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【シュートボクシング】海人「諦めることはなかった――ただ強くなるためだけに作り上げてきた」、対戦相手ペットマイ「全力でいい試合を見せます」

2025/10/11 02:10
【シュートボクシング】海人「諦めることはなかった――ただ強くなるためだけに作り上げてきた」、対戦相手ペットマイ「全力でいい試合を見せます」

再起戦で必勝を誓う海人(右)と自信があるように見えたペットマイ (計量写真撮影=安村発)

 2025年10月11日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.5』(U-NEXT配信)の前日計量&記者会見が、10日(金)都内にて17:00より行われた。


 メインイベントの70.0kg契約エキスパートクラスルール3分3R延長無制限Rで対戦する、海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)は69.50kg、ペットマイ・スィアダム.ムーパーラー(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級1位)は69.95kgでそれぞれ計量をパス。


 続いての会見で、5月のモハメド・シアサラニ戦、6月のエンリコ・ケール戦でキャリア初の2連敗を喫し、今回再起戦を迎える海人は「明日、強くなっている姿を見てくれている皆さんに見せたいと思います。倒して勝つのが自分が求めていることだし、見てくれている人もそれを求めているのかなと。誰が見ても勝ったと思われる試合を明日は見せたいと思っています」と気合い十分。


 初の連敗からどのように気持ちを持ち直したかと聞かれると「特別なきっかけはなかったですけれど、2試合負けてこれで終わりやなとは思わなかった。何をどうしたらもっと強くなれるのか、終わった後もすぐ考えたし、そのためにどうしていったらいいかというのも、トレーナーのお父さんと話し合いました。すぐに前向きには捉えられなかったですけど、諦めることはなかったです。ただ強くなるためだけに、今まで試合で負けてから作り上げてきたので、強くなっているという自信はかなりあるので、明日見せたい」と、連敗から得たものを見せたいとする。

 これまで海人は“倒し切る”ことをテーマにして戦ってきたが、ここ2戦では相手の手数が上回ったことで劣勢な印象を与えてしまったことについては「もちろん手数で良いように相手に見せられたことは敗因にあると思いますが、相手に有利なところを見せないことも、僕のやりたいことの1つ。その中で倒していくスタイルを今回しっかり貫きたい。どの場面でも相手に取られないように、これからの戦いはやっていきたいので、今回の試合でそれを実行していきたい」と、相手の良いところを出させない戦い方をしたいという。


 初の連敗からの進化には手応えを感じており、「進化している部分は明日の試合を見ていてください。しっかり動いて見せるので、今、口で言っても僕も伝えにくいし、見てもらうために僕はしっかり作ってきたので、見て証明するので楽しみにしてください」と、試合を見て欲しいと話した。

 対戦相手については「バランスがいいですね。パンチも出来るし、蹴りも出来る選手」とオールラウンダーという印象。海人はこれまでチャムアトーン・ファイタームエタイ、ピンペット・バンチャメーク、ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーといったムエタイのトップファイターのリズムや戦いに苦戦してきたが、「いろいろなタイ人選手と戦わせてもらって経験させてもらっているので、そこも問題もなく、しっかり自分のペースで戦いたいと思います」と問題ないとする。

 11月24日に開催されるSB40周年記念大会に向けては「まずは目の前の試合をしっかりクリアしないといけない。連敗しているので、しっかり勝って強いところを見せたいと思っているだけですね。その次のことは勝ってからまた考えたいなと思っています」と目の前の試合に集中したいとした。


 対するペットマイは2024年2月の『RWS JAPAN』に初来日、MIKE JOEに判定3-0(30-27×3)で完勝している(当時の名前はペッチマイ・シアダムムーパラーラジャムダン)。シーザー武志SB協会会長は「映像を観たけれどなかなかの選手です」、緒形健一SB協会代表は「RWSでも活躍中で攻撃型のパンチ主体の素晴らしいファイター」と評している。

「今回は凄くいい試合を組んでいただきありがとうございます。ヒザ蹴りが得意なのでヒザを見せていきたいと思います。海人とペットモラコットはスタイルが近い。2人ともいい試合をしている印象を受けました。私も海人に追いつける試合を目指しています。海人はスピードが速く、技術をたくさん持っていて、体つきもとても良いので怖い選手だという印象を持っていますが、明日は全力で皆さんにいい試合をお見せします」と、全力で海人に挑むと約束した。

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