▼DEEPライト級 5分2R
×アニンタ・アリ(Fired Up Gym)※元Krushウェルター級王者、MMAデビュー 70.70kg
[判定0-3] ※18-20×3
〇中谷優我(BRAVE GYM)2勝1敗 70.80kg
ライト級では、元Krushウェルター級王者のアニンタ(寧仁太)・アリがMMAデビュー。『格闘代理戦争』で青木真也推薦選手だった中谷優我と対戦する。
アリは、ガーナ人の父と日本人の母を持つストライカー。21年の第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメント一回戦で小嶋瑠久を撃破後、準決勝で野杁正明に敗れ、プロ初黒星を喫するも、22年2月のKrush後楽園大会で松岡力を下して第10代Krushウェルター級王者に。
8月には中野滉太をKOして初防衛に成功した。23年3月のK-1×RISE対抗戦では、RISE・實方拓海を2Rに左フックでダウンを奪う判定勝ち。23年7月にジョムトーンに判定負けすると、25年2月にKrush王座を返上、MMA転向を宣言していた。瀧澤謙太率いるFired Up GymでMMAデビュー戦に備えてきた。
対する中谷は、『格闘代理戦争』後、22年12月に巌流島でプロデビュー、奥田啓介を肩固めに極めると、23年7月のDEEPで井上竜旗にスプリット判定負け。23年12月に小牧ゆうたに判定勝ちで再起を飾ると、25年5月の『RIZIN 男祭り』ではJTTの佐々木大に判定勝ちを収めている。MMA2勝1敗。
ストライカーvs.グラップラーの構図のなか、よりMMAとして強さを見せるのは中谷か、アリか。
中谷「DEEPライト級に中谷ありってところを見せます」
アニンタ「いろんな大会とか、いろんな試合があると思うんですけど、自分の試合が一番記憶に残る試合をしたいと思います。KOで必ず勝ちます」
1R、ともにオーソドックス構え。右ローのアニンタに中谷はシングルレッグから組んで押し込み、ボディロックでやぐら投げテイクダウン。サイドを奪うが、ヒザを立てて立ち上がるアニンタはかかと蹴り。しかし中谷はダブルレッグテイクダウン。
ハーフからマウントもその際で立つアニンタ。中谷は左差しからボディロック、大腰気味にテイクダウン。すぐに立つケージ使いアニンタ。バッククリンチから右足を差し込み、足払いで崩すとバックからハーフネルソン狙いも横に落としたアニンタが右ストレート!
中谷は左目尻をカット。四つに組んで小外がけテイクダウン。ハーフから細かいパウンド。さらに背中を着かせてパウンド。アニンタが片ヒザ立ちまで戻す。
2R、右カーフのアニンタにローシングルの中谷を切るアニンタだが、なおも詰める中谷は左で差してボディロックテイクダウン。しかしすぐに立つアニンタ。中谷のダブルレッグテイクダウン。奥の手首をコントロールする中谷。アニンタに背中を着かせて左枕でハ^フからパス狙い。
右で脇差す中谷は肩、頭でアニンタを寝かせて左ヒジ。ハーフガードのアニンタが亀になると中谷は両足をフック。背後からヒジ。中腰で落とそうとするアニンタに左で脇差しゴング。
判定は3-0(20-18×3)で中谷が勝利した。












