9月3日にK-1プロデューサーに就任した須藤元気が、10月2日に自身のSNSを更新。就任時から打ち出している“K-1改革”の一環として「会議で『K-1とKrushを統合したい』と伝えました。大会を一本化することで選手層を厚くし、モチベーションを高め、他団体との交流を通じて格闘技界全体を盛り上げたいと考えています」との意見を投稿した。
【写真】様々なK-1改革案を打ち出している須藤元気K-1プロデューサー これに多くのファンが反応し、賛否両論、意見・提案のコメントを寄せた。2008年から始まり、17年もの歴史を持つKrush(※2019年4月にK-1 KRUSH FIGHTに改名されたが、2020年1月に元に戻されたこともある)だけに、思い入れのあるファンも多く統合には反対意見も少なくない。
【写真】Krush記者会見の模様。K-1とはまたちがう独自の世界観を築いている 10月9日にはKrushの対戦カード発表記者会見が行われ、会見の最後にこのことについての質問を受けた宮田充Krushプロデューサーは「いろいろな意見が出ていたので、K-1実行委員会の中でも何度か会議で話し合いを行っているところです。なので今申し上げられること、決定事項はありません。須藤さんはあの人流の発信をしたのかなと思います。統合するのか、変化するのかしないのか。そこは決めて発表します」と、現時点では何も答えられないとしたが、「組織の一員なので…僕個人としては、潰せるものなら潰してみろって感じですね」と、個人の気持ちとしては自らが立ち上げた思い入れのあるKrushを失くさせるわけにはいかないと語った。
なお、本日10月10日(金)の15:00より、11月15日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~』の追加対戦カード発表記者会見が行われ、そこで須藤K-1プロデューサーと宮田Krushプロデューサーが顔を揃えることとなる。会見の模様はK-1公式YouTubeチャンネルにてライブ配信される。