シェイドゥラエフはもっと証明する必要がある
──日本のメディアの質問は承知していますが、英語でも同様にお聞きします。シェイドゥラエフ選手のインタビューでは、チャンピオン同士のスーパーファイトやイメージについて彼は言及していました。彼らは待っているのでしょうか?
「そう思います。体重調整がより重要になります」
──その試合に本当に興味があったのですか? 彼らがそう言ったから?
「そういう挑戦は本当に、タフな試合をやりたいんです。彼や野村(駿太)みたいなタフな試合をすれば、みんなが見たいと思うでしょう? ただ、シェイドゥラエフはもっと証明する必要があると思います。何て言ったらいいのか難しいけど、彼にはもっと証明が必要です。クレベルも倒したし、タフガイと戦ってきたけれど……チャンピオンとしてまだ程遠い。一度しか防衛してないから。初めて防衛した時は僕より成長してなかった。ライト級でベルトを5回防衛した僕と比べて、彼はフェザー級でたった一度だけ。私の階級に上げるっていうのは早すぎるのでは? とは思う。もっと本物のフェザー級王者であることを証明してほしいとは思う、自分としてはフェザー級に落とすこともできてそれはすごくハードなことです、減量幅がより増えてああいうタフな相手とやるというのは。もし彼がライト級でやるというなら、そしてRIZINはそれを大晦日に実現したいと言うならやりますよ。私は、タフなチャレンジャーというのは歓迎なんですよ」
──もしサトシ選手が彼と戦うならライト級で新年の初戦にと、榊原CEOが言っていました。
「まず、今はちょっと家に帰りたい気分です。背中の痛みがあります。生徒たちによくこう言っています。試合は一瞬だけど、この3カ月間は本当にハードでした。その前の3カ月間も賢く調整しながら、さらに3カ月間ずっとハイレベルな練習を休まず続けました。その間にクレベルの試合もあった。今週は兄(マルコス・ソウザ)の試合がある。今でも彼をトレーニングでサポートしてるから、自分はコンディションを保っておかなくてはいけないから、本当の意味での休みを全然取っていないからちょっとキツい。痛みもあるし、もう若くもない。知ってるでしょう、でも僕たちは最後までやる。
36歳になった。今でも若い奴らや新鋭たちと戦ってる。野村、グスタボとか、ライト級でタフな連中とね。だから僕が考えてるのは、このチャンスを活かすこと。100パーセントじゃないけど、戦う機会があるだけで感謝しています。本当にありがとう」
──最後にブラジルファンの皆さんに向け、ポルトガル語でメッセージを送ってください。
「どうもありがとうございます。私はあまり話さない人間だということは自覚しています。口達者なクレベルとは違います(笑)。私はどちらかというと静かで、自分の世界に閉じこもりがちです。娘たちもそこにいます。自分の世界に閉じこもっているのが好きですが、皆さんからいただくメッセージには心から感謝しています。応援の声が聞こえました。皆さんが叫んでいるのがわかります。とても嬉しいです。これからも、私たちのコミュニティを、そして日本にいるブラジル人を、常に良く代表していけることを願っています」



