁、山口怜臣という実力者相手に連敗中の松井。昨年のNBT決勝で山口怜臣に惜敗した悔しさをバネに、今年はギレルメ・ナカガワ、安藤武尊に連勝中の荒田。全局面においてハイレベルな攻防が期待できる両者の戦い。勝利するのは、崖っぷちの松井か。波に乗る荒田か。 【写真】12月5日の会見時の松井と荒田。計量パスした荒田にとっても残念な結果に。   5日の会見で荒田は、「やっと上位ランカーと試合ができるという感じでワクワクしています。今回はしっかりフィニッシュして勝って来年に繋げたいと思っています。(松井は)ボクシングが強いのと、壁の対応がしっかりしていて、どちらもMMAとして完成されてる選手だと思っています。4月は2Rでフィニッシュして、7月は3Rだったんで、残すは1Rしかないんで、1Rでフィニッシュします」と意気込み。 松井は、2024年2月のフライ級の秋葉太樹戦で、減量中に救急搬送され水分等を補給して計量に臨んだものの体重超過。2024年5月『ROAD TO UFC シーズン3』でも、フライ級で2.7kgの体重超過で、連続で試合が中止となっていた。24年11月大会でフライ級からバンタム級に階級を上げて矢澤諒と対戦。ヒザ蹴りを効かせてからのパウンドで秒殺KO勝利で再起。しかし、25年3月横浜大会での井村塁戦はRNCで一本負け。続く9月の前戦でも山口怜臣に判定負けで2連敗中だった。  12月大会に向け、5日の会見で「今年はもうないのかなと思ってたんですけど、オファーいただいたんで、今年は2連敗しているので、今年最後、しっかり勝って終わりたいと思います。相手は柔道だと思うんですけど、すごく打撃も綺麗でいい選手だと思います。今まで寝技の展開がなかったと思うんですけど、次はそこを見せたいと思います。一本で勝ちたいです」と組み技の進化を見せたいと意欲を示していたが、20日の前日計量で会場に現れず。「試合不成立」と発表された(※続報あり)。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉&TEAM CAT)10位、Fighting NEXUS第3代王者 6勝6敗 56.9kg岸田宙大(パンクラス大阪稲垣組)11位 4勝2敗 56.95kg  4月大会で、7月のチャンピオンシップに駒を進めた大塚智貴に判定負けの浜本。7月大会で、第7代王者・猿飛流に判定負けの岸田。共にトップ戦線目前で足踏みを強いられた両者。  MMA転向前にキックボクシングやラウェイのタイトルを獲得し、RIZINでは那須川天心とも拳を交えた打撃のスペシャリスト・浜本。柔術全日本選手権優勝の実績を持ち、22歳の若さで黒帯を獲得した寝技のスペシャリスト・岸田。 自身の武器をどれだけMMAに融合出来ているか、戦術と技術の激しいぶつかり合い。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)14勝11敗 70.55kg神谷大智(BRAVE GYM)6勝1敗1NC 70.50kg  4月大会でオタベク・トキロフとの対戦が予定されていたが、自身の怪我により無念の欠場となった松岡。2021年から4年連続年間戦績が1勝1敗と、あと一歩突き抜けられない。  神谷は柔道で培った技術を武器にPANCRASEで4連勝を飾り、今年5月にはROAD TO UFCに参戦するも、キム・サンウクにキャリア初黒星を喫している。  試合期間が空いたことにより現在ランキングから外れているが、共にランカーに名を連ねていた実力者同士。この一戦で勝利を掴み、再浮上を果たすのは……。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R菅 歩夢(THE BLACKBELT JAPAN/2023年ネオブラッドトーナメント同級優勝&MVP)4勝1敗 57.0kgクーパー・ロイヤル(豪州/MMAFFT)7勝1敗 57.15kg  24年12月岸田宙大にプロ初黒星を喫した菅が、1年ぶりに闘いの舞台に戻ってくる。対するは、ONEでの2勝1敗を含む7勝1敗の好戦績を引っ提げ、PANCRASE初参戦を果たすロイヤル。軽量級ながらも打撃、寝技ともにフィニッシュできる武器を持つ二人。11月大会で大激闘の末、濱田巧が新王者となったフライ級。層の厚いランカー陣を脅かす実力者同士による一戦。 [nextpage] ▼プレリミナリーファイト フライ級 5分3R齋藤楼貴(暁道場)2勝3敗 56.95kg小澤武輝(NO FACE GYM)1勝 56.6kg※前川慧の出場辞退により、齋藤桜貴が代打出場
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