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【NEXUS】横山武司が須藤拓真の足関節組ませずパウンドで判定勝ち防衛、中桐涼輔が下田凛太郎に組み勝ちバンタム級新王者に、千春欠場でアポロ中山がTKO勝ち「千春、バイトじゃねえぞ」、荻窪祐輔エキシで宮澤、関原、有川と3人がけ引退

2025/11/22 16:11
 2025年11月22日(土)東京・後楽園ホールにて『Fighting NEXUS vol.41』が開催。王座戦では「フェザー級タイトルマッチ」として、王者・横山武司(Swells柔術ジム/セラビー)vs.挑戦者・須藤拓真(X-TREME EBINA)が行われた。 ▼荻窪祐輔引退エキシビションマッチ 2分3R荻窪祐輔(K-PLACE)※Fighting NEXUS 第4代フライ級王者・荻窪祐輔が引退にともない王座を返上。荻窪祐輔「”荻窪 祐輔” 最後の戦いを見届けてください」 [nextpage] ▼Fighting NEXUSフェザー級(65.8kg)タイトルマッチ 5分3R〇横山武司(Swells柔術ジム/セラビー)王者 7勝2敗[判定3-0] ※29-28×2、30-27×須藤拓真(X-TREME EBINA)挑戦者 7勝4敗  フェザー級王者・横山は、2019年の全日本柔術選手権アダルト黒帯フェザー級優勝者。22年2月にFighting NEXUSでプロデビューし、同年11月に山本空良に判定2-0で勝利し、フェザー級王座獲得。  24年8月に岸野“JUSTICE”紘樹を1R 三角絞めに極めて初防衛に成功している。その間、RIZINで山本琢也に一本勝ち、摩嶋一整に判定負け。25年3月の前戦『RIZIN.50』で木村柊也に1R 右フックでTKO負けからの再起戦となる。29歳。  挑戦者・須藤は、MMA6勝のすべてを足関節で極めている“レッグハンター”。Fighting NEXUSには3年3カ月ぶりの参戦となる。RIZINで渡部修斗にスプリット判定勝ち後、22年8月のNEXUSで「バンタム級王者」河村泰博に挑戦も2R ダースチョークで初黒星。22年11月に後藤丈治を2R ヒールフックに極めて再起すると、修斗で齋藤奨司、藤井伸樹に判定負けで環太平洋バンタム級王座戴冠ならず。  グラップリングでは、Level-Gでライト級王者となり、今成正和をトーホールドで破ると、24年12月の『Breakthrough Combat02』で中島太一を足で極めるブルドッグニーバーで一本勝ち。25年2月の『Breakthrough Combat03』では、ADCCアジア&オセアニア予選66kg級準優勝の竹内稔を三角十字に極めた。25年6月の前戦では『ONE Friday Fights 114』に水抜き無しのONEバンタム級(※65.8kg)で参戦。シャムスディン・マゴメドフ(ロシア)から2度のキャッチを奪い判定勝ちしている。25歳。  柔術ベースの横山のMMAでの極め手は三角絞めが2度、ほか腕十字、リアネイキドチョーク、トーホールドを記録する。対する須藤はモダングラップリング、特に足関節のスペシャリストとして名を馳せるが、BTCでは三角十字を極めるなど、そこからのトランジションも巧み。ともに打撃の下地もあるなか、パウンドありのMMAのなかで、どんなポジションを選択するか。フェザー級での須藤の動きにも注目だ。  1R、右ミドルを蹴って近づく須藤、横山は高いサイドキック。須藤は3度のシングルレッグから前足を巻き込むが、両足を差させず組ませない横山。須藤は腕狙いも潰した横山が上でゴング。  2R、右足を取った横山がストレートフットロックからスイープして上に。潜る須藤に組ませず立ち上がり、足にキック。スタンド。左右を振って前に出る須藤の組みを切って上から蹴りもローブローに。再開。蹴りの横山に滑りこんでシングルレッグでヒザを引き出そうとする須藤に右足は正座、左足は伸ばして潜らせない横山。  3R、サイドキック、関節蹴りの横山は、須藤の組みにバタフライガード。ヒザを引き出されない横山は金網に座り、細かいパンチ。須藤の潜りにトップからパウンド、外側の足首を掴んで近づけさせず、頭使って相手の足を止め、バック狙いも行きすぎず。最後はかつぎパスからパウンド。須藤の足の手繰りからの三角狙いを外してゴング。  判定3-0(29-28×2、30-27)で横山が王座防衛。家族や仲間に感謝の言葉を述べると、「RIZINで50秒負けしてやり返したい。いい夫婦の日でいま妻のお腹に男の子がいるので来年から親子三代で格闘技をやっていきます」と語った。 [nextpage] ▼Fighting NEXUS バンタム級王座決定戦 5分3R〇中桐涼輔(13GYM/トイカツ道場)[判定3-0] ※29-28×3×下田凛太郎(DOBUITA)※中桐がバンタム級新王者に※FightingNEXUS 第2代バンタム級王者・河村泰博が王座返上。  1R、右ロー当てる中桐はダブルレッグも切る下田。下田の蹴りに2度目のダブルレッグの中桐も切る下田。中桐は3度目に尻をつかせるが立つ下田。離れて再び組む中桐はギロチン狙いも頭を上げる下田。ブレーク。右ミドルハイの中桐に、跳びヒザの下田。その入りに中桐は前手フックを合わせに行く。攻めた中桐のラウンド。  2R、下田の組みを切って右を当てる中桐に、早いワンツーボディの下田、中桐は右からダブルレッグテイクダウン。足を引き出す中桐に立ってバックにつく下田、スタンドでバッククリンチも正対した中桐は組む下田をネルソンでめくってマウントに。腰を引き立つ下田を詰めてゴング。  3R、中桐の後ろ蹴りをかわして右を突く下田をダブルレッグテイクダウンは中桐。シングルレッグでレッスルアップの下田に首を狙う中桐。横に尻着かせる下田にネルソン狙いの中桐。なおも押し込む下田をスプロールする中桐だが、なおも詰める下田はダブルレッグへ。首狙いから離れた両者。  詰める下田を切ろうとする中桐だが、引き込む形に、下田のパウンドに上体を上げて脇を差しに。ゴング。  判定は3-0(29-28×3)で中桐が勝利。「右手が折れちゃって。今日セコンドの石司さん、バンタムの王者たちもRIZINに出ているので僕も出たいです。今日は手が痛くてあまりいいパフォーマンスできなかったですけど、僕なら勝てると思います」と語った。   [nextpage] ▼フェザー級65.8kg契約 5分2R(延長1R) 瑠夏(フリー) 〇アポロ中山(GOD SIDE GYM)[1R 1分49秒 TKO]×瑠夏※千春が体調不良で欠場  1R、サウスポー構えの中山に瑠夏は右ミドルをヒット。しかし中山はダブルレッグテイクダウン。マウントを奪い、最後はバックマウントからパウンドアウトした。  試合後、中山は「千春、3日前にインフルエンザ? バイトじゃねーんだよ。俺の地元だったらヤキなんだよ。ヤキいれるのが観たいか、ベルト獲るのが観たいか、みんな決めてください」と語った。 [nextpage]  ▼ライトヘビー級 93.0kg契約 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)〇マシン(BLUE DOG GYM)[判定3-0] ※20-18×3×ダニエル・シルバ(Ogro team)  1R、右ローのマシンにシルバは左右で詰めるが、左で差すマシンが押し込み。シルバはマルセロチンも仰向けになってから抜けたマシンはシングルレッグテイクダウン。パウンドにシルバも立ち上がり、小外狙いも上になるのはマシン。シルバは立ち上がる。  2R、右フックを届かせるシルバにマシンは右を突いて組み。ボディロックテイクダウン。クローズドガードのシルバに中腰のマシンは下からの仕掛けをかわしてパウンド、ヒジ。トップのままゴング。  判定は3-0(20-18×3)でマシンが勝利。「いろいろあってブラジル人当てられて散々な1年だったけど、俺ヘビー級でもいけるんで。RIZINに出なくちゃいけないんだよね」とアピールした。 [nextpage] ▼無差別級契約 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)〇たまよせゆきと(AACC/KAMISU GANG)[1R 1分00秒 TKO]×佐藤翔太(SRC)  1R、たまよせ右ローの佐藤にたまよせはシングルレッグテイクダウン。そのままハーフ、サイドに出てクルスフィックスでパウンド。レフェリーが遅めのストップに入った。  たまよせは「普段は77kgでウェルター級でも今回みたいに無差別でも使ってください」と来場したRIZINスタッフに向けて語った。 [nextpage] ▼フライ級 56.7kg契約 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)〇鎌田悠太郎(Battle-Box)[1R 1分52秒 TKO]×川端祐樹(フリー) 1R、右を振る川端に長い左右の鎌田は、川端の入りに左のテンカオも。ケージに詰めると右ヒザから右を当てて、最後は左フックでダウン奪い、パウンド、TKO勝ちした。  鎌田は試合後、「右ヒザ靭帯やって1年格闘技できず、心折れそうになったときもあったけど前回の復帰戦から後楽園に来れたのはみんなのおかげです」と語った。 [nextpage] ▼ミドル級 83.9kg契約 NEXUS MMA 5分2R(延長1R) 〇一慶(ALLIANCE)[判定3-0] ※20-18×3×荒井勇二(暁道場)  ともにオーソドックス構えから、ジャブの刺し合い。右ローも。右オーバーハンドの一慶に、荒井はジャブを突き組んでヒザもローブローとなり、中断。再開。距離を詰める荒井がダブルレッグに入るもケージに腰をつけた一慶が差し上げゴング。  判定3-0(20-18×3)で有効打を当てた一慶が勝利した。 [nextpage] ▼バンタム級 61.2kg契約 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)〇塩谷優斗(スカーフィスト)[1R 3分33便 TKo]×岩松哲也(リベルダージ)  1R、岩松の組みをがぶる塩谷はダース狙いつつバック、正対する岩松はディープハーフから脇差しに行くが、潰す塩谷がバック。リアネイキドチョーク狙いからパウンド、金網背に座る岩松にパウンドでレフェリーが間に入った。  試合後、塩谷は「地元が青森なんですけど、俺、後楽園出ててよかったですか。コイツやべえよともっと人を誘ってきてもらえたら嬉しいです、今日タイトルマッチあるけど、俺の方が100倍強えからやらせてくれよ」と豪語した。 [nextpage] ▼フライ級 56.7kg契約 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)〇中村大信(BattleーBox)[判定3-0] ※20-18×3×ベクゾド ナルズラエフ(サムライSTYLE MMA)  1R、サウスポー構えのナルズラエフに、オーソの中村は右で2度ナルズラエフの腰を落とさせ、リアネイキドチョークでニアフィニッシュも横回転から後ろ手を剥がしたナルズラエフ。中村はバックマウントからパウンド。亀から抜けたナルズラエフが組んで詰めてゴング。  2R、左を強振して前進のナルズラエフに中村も右を打ち返して詰めてボディロックテイクダウン。ハーフから背中を着かせて細かいパウンド。ヒジを突きゴング。判定3-0(20-18×3)で中村が勝利。 [nextpage] ▼オープニングファイト SPROUT KICK 2分2R 63kg契約×吉田武司(北眞舘)[判定0-3] ※18-19, 18-20〇清水秀仁(TARGET SHIBUYA)
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