2026年2月8日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD GP 2026~-90kg世界最強決定トーナメント~』の追加対戦カード3試合が、12月13日(土)にK-1公式YouTubeチャンネルにて須藤元気K-1プロデューサーから発表された。
K-1ミドル級3分3R延長1Rで、“執念のラストマン”カスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)とブラジルの“灼熱のビッグモスキート”デング・シルバ(ブラジル/Squadron Thai Brasil)が初対戦。
ムシンスキは、24年3月のK-1 WORLD MAX世界トーナメント開幕戦でストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪い勝利。準々決勝はゾーラ・アカピャンから勝利するも、準決勝は怪我で欠場に。25年の同トーナメントは一回戦でオウヤン・フェンと対戦して僅差の判定負けを喫し、巻き返しの一戦となる。
シルバは、身長190cmでキックとMMAの二刀流ファイター。24年のK-1 WORLD MAX世界トーナメントでは準々決勝でダリル・フェルドンクと壮絶な打ち合いの末に勝利し、準決勝でストーヤン・コプリヴレンスキーに敗れて3位に。25年7月にブハリ亜輝留を破り、第2代Krushミドル級王者となった。
同じくK-1ミドル級3分3R延長1Rで、“最強ツインズ”アルフォセヌー・カマラ(セネガル/Emergence Le Havre)と“ギニア最強”バッソ・ピレス(ギニアビサウ/K.O. TEAM)も決まった。
カマラは、K-1レジェンドのジェロム・レ・バンナからの刺客。サバット王者で、双子のアラッサンも同じくサバットでチャンピオンになっている。25年のMAX開幕戦ではアルビオン・モリーナをKOで沈めるも、準々決勝は試合前のアップで転倒のアクシデントがあり欠場に。代役でアラッサンが試合をするという緊急事態もあった。今回は、アクシデントを払拭するための出直しの一戦となる。
迎え撃つピレスは、WAKO-PROインターコンチネンタル・ミドル級(-75kg)王者。昨年3月にポルトガルで開催されたWAKO-PROインターコンチネンタル-75kg級タイトルマッチでは、大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)を飛び二段ヒザ蹴り一撃でKOし、かなりのインパクトを与えた。背中の筋肉の発達が目立ち、規格外のパワーがあることは間違いない。-75kgの超新星になりそうだ。
K-1ヘビー級3分3R延長1Rでは、“グリズリー”クラウディオ・イストラテ(イタリア/KOMBAT GYM)と“セネガル相撲最強戦士”ババカール(セネガル/Senegal Warriors MMA)が対戦する。
【写真】カリミアンとの反則連発マッチで知られるイストラテ イストラテは23年9月にK-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリと対戦し、KO勝利。準決勝はシナ・カリミアンとの暴走ファイトが話題に。その後もカリミアンと因縁の試合でノーコンテストの結末となった。24年12月は山口翔大戦で反則負けとなり、ダーティーな面が目立っている。
ババカールは、セネガル相撲でONEのヘビー級王者オマール・ケインと1勝1敗のパワーファイター。来日経験があり、24年10月に格闘技イベント『ROMAN』へ参戦してバーリトゥードマッチで水口清吾から18秒TKO勝ち。25年4月は関根“シュレック”秀樹を25秒でTKOに下した。初のK-1ルールでどんな試合を見せるのだろうか。