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【RIZIN】鈴木千裕が「格闘家人生最大の手術」から退院。来春の復帰目指し「シェイド(ゥラエフ)含めて全員ぶっ飛ばしてやんぜ。この2年で夢を2つ叶える!」

2025/10/10 20:10
【RIZIN】鈴木千裕が「格闘家人生最大の手術」から退院。来春の復帰目指し「シェイド(ゥラエフ)含めて全員ぶっ飛ばしてやんぜ。この2年で夢を2つ叶える!」

(C)RIZIN FF

 元RIZINフェザー級王者の鈴木千裕が9日、自身のYouTubeチャンネルを更新。ギプスで固めた右拳を公開し、手術を行ったこと、26年の「1発目の大会で」復帰を目指すことなどを語った。

 本誌既報通り、怪我の回復中だった鈴木は、「できるだけ痛みとる方法をとっていた。注射打ったり、整体やったり、超音波やったり、安静にしたり、冷やしたり、マッサージしたり……とにかく手を尽くしてやったけど。結局、根本は骨に原因があったから、“手術しない限り痛みがとれない”っていうのがあったから、まあもうやるしかないなって」と決意し、手術に踏み切った。

 23年6月にパトリシオ・ピットブル、7月にヴガール・ケラモフ、11月に金原正徳を相手に3連勝していた鈴木だが、24年6月に五味隆典とのボクシングマッチで負傷後、大晦日にクレベル・コイケとの再戦、25年3月にカルシャガ・ダウトベック、5月に朝倉未来との連戦で悪夢の3連敗。怪我を抱えながらだましだまし戦っていた身体が悲鳴をあげていた。

 痛みをもっとも感じたのは、「朝倉(未来)戦が終わった後ぐらい」という。「特にあぁ、ヤベえ痛えなっていう違和感があって、まあ丁度休みの期間もあったから、これきっかけに全部やっちゃうかな」と、“格闘家人生最大の手術”を決断した。

「まあ最初で最後じゃない。格闘家人生の中でこんな手術すると思わなかったから。これを最後にちゃちゃっと治しちゃおうかなと。違和感が取れれば100%の俺が帰ってくるから」という鈴木は、復帰時期については、「年内は厳しいんじゃないかな。年明け一発目とかそこら辺を狙ってって感じかな」と、第1四半期中を目指すとした。

 しかし、6日間の入院中は「珍しくヘコんだ」と吐露する。

 着替えも入浴も利き手ではない左手一本。「看護師さんに頼ればよかったんだけど、それやっちゃったら、俺もうなんか戻って来れない気がして」一人で時間をかけてこなしたという。

 しかし、食事のときに右手を添えられず、左手一本でトレーが「スライドして(ご飯が)すくえねえぞ」と、食事すらままならない状況に、「めっちゃ落ち込んだ。“俺、復帰できんのかな”みたいな。“こんな状況で殴れる日が来るのかな”とか。自分で何もできないのが、こんなに情けないんだなっていうので、珍しくめちゃめちゃヘコんで」と、弱音を吐いた。

「鬱案件だった」と振り返る入院中の出来事だが、実は落ち込んだ時間は「3時間」。「うわーっと思って、3時間しっかり落ち込んだから。3時間1分くらいから、まあでもちょっとやることが分かったし、(退院すれば)練習もあるし、仲間もいるし、できることがあるから、それをやろうかなって」気持ちを切り替えたという。

 入院中に、「携帯って意外とやることないんだな」と感じた鈴木は、「人間面白くて勉強し出すんだよ」と、空いた時間に「骨がくっつくメカニズムとか、疲労時の栄養や回復の仕方とか、あとは練習内容をこうしてみようかなって時間があるとずっと考えていた」と振り返ると、「やることは明確に分かった。だから、それをやる覚悟を決めた」と、手術・入院で、26歳になったファイター人生をあらためるきっかけになったと語った。

 すでにランニングなど「制限されているなかで」トレーニングを再開をしている鈴木は、「俺は腐っちゃいねえぞ、というのを伝えました」と締めた動画を公開後、SNSで「格闘技人生最後のチャンピオンロード魅せるからもう少し休ませてくれ。シェイド(ゥラエフ)含めて全員ぶっ飛ばしてやんぜ。結果で有言実行。それまでは我慢」「俺の格闘技人生の覚悟と想いは決まった。2年。この2年で夢を2つ叶える! 覚悟は決まった! 改めて強い体をくれた両親に感謝して、ジム、チーム、家族、ファンの為に戦おう。あとは神はいないと思ったけどそれはもうやめた。信じて格闘技の神に願う。今は我慢」と、来春の復帰への思いを記している。

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