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【KNOCK OUT】スパイク・カーライルに挑む宮原穣「空手の基本稽古だったり、移動稽古、型…自分が培った全てのものをぶつけたい」

2025/12/12 21:12
【KNOCK OUT】スパイク・カーライルに挑む宮原穣「空手の基本稽古だったり、移動稽古、型…自分が培った全てのものをぶつけたい」

迫力ある蹴りでジム内に轟音を響かせた宮原

 2025年12月30日(火)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~』(U-NEXT配信)にて、KNOCK OUT-UNLIMITED -77.0kg契約3分3Rで、スパイク・カーライル(米国/Naughty House)と対戦する宮原穣(KWU SENSHI JAPAN)が12日(金)都内にて公開練習を行った。


 宮原はワンツーに、重い左右ミドルキック、左右ハイキック、後ろ廻し蹴りをミットに叩き込み、轟音をジム内に響かせた。

 仕上がりは「いつも通りで、試合の20日前ぐらいの感じで普通です」と、順調な様子。


 日本でのプロの試合は初めてとなり、近年は米国KARATE COMBATを主戦場としていたため、「日本での試合は覚えてないぐらい久しぶりです」という。

「いつもは日本で練習して海外で試合って感じだったので、周りの人に試合を生で見てもらうことがなかった。そういう意味では今回初めて応援も会場にたくさん呼んで試合ができるので、気合いが入っています」と、試合を生で見てもらえることが嬉しいとする。


 日本での試合と海外での試合の違いを聞かれると「これは海外試合あるあるだと思うんですけれど、体重を落としにくかったり。というのも、サウナがなかったりとか、バスタブがなかったりとか、そういうので苦労した経験があるので、今回は万全な準備で試合に臨めるかなと思っています」と、試合以外での苦労が少ないことをあげた。

 初挑戦のUNLIMITEDルールについては「ルールというか戦いなので。相手が強いことは分かりますけれど、そこだけに対策するっていうよりかは、相手に勝つっていう意味で倒すってことだけ。自分の戦い方を研究している感じです」と答える。


 カーライルの印象は「試合の映像を見てても、その映像って自分とやってる映像じゃないので、あまり参考にならないというか。強いんだろうけれど、自分と戦った映像ではないので、そこに対しては何も思わないですね」という。

 ビッグネームであることには「テンション上がるだろうという感じで」と言うが、「自分より実績は上だと思うんですけれど、自分と実際試合が組まれてもそこに対して引け目は感じてないです」と強気。


 カーライルの打撃に関しても「当たったら痛いんだろうなって。多分、硬さとか重さがありそうな感じですけれど、当たっても我慢出来るし、あまり気にしないですね」とし、MMAではなくUNLIMITEDルールで戦うことで「逆に自分の方が有利になるような感じじゃないかなと思います」とした。


「倒してからの、要は空手で言うと下段突きとかもあるので、そういう意味では自分も自然と空手の稽古をやっている中で、そういういろいろな状況での対応は身についているものだと思ってはいます。空手の稽古から始まって、基本稽古だったり、移動稽古、型…全てのものをぶつけたいですね。培ったものを全てぶつけたいです」と、集大成をカーライルにぶつけたいと話す。


「試合になったらどの展開になるか分からないですけれど、本当にどの場面も想定して稽古して、いつ何があってもって心持ちで稽古しているので、そういうものが試合に出ると思います」


 今後のプロ活動については「これに勝ったら、それこそいろいろな試合が見てくるかなと思います。このルールで試合したいですし、MMAでも試合したいです」と、MMAも視野に入れているとした。

 最後に「カーライル選手とはアツい試合というか激しい試合になると思うので、1秒も見逃さず自分が倒すところを見てください」とメッセージを送った。

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