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【Krush】「リベンジとタイトル奪取できるのが楽しみ」と挑戦者の篠原悠人、迎え撃つ王者・大岩龍矢は「ただ倒すだけ」とし“箱推し”増加を目指す

2025/11/28 18:11
 2025年11月29日(土)東京・後楽園ホール『Krush.182』の前日公開計量&記者会見が、28日(金)都内にて13:30より行われた。  ダブルメインイベント第2試合のKrushライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・大岩龍矢(team VASILEUS)は62.5kg、挑戦者・篠原悠人(DURGA)は62.2kgでそれぞれ計量をパス。  篠原は「前回の試合から引き続き練習もいい感じで来て、大岩選手からベルトを奪取できるので楽しみ。お客さんに楽しんでもらえる試合をしようと思います」と、王座奪取に自信のコメント。  迎え撃つ大岩は、タイトルマッチ調印式で調印書の宮田充Krushプロデューサーがサインする場所にサインしてしまい、「署名は感慨深いなと思って書いていたら書くスペース間違えちゃったんですけれど、僕、これ(調印式)5回目ですね。いろんな思いがいきなり来て…まあ、それは関係ないんですけれど、今日まで壊れるか強くなるかの限界のところまで追い込んできたので今日無事ここに立てて明日楽しみです」と、感慨深いとする。  追い込みに関しては「今までもそうだったんですけれど、年齢も年齢で昔より考えてトレーニングしないと本当に壊れそうなこともあったので、ぎりぎりが難しくて。これ以上やったら壊れるという感覚でやっていました」と、ぎりぎりのところまで追い込んできたと説明した。  両者は2023年12月のK-1で対戦し、大岩が1R2分38秒でKO勝ちしている。前回から自分のどこが成長したかとの質問を受けると、篠原は「2年前に大岩選手とやってKOで負けてしまって。その次の試合でもKOで負けて格闘技を辞めるか辞めないかまで考えました。大岩選手にマイナスな感情はないし、むしろあそこで負けたから、その後に大岩選手が王者になったからそこにたどり着けたら自ずとリベンジも出来るしタイトルも獲れる気持ちがあったからこそここまでやってこれたと思う。そういう経験も経て、次が30戦目ですが若いだけじゃなく経験でも大きく変わったと思います」と、いろいろな経験をしてきたと話す。  大岩は「常に真価はしてきているんですけれど、気持ちの面で動じなくなったというか。平常心、ギラギラはしてるけれど軸がある、自分の中で。そこが変わってきたと思います」と、気持ちの部分が変わったとした。  変化と言えば、今回がteam VASILEUS所属となっての第一戦目。その部分に関しては「練習自体は(渡辺)雅和トレーナーにずっと見ていてもらっていたので、そういったところではチームが変わったからと言って変わりはないんですけれど、VASILEUSの看板を背負っているのでそこは意識しています。下手な試合は出来ないですし、王者でいないといけないところはあります」とする。  初防衛であることに関しては「決まった時は守らないととかいろいろ考えたけれど、今はいい意味で明日防衛戦って感覚がなくて。勝ちに行くって気持ちなので大事な一戦という感じです」と、今は意識していないという。  篠原は2020年6月以来、実に約5年半ぶりのタイトルマッチとなるが「前回がゴンナパー選手とライト級タイトルマッチでそれ以来ですね。僕もいい意味でそこまで意識してないというか。同じ相手に2回負けるのは自分として許せない部分がある。その気持ちでここまで来れたと思っているので、いい意味でリベンジの気持ちが強いですね。リベンジと一緒にベルト奪取できる、僕からすれば2つあるのでいい機会かなと思いますね」と、大岩にリベンジするという気持ちの方が強いとした。  篠原は前回の対戦を踏まえて、大岩を攻略できる自信があるということか、と聞かれると「前回は1Rでそんなに長い時間できなかったので、そこまで印象というか、その後の試合を見てたりもしたんですが、対戦した感覚はあまりなくて。でも、その中でも行けるなって部分はあったので、2年経って成長した部分もあるし、自分のポテンシャルを全部出せば勝てる相手やなと思っています」と、勝てる感覚は2年前からあったという。  リベンジマッチを挑まれる立場の感覚はどうか、と問われた大岩は「あまりそこは感じてない。リベンジに燃えてるって気持ちは感じ取ってなくて。普通に自分の気持ちの方が上がっているので。相手がこう言ってるってことには何も思いません。ただ倒すだけです」ときっぱり。  今回の試合順は、ファン投票によって決定。もうひとつのタイトルマッチ(スーパー・バンタム級の璃明武vs.村田健悟)がダブルメインの第1試合となったことについて、篠原は「2つタイトルマッチがあって、メインで出来るが一番いいと思っていて、アンケートで選ばれたので。でも大岩選手のファンとか応援してる人が多いと思ので、それに関してはありがとうございますって感じですね(笑)」と、大岩に感謝。  その大岩は「当たり前の結果でしょ、と率直に思ったのはあります。璃明武選手の記事を見たんですが、璃明武選手と村田選手もチケットをたくさん売っていて。僕の試合が終わったらいなくなっちゃうんじゃないかって言っていたんですけれど、いやそうじゃないでしょう。応援する選手だけのために来るのではKrushのためにならないので。Krushのファンを付けないといけないと僕らは思っているので。そういったところでメインは絶対に自分がふさわしいと思ったし、そういう試合をしたいですね。Krushに来てよかった、Krushを見てよかった、Krushのファンになった、そういう試合をみんなで作っていかないといけないと思っているので、そういう試合をメインで見せたいと思っています」と、個人だけを応援するのではなくKrushを“箱推し”するファンを作っていきたいと語った。  そして、最後に篠原は「大岩選手とやったら盛り上がるKrushらしい試合が出来ると思うので、見ている人の心を動かすような試合をしたい。覚悟を持って獲りに行く」との決意を言葉にする。大岩は「メインにふさわしい試合、Krushをまた見たいって試合を見せるし伝えるので、最後まで楽しみにして下さい」と、最後まで見てくださいとメッセージを送った。
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