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【DEEP】崖っぷちの阿部大治と2連勝中の小林ゆたかが激突。フライ級で御代川敏志vs.斎藤璃貴、神酒龍一vs.マサト・ナカムラ。ドーピング検査ありで赤沢幸典のMMA復帰戦の相手を公募=11月23日(日)ニューピア

2025/10/08 16:10
【DEEP】崖っぷちの阿部大治と2連勝中の小林ゆたかが激突。フライ級で御代川敏志vs.斎藤璃貴、神酒龍一vs.マサト・ナカムラ。ドーピング検査ありで赤沢幸典のMMA復帰戦の相手を公募=11月23日(日)ニューピア

(C)DEEP

 2025年11月23日(日)、東京・ニューピアホールにて昼夜で開催されるDEEPの昼大会『DEEP TOKYO IMPACT 2025 5th ROUND』の12カードが発表された(※夜大会『DEEP JEWELS 51』)。また、同大会に赤沢幸典(フリー)が参戦。試合前後のドーピング検査実施の上で、24年5月のベンツ戦の1R TKO勝ち以来のMMA復帰戦に臨む。

▼DEEP ウェルター級 5分3R
阿部大治(TITAN GYM)
小林ゆたか(夕月堂本舗)

 ウェルター級で、3連敗中の阿部大治(TITAN GYM)と、2連勝中の小林ゆたか(夕月堂本舗)が激突。


(C)ZFN

 阿部は、24年2月のRIZIN佐賀大会で押忍マン洸太に1R 右フックでKO勝ちしたが、6月のDEEPで嶋田伊吹に1R リアネイキドチョークで一本負け。10月のFIGHT CLUBでのOFGキックでコントゥアラーイを相手に判定勝ちしたが、2週間後のJAPAN MARTIAL ARTS EXPOでユン・テヨンの左ヒジ打ちによるカットで2R TKO負け。25年4月の前戦・韓国のZFNではジャン・ユンサンに3R TKO負けし、MMA3連敗中。33歳。

 対する小林は、24年4月のDEEP名古屋で岡田充広に判定勝ち後、富松恵美との結婚を報告。11月に前田啓伍に1R TKO負けも、25年4月のDEEP浜松大会で。8月のACFベトナム大会でも韓国のユン・ジェオンに1R キムラロックで一本勝ちし、2連勝している。40歳。

 崖っぷちの元DEEP&PANCRASE王者の阿部が再起するか。遅咲きの小林が大物食いするか。

▼DEEP フライ級 5分2R
御代川敏志(THE BLACKBELT JAPAN)
斎藤璃貴(Fight Holic)

 フライ級で、元GRACHANフライ級王者の御代川敏志(THE BLACKBELT JAPAN) がDEEP初参戦。木村琉音を破るなど期待の新鋭・斎藤璃貴(Fight Holic)と対戦する。

 御代川は、2017年にMMAデビューし、19年までPANCRASEに参戦。TTF、HEATを経て、21年12月からGRACHANを主戦場とし、MCCS Fight Nightも含め5連勝。24年2月に松場貴志にTKO勝ちしGRACHANフライ級王者に。しかし、25年5月に小田魁斗に1R TKO負けで王座陥落

 その小田が、10月11日に中国JCK Fight Night107に参戦(vs.アイディン・トフタルベク・7勝7敗)するなか、御代川はMMA20戦目でDEEPに初参戦する。30歳。

 対する斎藤は、MMA3勝0敗で試合時に22歳となる。24年4月のDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝し、7月のDEEP本戦デビューで木村琉音に判定勝ち、フェルナンドに1R TKO勝ち、25年4月に神酒龍一にスプリット判定勝ちで3連勝をマークしたが、6月のDEEP大阪大会で松場貴志に2R TKO負け。プロ初黒星を喫した。

 松場に勝った御代川と、敗れた斎藤。キャリアの差はあるが、8歳若い斎藤はどんな伸びしろを見せるか。御代川は初陣を飾り、激戦区のDEEPフライ級で存在感を示せるか。

▼DEEP フライ級 5分2R
神酒龍一(HERMIT CLUB)
マサト・ナカムラ(レンジャージム)

 同じフライ級で、23年に復帰したベテラン神酒龍一と、悪夢の5連敗から25年9月の前戦で再起を果たしたマサト・ナカムラが対戦するなど、下記12カードが発表された。

▼体重未定
赤沢幸典(フリー)
TBA ※対戦相手公募

 また、25年7月の『BreakingDown16』で大相撲の元大関・把瑠都を相手にダウンを奪うなど判定勝ちで格闘技復帰を果たした赤沢幸典のMMA復帰戦が組まれることになった。

 DEEPチャンネルで佐伯繁代表は、今回の赤沢の復帰について、「結構早い段階で会って話をして、その時に『お前がしっかりと綺麗な体でもう1回格闘技に向き合うんだったら、俺は、人間やっぱり謝ちもあるし、いろんなことがあるからチャンスを与える。ただやっぱりそれがすぐっていうわけにもいかないし、タイミングを見て考えなさい』と話をしていました。

 それで夏に赤沢から『MMAに復帰したい』という話がありました。まずドーピングの検査をということで、8月頭に検査をしました。米国の(ドラッグテスト)機関に(検品を)送って、検査をしてもらった結果、問題ないというのが、9月に出た。その結果を持って僕はチャンスを僕は与えようと。11月23日のDEEP TOKYOで彼の試合を組もうと思ってます」と、すでに8月にドラッグテストを行った上で、試合を組みたいと説明した。

 続けて、佐伯代表は、赤沢の対戦相手探しが難航するなか、対戦相手を公募すること、そして今回の試合後に、対戦相手も含め両選手のドラッグテストを行うことなどを発表した。

「なかなかやっぱり彼の、いろんな状況の中で対戦相手が正直言って、今見つかってない。過ちを犯かした彼に対してと試合したくないとかいろんな思いもあると思うし、もしもこれを見てる人で『俺がお風とやってやる、倒してやる』という人間がいるんだったら連絡ください。条件として、試合が終わった後、赤沢選手と対戦相手にドーピングテストをします。通常、ウチも時間の問題とかでやっていないけど、こういう状況になってるんで、今回に関してはお互い(ドーピング検査を)するっていう条件でやります」(佐伯)

 佐伯代表の発表に同席した赤沢は、「昨年、色々僕の問題で世間を騒がせてしまい、格闘技ファンの皆さんに多大なご迷惑をおかけして改めて申し訳ございませんでした。今回、佐伯代表から、ドーピング検査をクリアするんだったらもう一度チャンスをいただけるということで、自分自身、ずっとMMAやってきたので、MMAに復帰したいので、今後とも応援よろしくお願いします」とコメントしている。

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