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【NJKF】史上初のムエタイとプロレスの同時二冠王を狙うとする高橋幸光「勝ったらリングの上でバトルロイヤル」、佐藤界聖は「阻止します」

2025/12/15 18:12
【NJKF】史上初のムエタイとプロレスの同時二冠王を狙うとする高橋幸光「勝ったらリングの上でバトルロイヤル」、佐藤界聖は「阻止します」

プロレスとムエタイの同時二冠王を狙うという高橋(左)と、それを阻止したい佐藤の決勝戦

 2026年2月8日(日)東京・後楽園ホール『NJKF×CHALLENGER 12』の対戦カード発表記者会見が、12月15日(月)埼玉県内にて行われた。

「初代IBFムエタイ日本統一ウェルター級王座決定トーナメント」の決勝戦3分3R延長1Rで、高橋幸光(飯伏プロレス研究所)と聖域統一スーパーウェルター級王者・佐藤界聖(PCK連闘会)が対戦。


 高橋は元J-NETWORKライト級王者、元MA日本同級王者、元WMC日本スーパーライト級王者、元BOMウェルター級王者の四冠王。プロレスラーに転向後、2024年10月からキックボクサーとしての活動も再開している二刀流。戦績は43勝(15KO)25敗5分1無効試合。対する井原はトーナメント最年長の41歳で、29勝30敗2分の戦績を持つ。準決勝ではMA日本ミドル級王者・井原浩之に判定勝ち。

 佐藤は仙台在住の23歳で、佐藤“魔王”応紀を母に持つ魔王の子。戦績は14勝(5KO)6敗1分。準決勝ではNJKFウェルター級王者・亜維二にTKO勝ち。


 高橋は12月9日にP.P.P. TOKYOというプロレス団体で第2代Emperor of Party王者になったばかり。「前回の試合はしょっぱいと言われたんですが、相手ありきなので。俺は倒しに行こうとしたけれど、相手が逃げて蹴ってばかりしていた。でも(佐藤)嘉洋さんは俺のテクニックを大絶賛してくれたので。今回の相手は倒しに来る勢いのある若い子なので噛み合ういいタイトルマッチが出来ると思います」と、前回は相手が悪かったと挨拶。

 対する佐藤は「大きい舞台に立つのがこういうベルトが懸かってる試合では初めてなので、試合の数が3倍ある方だと思いますがそれでもしっかり勝ってベルトを持ち帰ろうと思っています」とコメント。


 対戦相手へのメッセージを求められた高橋は「芸人みたいな扱いされてるんですけれど、今回はカッコいいところを見せて勝ちたいので、前回の相手みたいにペチペチ蹴って逃げたりしないでガンガンいい試合しましょう」と言い、佐藤は「前回の試合はまぐれだったみたいなところがあったんですけれど、今回もヒジで切って盛り上がる試合をしたいと思うのでよろしくお願いします」とした。

 高橋の印象を佐藤は「一個一個の技術は高いなと思っています。スイッチしたりとか体幹が強いので、そういうところをしっかり2月までに対策したい」とする。高橋は「若さもあるし、勝ちたい気持ちがここ何戦かの試合でも出ている。本当にいいファイターだと思います」と評した。


 佐藤のヒジ打ち宣言に対して、高橋はどんなフィニッシュを考えているのかと問われると「コーナーに追い詰めてドロップキックでもしますか」と宣言したが、司会から「CHALLENGERで初のドロップキックが見られるかもしれないということですね?」と突っ込まれると「そういう無茶ぶりはやめてほしいですね。キックのリングは固いから蹴った後が痛いんですよ」とすぐに撤回。

 会見に同席した武田幸三プロデューサーは「(高橋は)ぶっちゃけ、めちゃめちゃしょっぱかった。でもやる時はやる男なので、もう1回あんなことされたら2度と呼ばない。相手がどうあれ最終的にお客さんを満足させるのがエンターテイナー。この2人の本気の命のやり取りが見たいなと思っています」と檄を飛ばす。


 これに佐藤は「命のやり取りと言われると自分の中でぱっと来ないけれど、全力で盛り上げようかと思っています」と応じた。

 また、1月18日にはプロレス王座の初防衛戦を同じ元キックボクサーの前口太尊と行うことが決まっているという高橋は「その防衛戦をしっかりクリアして、その後にIBFのベルトを獲ったら、多分現役でプロレスとムエタイのベルトを同時に持った人は今までいないと思うんですよ。両方保持しているのは日本でいないと思う。俺はその快挙をまず成し遂げようと思います。そして、2・8プロレスラーがけっこう来ます。勝った後にバトルロイヤルがリングの上で始まるかもしれない。それも楽しみにしていてください。全部は俺の結果次第ですけれど」と、史上初のプロレスとムエタイの二冠王になるとし、勝った後はNJKFのリングでバトルロイヤルをするかもしれないという。

 しかし、佐藤は「自分がしっかり盛り上がる試合をしてベルトを巻いて、阻止しようと思います」と、そうはさせないと言い放った。

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