2025年12月13日(土・現地時間)オランダ・アーネムのゲルレドームにて開催される、年間最大のビッグマッチ『COLLISION 8』で2階級のトーナメントが行われることが発表された。
まずはGLORYウェルター級(-77.0kg)で4人制トーナメント。同階級の世界王者であるチコ・クワジ(オランダ)の参戦が決定。クワジは8月にメフディ・アイト・エル・ハジ(フランス)の挑戦を退け、GLORYウェルター級史上最多の連続タイトル防衛記録(4回)を樹立した。
そのクワジに2024年4月に王座を奪われるまで、3度の防衛に成功していた元GLORY世界ウェルター級王者エンディ・セメリア(キュラソー/オランダ)も参戦。2025年2月、クワジの2度目の防衛戦で挑戦したテオドール・フリストフ(ブルガリア)の出場も決まった。残り1名は後日発表となる。
もうひとつはライトヘビー級(-95kg)トーナメント。ミロシュ・クヴェチカニン(セルビア)が出場メンバーとして発表されている。クヴェチカニンは10月12日の『GLORY 104』にてヘビー級トーナメント「Last Heavyweight Standing」の最終予選トーナメントで勝ち上がり、ファイナルラウンドに進出を決めたはずだが詳細は不明。
そのクヴェチカニンに「Last Heavyweight Standing」で敗れたセム・カセレス(トルコ)の出場も決定。
2023年11月と2025年6月の2度、GLORY世界ミドル級王者ドノバン・ウィッセに挑戦しているマイケル・ボアペア(ガーナ)も出場。ボアペアはセルカン・オズカグライヤン、ステファン・ラテスクらから勝利を収めているミドル級(-85kg)の実力者だ。残る1名はウェルター級同様、後日発表となる。
そして「Last Heavyweight Standing」のワイルドカードを決める一戦として、レヴィ・リグターズ(オランダ)vs.アントニオ・プラチバット(クロアチア)のヘビー級戦がメインイベントで決定。
リグターズは10月11日の最終予選でソフィアン・ラドウーニ(フランス)に敗れたが、GLORYはどうしても人気のあるリグターズを決勝ラウンドのトーナメントに絡ませたいようだ。
初代K-1 WORLD GPヘビー級王者プラチバットもGLORYヘビー級の人気選手で、これまで「Last Heavyweight Standing」の予選トーナメントには一度も出場していないが、最後に決勝ラウンド進出を懸けての戦いにいきなり登場。試合は2023年6月のタリク・オサロ戦(KO負け)以来となる。
両者は2024年9月のクロアチア大会のメインイベントで対戦することが決まっていたが、プラチバットの負傷欠場で中止となっていた。
なお、当初今大会で行われることが発表されていた「Last Heavyweight Standing」の決勝ラウンドは、2026年初頭の大会に延期された模様。今大会ではワイルドカードの2名を決めるための試合が2試合行われる予定だ。