前王妃の崩御で当面のムエタイ興行がどうなるか、MTSFの佐藤孝也代表が見解を伝えた(C)MuayThaiSuperFight
2025年10月24日(金)、ワチラロンコン国王の母シリキット前王妃が崩御したことをタイ王室庁が発表した。
喪に服すため、タイ内閣は全国の娯楽・祝賀行事を15日間にわたって中止することを決定。この期間中はコンサート、宴会、パーティー、ショー、娯楽目的のスポーツ大会など、あらゆる娯楽性を伴うイベントが禁止されることになった。

【写真】かつて王室財務局が運営していたラジャダムナンスタジアムはいち早く声明を発表(C)RWS
ムエタイも例外ではなく、『RWS』を開催するラジャダムナンスタジアム、『ONE Friday Fights』を開催するルンピニースタジアムもどうなるかと思われていたが、ムエタイに精通する『MuayThai Super Fight』の佐藤孝也代表が、自身のSNSにて今後のムエタイ興行の動きを伝えた。
それによると、当初タイ政府は15日間の娯楽行事の中止を発表したが、その後に「娯楽施設・サービス業者に対し、30日間にわたり娯楽行事を控えるか縮小するよう協力を要請」と変更したという。
この方針を受け、各プロモーションは大会中止、もしくは大会を開催するが中継は無しなどそれぞれの対応を行っている。
ラジャダムナンスタジアムは興行開始前に1分間の黙とう、スタジアムスタッフは黒か白の喪服、レフェリーは黒喪章着用、過度な演出を控えて喪に服す雰囲気を守るなどのガイドラインを発表。他のスタジアムも大まかには同じ対応をするのではないか、と見ている。
また、ONE Championshipは10月31日(金)のタイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 131』の開催を正式発表。ラジャダムナンが発表したガイドラインと同じような形式にするかは未定だ。



