2025年10月19日(日)東京・後楽園ホール『RISE 192』にて、「第7代RISEスーパーフェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」一回戦3分3R延長1Rを同級3位・常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)と争う同級4位GUMP(TEAM TEPPEN)のインタビューが主催者を通じて届いた。
GUMPは2024年12月に笠原友希に判定負けして連勝が途切れるも、2025年3月に細越竜之介に判定勝ちして再起。6月には元NKB王者の高橋亮を判定で破ると、8月に『ONE Friday Fights』に乗り込みチャン・ハイヤンに完勝した。決め台詞は「ノーダメージ」。
ONEの試合を経て次の試合に対しての想い変わった
――最近GUMP選手自身、環境の変化だったり試合をすることでの周囲の反響だったり、今までと変わった部分はありますか?
「大きい舞台で試合を組んでもらったり、RISEさんで取り上げてもらうことで試合会場で声をかけてもらう事とかがすごく増えて、ちょっと知名度がついてきたかなって感じます。あとはジムの子の友達が僕の事を知ってくれたりとか、そういう人が増えてきて選手としてすごく嬉しいですね」
――モテエピソードはありますか?
「ちょっとそれは、専門外ですね(笑)」
――その辺はダメージを喰らっている感じですね。
「いえ、ノーダメージです」
――何もないという事ですね。
「はい」
――8月はONEでの勝利おめでとうございます。海外での試合は今回が初めてですよね?
「初めてでした」
――対戦相手は中国の選手でしたが、海外の選手と試合をするのも初めてでしたか?
「そうですね。どっちも初めてです」
――やってみてどうでしたか?
「初めての経験ばかりだったんですけど逆に吹っ切れて、同じ人間だし気持ちが入りすぎることもせず、自分に集中してやりました」
――海外で試合をするにあたって大変だった面はありましたか?
「あっという間に試合でしたね。通訳の方とかもいてくれたんですけど、基本は英語で喋られるので、あまり分からない間にあれよこれよしているうちに試合でしたね」
――何日か前に現地入りして色んなスケジュールをこなすと思うのですが、それも現地の人が対応してくれてこなせたって感じだったんですね。
「結構拘束時間が長かったですね。それも仕事かなと思ってやりました」
――現地での残り最後の減量はキツくなかったですか?
「初めての事ばかりで、最悪の想定をして“しんどい”と思って行っていたので、逆にそこまで大きい問題もなく何事もなかったので大丈夫でした」
――普段出ているRISEと比べていかがですか?
「やっぱり海外での試合だと、セコンド以外に僕の応援とかで来る人がいないので、それはそれでまた違う気持ちでしたし、逆にいつもRISEさんで試合をさせてもらっている時は自分のことを応援して見に来てくれるお客さんとかもいっぱいいるので、ONEの試合を経て次の試合に対しての想いが変わりました」
――精神的にも身体的にも良い経験になったという感じですか?
「そうですね。自分のプロ人生においてすごく良い経験になりました」
――今回、『スーパーフェザー級王座決定トーナメント』への出場が決定いたしました。このトーナメントへの参戦オファーがあった時の心境はいかがでしたか?
「丁度ONEの試合と被るくらいの時期で、お話を頂いた時もすごく嬉しかったんですけど、正直ランキング的には上ですけど選ばれるかどうかは別だと思うので、そこで僕がRISEでやってきたことが評価されたことが素直に嬉しかったです。ほんまに僕が勝手に思っている事なんですけど、RISEのベルトってすごい価値のあるものだと思っていて、そこに絡ませてもらえるっていうのはめちゃくちゃ嬉しかったです」
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今も毎日ワクワクしています
――今回の対戦相手が常陸飛雄馬選手になりましたが、常陸選手の印象はありますか?
「僕以外の3人の中だったら、1番戦いたかった相手です」
――何か戦いたかった理由があるんですか?
「ファイトスタイル的に常陸選手はガンガン行くじゃないですか。他にも他団体に行ってRISEの強さを証明するためにすごい試合をして帰ってきたりとか。そういう部分でもリスペクトをしていて、そういう偉大な選手と戦ったら僕自身も気持ちも上がりますし、お客さんから見てもすごく面白い試合ができるんじゃないかなと思っていて、今も毎日ワクワクしています」
――常陸選手と戦える日が楽しみなんですね。
「見る側も楽しみかもしれないですけど、僕が1番楽しみにしているかもしれないですね」
――「この試合をやるのが楽しみだな」っていう感覚は今までもあったんですか?
「僕は結構緊張する方なので、試合に対してすごい頭がぐるぐるしちゃって緊張する事が多かったんですけど、こんなにワクワクするのは初めてです」
――試合展開に関しては、先ほど「常陸選手はガンガン行く」と仰っていましたが、GUMP選手もガンガンぶつかっていくようなイメージをしているんですか?
「そうですね。1ラウンド目からバチバチに行こうかなと思っています」
――そういう部分でも相性的にバチっとはまるような試合になると思いますか?
「はい。そうなると思います」
――ご自身でこの試合に掲げているテーマなどはあったりしますか?
「今回に関しては普通の試合ではなくて、スーパーフェザー級のチャンピオンを決めるトーナメントなので、優勝したらその後チャンピオンになるわけじゃないですか。なので相応しいというか、RISEを体現できるような男になる試合をしたいですね。『こいつなら』っていう試合をしたいです」
――今までそうそうたる方々が巻いてきたベルトではあると思うんですけど、その人たちの“重み”というプレッシャーは感じていますか?
「今まで偉大な選手がこのベルトを巻いてきたと思うんですけど、その選手も超えられるチャンピオンになれると、僕は自分で思っています」
――今回のトーナメントの反対ブロックでは、パヌワット・TGT選手と細越竜之介選手が対戦しますけど、どちらが勝ち上がってくると予想していますか?
「トーナメントに入っている僕が言うのもあれですけど、そっちのカードはそっちのカードですごく面白いカードですよね。短期決戦ってなると細越選手で、ラウンドが長くなるにつれてパヌワット選手かなと思います」
――爆発力で細越選手が勝つのか、しっかりと試合巧者という形でパヌワット選手が勝つのかっていう見方をしているんですね。ご自身的にはどちらが勝ち上がってきても良いんですか?
「僕的にはどっちが上がってきても良いよって感じです」
――勝ち上がってチャンピオンになり、自分がベルトを巻いているイメージはできていますか?
「完璧ですね」
――最後にファンへ向けてメッセージを。
「ノーダメージ! TEAM TEPPENのGUMPです。10月からRISEスーパーフェザー級王座決定トーナメントが始まるんですけど、僕を含め面白いメンバー4人で1番強いやつを決めるので、皆さんぜひ会場まで見に来てください。楽しみにしていてください」