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インタビュー

【RISE】「何かを変えたいと思った」原口健飛が志朗の鴨川合宿に参加。志朗「世界のトップ選手には勝つには2カ月に1回、合宿を」=11月2日(日)両国

2025/10/15 17:10

原口「自分がどうなりたいかに重きを」、志朗「人体の弱点を考えて倒すパターンを増やしている」

 11月2日のRISE両国大会で原口はGLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT2回戦でペトル・モラリ(モルドバ)と対戦する。再び世界のトップ3にチャレンジするためにも落とせない一戦だ。

「ペトルに勝ちたいはもちろんですが、ペトルに対してどうこうというよりは、これから先“自分がどうなりたいか”を一番の重きにおいている感じですね。トーナメントを勝ち上がれば自ずとペッチ、ミゲール、チャドたちとやることになると思うし、自分はあの3人に負けてはいるけど、何かがバーン! と変われば、一気に喰えるんじゃないかなという自信もあるんですよ。それが何かを探すためにペトル戦もそうやし、次の試合もそうやし、これから先あいつら3人を喰うまでは、変わらず自分がどうなりたいか、を意識しながら過ごしていくと思います。これからは自分自身のために戦いたいなというのがすごいありますね。誰かのために戦うのももちろん大事やし、それはもちろん頭に入れているけど、自分がどう戦いたいか、どう戦って勝ったとか、どういうスタイルでいきたいかというのしっかり明確にして試合に挑みたいと思っています。もしかしたらそれによって結果はちょっと変わるかもしれないですが、自分が戦いたいスタイルでしっかり勝った姿を見せたいです。

 自分はもともと神経を張り巡らせて、一発ももらわず勝つファイトスタイルで戦ってきてたんですけど、最近はわざとそれを殺していたり、とにかく倒したい・KOしたいみたいな感じに変わっちゃって、自分のやりたいこととちょっと違っちゃってたんですよ。もちろんそれはそれで大事やったんですけど、自分ができる本来のスタイルはおそらくそうじゃないと思うんで、自分らしさ全開で戦いたいですね」(原口)

 そして志朗はスーパーファイトでタイのペットサンコム・ソー・ソンマイと対戦する。8月の大田区大会で玖村将史へのリベンジを果たして、世界王座を防衛した志朗は「次は勝ち方も求められてると思う」と語る。

「玖村戦では久々に万全の状態で試合ができて、パンチの種類も含めて色んな技を見せられたと思います。これから自分には戦っていかないといけない相手がいると思うので、その選手たちを見据えてもコケちゃいけない。前回世界王座を防衛したんで、次は勝ち方も求められると思うので、そこも見せたいです。最近は人体のここが弱点だなとか、ここに打撃を当てると効くなということをすごく考えてていて、倒すパターンを色々と増やすことを意識しているので、今までにない勝ち方・倒し方が出来ると思っています。ただ勝つだけじゃなくて『志朗また強くなっているな』と思わせて勝つのが世界チャンピオンだと思います」(志朗)

 また志朗は「今のRISEは60kgより上の階級が盛り上がっていますが、軽量級のトップは自分なので、自分がいい試合を見せれば、来年は軽量級でも熱くなれる時代が来ると思っていますね」と、軽量級そのものを盛り上げたいと続け、対戦が熱望される大﨑孔稀については「僕は彼みたいに絶対KOするとは言わないですけど(笑)、そこ(試合内容と結果)は比べられますよね。ファンも関係者も『志朗と大崎はどっちが強いんだ ?』と競わせて見ていると思うので、そこは自分も少しは意識しています。ただ自分は自分の試合をきっちりやろうと思います」と王者らしい言葉を残している。

 2025年、RISE年内最後のビッグマッチ。原口と志朗はそれぞれの形で世界への戦いに挑む。

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