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【NJKF】嵐が山川敏弘の挑戦を受けての初防衛戦「アイツと俺はレベルが違う。アイツは雑魚なので」、真美は禊の国際戦、125戦・健太がついに引退試合

2025/10/27 18:10
 2025年11月30日(日)東京・後楽園ホール『NJKF CHALLENGER 11』(ニュージャパンキックボクシング連盟)の対戦カード記者会見が、10月27日(月)埼玉県八潮市内にて行われた。  NJKFバンタム級王者・嵐 (キングジム)が、同級3位・山川敏弘(京都野口ジム)の挑戦を受けての初防衛戦を行う。  6月のWBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦で星拓海にKOで敗れ、二冠王を逃した嵐は「復活します。それだけです。ボコボコにします。アイツと俺はレベルが違うので。アイツは雑魚なので」と言い放ち、「俺はやることがあるので。半年前にぶっ倒されたアイツに来年やり返すことを決めて帰ってきました」と、星に来年リベンジすることを目標に掲げた。  敗戦を経てどんな部分を進化させたのか、との質問には「別に進化してないです」と言い、では今まで通りの自分でやるのかと問われると「はい」と答えた。  会見を欠席した山川からは「エース候補の嵐選手に挑戦できるのはモチベーションが上がっています。もちろん勝ちます。嵐選手は最近トーナメントばかりで、防衛戦をしていませんでしたが、それは誰も挑戦する人がいなかったのでしょう。自分はずっと戦わせてくださいと言っていました。嵐選手は私を知らないと思いますが、ずっと狙っていました。リングで戦うことが待ち遠しいです。最後にリングに立っているのは山川敏弘です」と、念願の嵐戦に絶対に勝つとのコメントが読み上げられた。  S-1女子世界ライトフライ級王者の真美(team lmmortal)は、ジョン・アヨン(韓国)との対戦が決定。  真美は「4月の試合で王者としてやってはいけない計量オーバーをしてしまいました。申し訳ありませんでした。二度としないように肝に銘じ、今回また試合に呼んでいただいて感謝しています。結果で返していきますので見ていてください」と、4月大会で体重超過した謝罪とこれから挽回すると挨拶。  対戦するアヨンについては「私より背が高く、あと蹴りと首相撲の選手だと思っています。首相撲は背が高いから上からやられると思いますが、それに付き合わずに殴る。左ミドルと前蹴り中心でやって来るので私の苦手なタイプですが、どう自分の戦いに持って行くかというのが自分のカギ。バチバチ殴り合いをしていきます」と語った。  そして、長年にわたりNJKFをけん引してきた健太(E.S.G)が、今回の試合で現役を引退することを発表。 「11月30日の試合を自分のキャリア最後の試合にしようと思っています。悔いのないように全力で試合をしたいと思います。引退の理由は話すと長いので(笑)。手短に言うと、自分の劣化がハンパないなって。人生100年時代なので行けるところまでとことん行こうと思っていたんですが、違うことで頑張ろうかなって思ったところが正直なところです」と、自分の力が落ちていることを感じたからとの理由を話した。 「ファンには、これが最後なので長らくご覧いただきありがとうございましたという気持ちと、最後くらいいい試合を見せたいと思っています」と、最後の戦いに臨むという。  対戦相手はNJKFスーパーライト級3位の佐々木勝海(エスジム)に決定。佐々木は「最後の相手が出来ることを光栄に思います。戦うだけじゃなく超えるために倒すように頑張ります」と、しっかり介錯したいとの意気込み。  武田幸三プロデューサーは「125戦ですもんね。日本を代表する立場の出稀な選手ですから、私の役目は最後のその舞台を作ることだと思います。それにふさわしいのが昇り竜の佐々木選手を当てて、健太選手が最後の踏ん張りをするのか、佐々木選手が引導を渡すのか。健太選手が格闘技人生の幕を閉じる最後の戦いを、お客様に見せたいと思います」と語った。
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