【ONE】安保瑠輝也はグレゴリアンに何を言っていたのか「焼き肉食べてきたんかって言いました」

　2025年11月16日（日）東京・有明アリーナ『ONE 173』（U-NEXT配信）に出場する選手たちの記者会見＆公開練習が、12日（水）都内にて行われた。 　第11試合のフェザー級（※70.3kg）キックボクシング3分3Rで、マラット・グレゴリアン（アルメニア）と対戦する安保瑠輝也（MFL team CLUB es）は「自分でも驚くくらい落ち着いていて。ここ数戦、どの試合も大事で、大事な試合をたくさんしてきましたけれど、この試合がキックボクシングという競技の集大成だと思っているので、誰がONEのこの階級のチャンピオンになるべきなのか、この試合で証明したいと思っています」との意気込み。 　久しぶりに得意の蹴りが使える試合になることには「（喜びを）めっちゃ感じましたね。元々蹴りが得意だし、そのぶん苦手だったボクシングについても前回、前々回の試合で技術が伸びたし、それをやっと表現できるのが楽しみで仕方ないですね」と、元々得意だった蹴り技と磨いてきたボクシング技術を融合させて試合をするのが楽しみだと話した。 　会見後の囲み取材で、パンチとキックのどちらでフィニッシュしたいかと聞かれると、「イメージしているのは蹴りでグラつかせて、パンチでフィニッシュ畳みかけてるのはイメージにありますね。それは流れにもよりますけれど、可能性あるんじゃないかなと思います」とフィニッシュのイメージがあるとする。 　フェイスオフでは何かグレゴリアンに話しかけていたが、と問われると「焼き肉食べてきたんかって言いました。聞いてみたけれど、そやこれ日本語やから伝わらんわと思って。でもしつこく3回ぐらい聞いたら何か言ってたんですけど、僕も何言ってるか分からなかった。前回焼き肉食べて計量オーバーしたじゃないですか。それをちょっと今回、食べたいんやったら早めに食べとけよ、というふうに伝えようと思って空回りしました(笑)」という。 　　今回初となるONE独自のハイドレーションテストについての不安は、「いろいろな選手に聞いて。水抜きできない部分はあるんですけれど、工夫しながらやってます。大丈夫だと思います」とする。 　グレゴリアン戦へ向けて特別なことをやったのか、との質問には「別に特別に何かを取り入れてやったとかは特にないです。グレゴリアンに対して思うことは、地獄を見せるとか、そういう強い発言をしてますけれど、僕から言わせてもらったら、タイトルマッチのチャンスを2回もらってて、それをモノに出来てない時点で正直眼中にないレベルだと思っているので、それを本当に試合で証明するだけです」と、“眼中にない”と言い放った。 　また、ライブ配信されてネットで話題となった髪型については「どう見てもカッコいいでしょ、これ。イケすぎでしょ、これヤバいです。僕、1年ぶりに染めたんですよ。去年の年末に試合して以来、試合しなかったじゃないですか。そこから旅人とかしてたんですけど、日本人の良さを旅で見せるために黒髪で旅してたんで、久しぶりの試合なので気合い入れようかなと思って気合い入れてもらいました」と、気合いの表れだと説明。 　前髪の短さを指摘されると「格闘家なので。前髪が目にかかったら見えにくいじゃないですか」と、グレゴリアンのパンチをよけるためだとしていた。