2025年10月30日(木)東京・後楽園ホールで初開催される新キックボクシングフェス『GOAT(GREATEST OF ALL TIME)』の追加対戦カードが発表された。
9月29日の記者会見で発表された那須川龍心(TEAM TEPPEN)vs.チャラームダム・ナヨックエータサラ(タイ)、ブリース・コンボウ(カメルーン)vs.松倉信太郎(team VASILEUS)、龍聖(BRAID)vs.ロムイーサン・TIGER REON(タイ/REON Fighting Sports GYM)に続いて「NEXT GOAT」をテーマにした3カードが決定。
共に十代の、シュートボクシングのホープとKNOCK OUTのホープが激突。KNOCK-OUT BLACKルール51.5kg契約3分3R延長1Rで、17歳の片山魁(TEAM FOREST)と18歳の渡部蕾(KNOCK OUT クロスポイント大泉)が対戦。
片山はアマチュアSB2023年-50kg全日本王者で優勝するなど、各アマチュア大会のタイトルを総ナメ。スピードと超アグレッシブなスタイルで立ち技だけでなく、柔術、MMAでもタイトルを獲得していることから、付いたキャッチコピーは“天才”。2024年10月にSBでプロデビューし、小林大樹と大激闘で場内を沸かせるなど5連勝を飾ったが、6戦目でRISEの長谷川海翔に判定負け。
再起戦となった10月11日のSBではワン・アミンと対戦し、ラウンド終了直前に左ストレートをもらったアミンが、ゴング後にコーナーへ戻ろうとしたところで倒れる“時間差KO”で話題を呼んだ。
渡部は2024年9月にKNOCK OUTでプロデビューし、5勝(3KO)無敗の快進撃を続けていたが、2025年8月の「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」1回戦で優勝候補の安尾瑠輝と対戦し、3RにKO負けを喫した。トリッキーかつ派手な戦いぶりが印象に残る選手。
RISEルール53kg契約3分3R延長1Rでは、龍太郎(VALIENTE)と相沢晟(TARGET)が対戦。
龍太郎は第44回拳正会全国空手道選手権大会高校生の部優勝の実績を持つ空手出身選手で、キックボクシングの戦績は7勝(2KO)10敗2分。2023年9月に安尾瑠輝、同年12月に那須川龍心との対戦経験があるが共に敗れている。
相沢はプロ戦績5勝(2KO)3敗2分。2023年6月に那須川龍心に敗れているが、2025年は4月に紀空、8月に井上蓮治に勝利して2連勝中。
RISEルール58kg契約3分3R延長1Rでは、SAIGO(TARGET SHIBUYA)と歩希(team VASILEUS)が対戦。
【写真】『BreakingDown 10』で元OPBF東洋太平洋バンタム級王者の山本隆寛(右)に勝利したSAIGO SAIGOは、平成29年度日本拳法全日本体重別選手権大会軽量級優勝、第63回全日本学生拳法選手権大会優勝(7連覇)/最優秀選手賞と日本拳法で輝かしい実績を残し、2022年11月にプロデビュー。Stand up、KROSS×OVER、STRIKE NEXUSなど様々な大会に出場し、5月にベトナムで開催された『HEAT56 in VIETNAM』ではベトナム人選手に勝利している。また、2023年11月には『BreakingDown 10』に出場して山本隆寛を降した。プロ戦績は6勝(2KO)3敗1分。
歩希は武尊率いるteam VASILEUSの新鋭で、2023年9月にプロデビュー。JAPAN CUP 2023 -60kg優勝。プロ戦績は2勝1敗。