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【RIZIN】ライアン・ベイダーが「手術を要する怪我」で大晦日欠場。ソルダトキンとのヘビー級王座戦は「中止」に。バンタム級で“ヒリヒリマシマシ”の福田龍彌vs.安藤達也が決定

2025/11/18 19:11
 2025年12月31日(水)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN師走の超強者祭り』に出場が決定していたライアン・ベイダー(米国)が「手術を要する怪我」のため欠場。アレクサンダー・ソルダトキン(ロシア)との「RIZINヘビー級タイトルマッチ」は中止となった。 (C)PFL 練習中の怪我で、MRI検査を行ったライアン・ベイダーは「内転筋の完全剥離及び筋膜の断裂」との診断を受け、手術を要するため、大晦日大会を欠場することとなった。 ライアン・ベイダー「相応しい時が来たら、相応しいパフォーマンスをお見せできるよう、必ず戻ってきたい」 (C)PFL 「日本のファンの皆さん、そしてRIZINコミュニティの皆さんへ。大晦日にヘビー級タイトルマッチで戦えなくなってしまったことに、どれほど失望しているか言葉では言い表せません。  自分は昔からPRIDEのファンで、『スマッシング・マシーン』でマーク・コールマン役を演じるための準備をしていた時にも、彼の試合をすべて見返しました。そこで改めて、日本のMMAが如何に特別なものなのか体感する事ができました──情熱、敬意、そして他に類を見ない観客のエネルギー。25年前のマーク・コールマンのように、日本でヘビー級タイトルを懸けて戦う機会は、自分にとって夢のような機会でした。  東京ドームで行われたRIZINヘビー級グランプリ1回戦に招かれた時、演出の迫力、RIZINスタッフの素晴らしさ、そして日本のファンの皆さんの圧倒的な応援に心を打たれました。  何年も前にUFCでランペイジ・ジャクソンと対戦した際にも、日本のファンの前で戦う栄誉をいただき、その記憶は今も自分の心に深く残っています。  残念ながら、自分は手術が必要な怪我を負ってしまい、MMAキャリアの中で初めて、試合を欠場しなければならなくなりました。これは決してしたくなかった決断であり、まして自分にとってこれほど意味のある舞台で戦えなくなるとは、本当に残念でなりません。  この試合を離れなければならないことは、とても胸が張り裂ける思いです。RIZIN、榊原さん、日本のファンの皆さん、そして自分を応援してくれたすべての方々に心から感謝し、欠場の報告をしなければならない事をお詫びします。  相応しい時が来たら、皆さんに相応しいパフォーマンスをお見せできるよう、必ず戻ってきたいと思っています。このスポーツへの理解、サポート、そして情熱をありがとうございます」 [nextpage] 福田龍彌「ヒリヒリマシマシで」vs 安藤達也「バッチバチのヒリヒリマシマシで」  また、14日には『RIZIN師走の超強者祭り』に新たな追加カードが発表されている。 ▼バンタム級(61.0kg)5分3R福田龍彌(MIBURO)安藤達也(フリー)  ムエタイからMMAに入った福田は、修斗で世界フライ級王座を獲得後、DEEPフライ級GPでも優勝。2024年3月の雅駿介戦からバンタム級に転向し、続く瀧澤謙太、芦澤竜誠、牛久絢太郎を下して4連勝。25年7月のRIZINでバンタム級王者・井上直樹に挑戦も判定3-0で敗れ、今回が再起戦となる。  レスリングベースの安藤は、14年9月にプロMMAデビュー。修斗環太平洋バンタム級王者から世界王者に。ROAD TO UFCを経て、25年6月、RIZINデビュー戦で強豪マケラム・ガサンザデから1Rダウンを奪ってのリアネイキドチョークで一本勝ち。7月にはヤン・ジヨンを相手に1Rにダブルノックダウンの場面もありながら、2Rにリアネイキドチョークでジヨンを失神させての一本勝ちで2連勝中。  14日の『榊原社長に呼び出されました』では両者ともに同番組に出演。  タイで合宿中の福田はリモートで参加し、「もう結構昔から試合見てて好きやったから、面白いじゃないですか、試合がね。うん。なんか面白そうに戦わはんなと思って、ヤバいセッションできると思ってワクワクしますね」と安藤との試合を語った。  その言葉に東京の安藤は「ありがとうございます。嬉しいっスね」と満面の笑み。  福田が「戦う以上はもう負けんのめっちゃ悔しいから。もっとお客さん喜ばしてあげたいスね。ヒリヒリで」と、いつものフレーズで語ると、その言葉に安藤はガッツポーズを作り「間違いなく」と呼応した。  その安藤は、福田について「自分も同じ修斗に出ていたんで、平良(達郎)君との試合とかを見ていましたし、すごくいい試合をする選手だと思っていました。前はフライ級だったんで噛み合うことは無いと思っていたんですけど、DEEPでバンタム級を取ってから、“おっ、これは交わるタイミングがついに来たな”と思って。しかも大晦日、自分がプロデビューして13年目なんですけど、ほんとうにやっと呼んでもらえて福田君と対戦させてもらえるのは光栄ですね。対戦したかったんで、嬉しいです。一緒に盛り上げましょう、大晦日は」と答え、福田も笑顔で「ぜひぜひ。お願いします」と返した。  最後に福田は「前の負け(井上直樹戦)からね、ホンマにこう色々悩んで思いっきり、より集中した生活を送ってきたんで、より“ヒリヒリマシマシ”で安藤君とよいセッションで、年内最後締めたいと思いま」と意気込み。  安藤は、「もう本当福田さんと対戦させてもらえて、俺も本当やりたいっていう話でDMして、ちょっとこうみんなが盛り上がってくれるのが嬉しいし、ちょっと期待してもらえてるんで“バッチバチヒリヒリマシマシ”で。それに俺、石にされても転がるんで(※福田のメドゥーサのポーズ)。“ローリングストーン”なんで、ちょっとバッチリ試合かましてくんで、応援よろしくお願いします。楽しみにしてます」と語った。
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