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【新極真会】史上初の外国人全日本王者となったキンザースキー、1週間前にも大会出場、1週間後にも出場で3週連続トーナメント「カザフスタン人にとっては普通のこと」

2025/10/20 21:10
【新極真会】史上初の外国人全日本王者となったキンザースキー、1週間前にも大会出場、1週間後にも出場で3週連続トーナメント「カザフスタン人にとっては普通のこと」

まだ20歳のキンザースキー。2年後の全世界選手権大会でも脅威の存在となりそうだ

 2025年10月18日(土)19日(日)東京体育館で開催された全世界空手道連盟 新極真会主催『第57回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』は、アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン/20歳)が外国人選手として史上初の優勝を成し遂げて幕を閉じた。


 大会を終えての感想を聞かれると「優勝に関わらず、日本に訪れることが貴重な機会であり、日本の大会に出場することは自分の自信にもつながります」と、日本は特別な場所との考えを持っている様子。


 外国人初の全日本選手権大会優勝については「知らなかったです。今知りました」と、驚いていた。


 実は「1週間前にもカザフスタンの全国大会に出場し、そこでも1位になれました」と1週間前にもトーナメントに出場していたと言い、「これはカザフスタン人にとっては普通のことで、また来週にジョージアで行われる大会にも参加するということで3週間続けての大会になります」と、なんと来週も大会に出場するという。


 今大会では2日間で6試合を戦ったが「怪我もなくて特に問題ないです」と笑う鉄人ぶり。


 決勝戦の一本勝ちについては「正直に言うと、私もそのようなことが起こるとは全然思っていなくて自分自身でも凄く驚いています」と、一本で勝てるとは思っていなかったとし、「右ではなく左ヒザで倒す予定だったんですけれど、右ヒザでの一本勝ちだったので自分でも驚いています」と答えた。


 193cm・88kgのキンザースキーに対し、日本人選手たちが懐に入っての超接近戦を仕掛けてきたことには「日本人の選手がよくそういう接近戦の戦いをするのはもちろん知っていましたし、それに対しての対策はしてきました」と明かす。


 2年前の『第13回全世界空手道選手権大会』に出場した時(4回戦敗退)よりも、身体が出来上がっていたのはフィジカルを強化したからか、との質問には「特にウェイトトレーニングとかはやらないんですけれど、前回出場した18歳から今現在20歳と年を重ねたので多分それで大きくなったと思います」とのこと。


 全日本選手権大会で優勝すると全世界選手権大会の優勝候補となるが、と言われると「前回の世界選手権大会で敗北したので、もちろんこの全日本選手権大会で優勝したことは自信につながりますし、次の世界選手権大会では王者を目指して頑張りたいと思います」とし、2027年の『第14回全世界空手道選手権大会』優勝が次の大きな目標だと語った。

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