2025年最後のビッグバンは3つのタイトルマッチが行われる(C)Bigbang
2025年12月21日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の54』の全対戦カードが決定した。今大会は、2大タイトルマッチとフライ級初代王者決定戦が組まれている。

まずメインイベント第3試合スーパーバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rでは、Bigbangスーパーバンタム級王者の晃貴(team VASILEUS)が、RISEバンタム級8位・京谷祐希(TEAM TEPPEN)を相手に初防衛戦を行うことが決まった。
晃貴は武尊の後輩で、19年1月の第4代Krushバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に勝利し、同級王座を獲得。24年12月の大鹿統毅戦は判定勝利後、今年6月の『ビッグバン・統一への道 其の52』では良星から判定勝ちを収めてBigbangスーパーバンタム級新王者に輝いた。
対する京谷は過去に武尊にTKO勝ちしてプロ初黒星を付けたことから“伝説の壊し屋”と呼ばれ、RISEを主戦場に翔磨や良星を下して2連勝。昨年11月は長谷川海翔に敗れ、今年1月に伊東龍也、4月は翼に敗れ、今回の試合で再起を目指す。
初防衛を目指す晃貴は、兄弟子の武尊に初めて土をつけた因縁の相手となる京谷を絶対に下したいところ。11月のスーパー・ビッグバンのリングに上がった晃貴は「絶対に負けられない相手との試合」と語り、気合いが入っている。当日は武尊が晃貴のセコンドにつくと思われ、緊張感が張り詰めるタイトル戦になりそうだ。
また、メインイベント第2試合ミドル級タイトルマッチ3分3R延長1RではBigbangミドル級王者の髙木覚清(RIKIX)が、初代KPKBスーパーウェルター級王者の幸輝(インタージム)と激突する。
髙木は、24年3月の『ビッグバン・統一への道 其の48』で元Bigbangウェルター級王者の大輝と初代Bigbangミドル級王座決定戦を行い、判定勝ちを収め初代王者となった。同年12月の『Super Bigbang 2024』では山崎陽一をKOで下してタイトル初防衛に成功している。
一方の幸輝は幼少時より修めた伝統派空手をバックボーンに、九州や沖縄のキックボクシング大会で活躍。21年4月はKrushに参戦してFUMIYAからKO勝ち。23年2月に加藤虎於奈と対戦した。九州のKPKBで結果を残し、いよいよビッグバン王座を狙う。
そして、メインイベント第1試合フライ級王座決定戦3分3R延長1Rでは、空龍(=あろん/ホライズンキックボクシングジム)とブラック・シーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)が激突する。
空龍は22年8月にNKBで吏亜夢に勝利。25年6月のRISEではTEAM TEPPENの水野夢斗に判定で敗れたが、9月のビッグバンフライ級初代王座決定トーナメント準決勝では永野翔空から判定勝ち。対するブラック・シーサー颯太朗はRISEを主戦場に戦い、9月のビッグバンフライ級初代王座決定トーナメント準決勝では元太郎から勝利を収めたばかりだ。
2人はSNSでバチバチのトラッシュトークを展開し、11月のスーパー・ビッグバンのリング上でも舌戦を繰り広げて会場を盛り上げた。初代フライ級王者は、どちらになるのか注目が集まる。
なお、第10試合80kg契約(3分3R)では、7月の初防衛戦で敗れ「自分のタイムリミットも考えて、ここまでかなという感じです」と引退をにおわせていた初代Krushミドル級王者のブハリ亜輝留(WSRファテックス幕張)が再起。ボーンチャンナロン・タニヤマ(タイ/谷山ジム)と対戦する。
他にも、元Bigbangスーパーウェルター級王者の山崎陽一(MOUNT CAPE Sports Fighting Club) 、FUMIYA(E×F)、元MA日本キックボクシング連盟ウェルター級王者の松山翔(TFG EVOLVE)、“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ)なども登場する。



