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【RISE】木村ケルベロス、田中佑樹の挑発に「本気で勘違いしている」と言うも殴り合い要求には「付き合いません」

2025/10/01 23:10
【RISE】木村ケルベロス、田中佑樹の挑発に「本気で勘違いしている」と言うも殴り合い要求には「付き合いません」

すっかりいい人キャラになってしまった木村ケルベロス(左)が勢いに乗る田中と対戦

 2025年11月9日(日)東京・後楽園ホール『RISE 193』の対戦カード発表記者会見が、10月1日(水)都内にて行われた。

 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、同級7位・木村“ケルベロス”颯太(心将塾)が同級12位・田中佑樹(フリー)と対戦。


 木村は2021年11月のDEEP☆KICKでトーナメントを制してDEEP☆KICK-65kg王座に就くと、2022年2月の『RISE FIGHT CLUB』に参戦。山口侑馬にオープンフィンガーグローブマッチで判定勝ちして名を上げた。2023年5月のRIZINでは城戸康裕からダウンを奪って勝利する大金星。2025年6月、GACHI!!トーナメントの1回戦で山口裕人を破るも、決勝でスアレックに判定負け。戦績は19勝(4KO)6敗2分。

 田中はStand Up King of Rookie 2021 -63kg級優勝。RISE、シュートボクシング、DEEP☆KICKなど様々なリングに上がっている。2025年7月、TETSUを初回KOで破るとマイクでケルベロスとの対戦をアピールしていた。戦績は8勝(3KO)3敗。


 会見で田中は「ずっとやりたいと言っていてようやく出来るので、圧倒的に勝ってこの先へ進みます。自分はTARGET-SHIBUYAで練習していますが、練習仲間の松本天志と常陸飛雄馬が王座決定トーナメントに出ているので僕も来年タイトルに絡みたい。挑戦者決定トーナメントを開いて欲しいです。そこは試合で必ず見せます」と、いい試合で自分が勝ったら挑戦者決定トーナメントをやって欲しいと伊藤隆RISE代表に直訴。

 木村は「喧嘩売ってくれてありがとう。僕もめっちゃやりたかったんですよ。でもレベルが違うというのは自惚れすぎ。ちょうどいいラインなのでやりたかったです」と、田中がマイクアピールで言った「ケルベロス選手とか全然レベルが違うのでやりたい」との発言に反論した。


 互いの選手としての印象を聞かれると、田中は「上手いっていう感じの選手。あと、ここぞという時に獲り切れない選手」とチクリ。木村が「正直まだビデオも見ていないから分からない。ただ、イケメンですね。身体もデカかったです。あと殴り合い好きかな? 面白い試合になるんでしょうね?」と問いかけると、田中は「付き合ってくれたら」と返答。しかし、木村は「付き合いません」と殴り合いを拒否。

 これに田中が「勝つのは最低限で、絶対に倒し切りたい。相手は付き合ってこなくても倒せる自信あります」と言えば、木村は「僕の上手さが見える試合じゃないですかね。前は倒しに行こうと思ってましたけれど、僕、倒せないので。上手く戦おうかな、まず勝たないと話にならないのでまず勝ちます」と上手く戦って勝ちを重視するという。

 田中が「僕的にはケルベロス選手はランキング上で一番狩りやすい相手かなと思ってて。そこに勝って上に行きたいと思って指名させてもらいました」と言うと、木村は「喧嘩売ってくれてるからチャンスをくれたのだと思ったんですよ。本気で勘違いしているのかなと。それはちょっとあかん」と反撃。


 さらに田中が「試合当日に分からせる」と言えば、木村は「僕も分からせてやります。レベルは対等で、俺が上」と意味不明なことを言い出す。そこを突っ込まれると「試合で見せます」と笑った。

 伊藤代表から「チャンスを与えているのにつかめない」と厳しい評価をされたことに、木村は「その通り過ぎて反論も何もないです…」と納得しているようだ。

 木村は、田中にナメらている発言をされたがなぜだと思うかと問われると「僕、ナメられているんですか? 優しいからちゃいますか。強いけれどええやつなんで。ケルベロスは3つ変わるんでね。優しい俺、強い俺、怖い俺」と、地獄の番犬がすっかりいい人キャラになっていた。

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