2025年9月23日(火・祝)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT.57』(U-NEXT配信)の前日公開計量&記者会見が、22日(月)都内にて13:30より行われた。
メインイベント(第12試合)のKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦3分3R延長1Rで対戦する、古木誠也(REX GYM)は57.5kg、内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)は57.4kgでそれぞれ計量をパス。
当初、古木はチュームーシーフーと王座を争うことが決まっていたが、チュームーシーフーが怪我により欠場。変わって内藤との王座決定戦を行うこととなった。
内藤は内藤3兄弟の長兄で2014年4月にプロデビュー。DEEP☆KICKやHOOST CUPにも出場し、2019年1月にはDEEP☆KICK 55kg級王座に就いた。2024年6月にウー・ジウォンから勝利を収めて3連勝を飾ったが、10月に山田虎矢太に判定負け。2025年4月にKNOCK OUTでチュームーシーフーと対戦し、判定負けも相手を手こずらせた。7月には川上叶に判定負け。戦績は24勝18敗3分。
会見で内藤は「11日前にオファーが来て急遽決まったタイトルマッチなんですけれど、この11日間いろいろなことがありましたし、明日は僕がベルトを巻く運命だと思っています。必ずベルトを獲って最高の日にします」と意気込み。
古木は「いつも通り盛り上がる試合をしてベルトを獲ります。いつもと一緒の気持ちなんですけれど、盛り上げることしか考えてないので倒して勝ちます」と、盛り上げる試合をして勝つのが自分の仕事だとする。
どんな試合がタイトルマッチにふさわしいか、と聞かれると内藤は「僕と古木選手の試合だったら盛り上がる、ふさわしい試合になると思っています」と、この2人なら自然とそれにふさわしい試合になると答えた。古木は「KO目指して盛り上げたいと思います」と、KOすることがふさわしいという。
内藤は2021年からKO負けしたことがなく、その理由を聞かれると「僕もKOされないためでなく勝つために戦っているので。常にどんな試合でも意識していることがひとつあって、それがそこにつながっていると思います」と心構えだとし、13勝のうち10勝がKO勝ちの古木を相手にもKO負けする可能性は「ないですね」ときっぱりと答えた。
古木には、それでもKO出来るという根拠は何かとの質問が飛び、「根拠は特にないです。いつも通りです」と、いつも通り戦えばKOにつながるとする。
また、内藤は所属するシュートボクシングが11月のビッグマッチでフェザー級世界トーナメント『S-cup』を開催することで、KNOCK OUTのベルトを引っ提げて参戦したいかを聞かれ「はい、もちろん。明日の試合で必ずベルトを獲って、僕のホームリングであるS-cupに参戦したいという気持ちはあるんですけれど、明日ベルトが獲れるのなら僕はどうなってもいいと思っているので明日の試合に全てを懸けます」と、その後のことは考えずベルトを獲りに行くと宣言した。