海人を返り討ちにする自信満々のケール
2025年11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館『~SHOOTBOXING 40th Anniversary~S-cup×GZT 2025』(U-NEXT配信)に出場する、外国人選手の公開練習が22日(土)都内にて行われた。

70.0kg契約エキスパートクラスルール3分3R延長無制限Rで、海人(TEAM F.O.D)と再戦するエンリコ・ケール(ドイツ/元GLORY世界ライト級1位)は、前に出ながら、下がりながら左右の連打や左右ミドルキックを放ち、リング上と同じく変則的な動きを披露。
6月の初対決から約5カ月での再戦になったことに、ケールは「前回、私が勝ってそれで終わりのはずだったが、もう一度戦いたいというのは海人に問題があるんじゃないか。それは彼のエゴだ。でも、戦いたいならやろうじゃないか。今回も私が勝つ」と、海人が再び挑んできたことに不満そう。

しかし、海人の印象を聞かれると「海人は全世界に知られている選手だ。世界トップの一人。日本だけでなくアジアだけでなく、アジアから出ている選手としては世界でトップの選手だからいい相手だと思う。なので自分の全てを出し切るつもりだよ」と、海人が世界クラスの選手だと認めているとする。
前回の試合の感想を聞かれると「海人との試合前、実は1年半怪我のため休んでいた。1年半戦わないで海人と戦ったので、あの時は自分の全てを出し切れたかというとそうではない。今はトップフォーム(絶好調、最高のコンディション)で怪我も無いので、今回の試合を楽しみにしておいて欲しい」と、前回の試合から今回の期間は試合をせず、練習に費やして万全の状態を作り上げてきたという。

攻撃が止まらず、まるでハリケーンのようだったと言われると「今回はハリケーンがさらに威力を増していると100%言える。楽しみにしていて欲しい」と、前回以上の力を発揮できると言い放つ。
「日本に来たのは負けるためじゃない」と、前回と同じ結果になるだろうとし、今度はKOする自信はあるかと聞かれると「それはひとつのパターンとして考えられる」と答えた。

海人にもう二度と戦いたくないと思わせる勝ち方をするのか、と問われると「そのつもりだ。自分がベストなファイターだからね」と自信を語る。
その自信の根拠は、前回の試合で海人の弱点・欠点を把握したからなのかと聞かれると「私も彼も常に進化しているトップレベルの選手だ。だから前回とは戦い方になるだろう。前回とは違う戦いになると思ってもらいたい」と、油断はしていない。

海人はこの試合をクリアしたら、年末のKNOCK OUTでシッティチャイと対戦したいと言っていることを伝え聞くと「それは海人の計画なので私が口を出すことじゃないが、月曜日に戦うのでそれに集中しないのだったらプロじゃない。私は月曜日の試合に集中している。先のことなど考えてはいない」と、自分との試合に集中するべきだと釘を刺した。
また、今後については「私は日本が大好きだし、SBで試合をすることも大好き。日本のファンの皆さんの前で試合をするのが楽しい。だから来年また日本に来たい」と、継続参戦したいと語った。



