2025年11月15日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~』の追加対戦カード発表記者会見が、10月10日(金)都内にて行われた。
K-1フェザー級3分3R延長1Rで、永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が松本海翔(TAD)と対戦。
会見に出席する選手たちが順番に呼び出される中、永坂は「ちょっと待って」と選手入場をストップ。「前回やらかしてしまって。体重オーバーした100グラム分、禊で髪を落とすのでちょっと時間もらっていいですか?」と、5月の大久保琉唯戦で計量不参加だったため(100グラムオーバーのため)、不戦敗となった反省として坊主になるという。
ブルーシートを敷いてバリカンによる“公開丸刈り式”を行った永坂は「松本くん、あーだこーだとSNSで言ってきて、調べたら19歳とかで子どもだったんで。だから今回はピースな感じで。でもSNSに“かいと”と思って書いていたら“はると”だった。そこ突っ込めよと、スルーされて先制された感じでした。俺、他に失うものがないんで髪刈ります」と、微妙な空気にならないようにトークを続けた。
坊主になった永坂は、会見で「さっき言いたいことを言ってしまったので、特にないですね」と言い、松本の印象を聞かれると「髪を坊主にしたんで、お前も負けたら坊主にしろよと。以上です」と、松本に突きつけた。
すると松本は「まず負ける気がないので、負けたら坊主にします。そのくらいの覚悟はあります」と受けて立ったが、永坂から「でも、四捨五入したら(髪型が)坊主なので、他に考えておけよ」と、すでに坊主に近いので別なものを懸けろと要求。
しかし、松本は100g計量オーバーの禊に対して「髪の毛で100グラムいかんわ。足りんわと思っていました」と冷静なツッコミ。「(禊に)なってないですね。頭を丸めたから許されるものではない」とバッサリ斬り捨てた。
永坂はSNSで松本とやり合っていたことを聞かれると「その時は、こいつの年齢とか知らずに“かいと”だと思っていたし。言ったことに対してアンサーもひねりも無ければ、面白い返しもしてこねぇから、盛り上がらねえ、役不足だと思っていました。大久保琉唯と比べて、余計にそう思いました。でも、よくよく考えたらこいつ20歳かって。俺は20歳の時にどうしようもなくぼんくらだったし、そりゃそうかと。それで許してやったけど、今回は教育。教育番組として見てもらえれば」と、松本を教育してやるという。
さらに「ちょっと思い出したんですけれど、Xでこいつに2つの選択肢を与えた。1つはベアナックルルール、2つめはHERO'Sルール。これに対してのアンサーがなくて。もしかしたら届いてないのかな?」と松本に問いかける。
これに松本が「見たんですけれど、どんなルールでも勝っちゃうので」と、どのルールでも自信があるから永坂が決めろ、と回答。すると永坂は「じゃあ、HERO'Sルールで決定ということで」と一番ありえなさそうなルールを提案した。