ムエタイ
レポート

【ONE FF】“職業・激闘”の睦雅がまたも激闘で2度のダウンを奪う完勝、ONEで4勝(3KO)1敗に

2025/09/19 22:09
【ONE FF】“職業・激闘”の睦雅がまたも激闘で2度のダウンを奪う完勝、ONEで4勝(3KO)1敗に

長身の難敵メッキから2度のダウンを奪って完勝した睦雅(C)ONE Championship

ONE Friday Fights 125
2025年9月19日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※U-NEXTにてLIVE配信

▼第3試合 ONEムエタイ 63.5kg契約 3分3R
×ラヤン・メッキ(フランス)
判定0-3
〇睦雅(ビクトリージム)
 睦雅は2023年3月にジャパンキックボクシング協会のライト級王者に。2024年3月のジャパンキックでパランラックにKO勝ち後、5月の『ONE Friday Fights 61』でONE初参戦。カビラン・ジェレバンを2R 左フックからの右フック4連打でKO。初陣を飾っている。7月にはホームのジャパンキックでケンクーンに判定勝ち、WMOインターナショナル・スーパーライト級王座を手にすると、9月のONEでアルベウ・コヘイア・ダ・シウバを左フックでKOしてONEで2連続KO勝ち。ジャパンキックの2024年度MVPを受賞した。


 11連勝で勢いに乗っていたが、2025年1月の『ONE Friday Fights 95』でエー・ミウから1Rに2度のダウンを奪うも、2R開始早々にダブルノックダウンから立ち上がれず、逆転KO負けとなった。3月にホームのジャパンキックでポムロップを左フックで初回KOして再起を果たすと、5月の『ONE Friday Fights 110』ではスーパー・ヤイ・チャンとの激闘を制した。7月にはジャパンキックでペットムアンデットに2RでKO勝ち。戦績は22勝(14KO)5敗2分。


 メッキは43勝8敗の戦績を持つ、フランス人ムエタイ戦士。185cmの長身。ONE FFはこれが初参戦だ。


 1R、サウスポーのメッキにどんどん近付いて行く睦雅は右ローを中心に蹴っていく。メッキは長い左ストレート。メッキの左ハイには睦雅が右ローを合わせる。組み付くとメッキがボディロックからリフトアップして投げ倒す。睦雅の右ローにメッキは左ミドル、睦雅の右インローにメッキは左ローを蹴り返した。


 メッキの左ストレートに睦雅が下がる。前に出るメッキが左ヒジ、右フック、左ストレート。睦雅も打ち合い、再び前に出て右ローを蹴る。


 2Rも前に出る睦雅はワンツーから右インロー、メッキは左ローを蹴り返してくる。メッキが左ローから左フックを打つが、そこで睦雅が右ストレートのカウンターを内側から入れてダウンを奪う。フラつきながらも立ち上がるメッキは、組み付いて睦雅をコカす。左右フックで前に出る睦雅に組み付きを多用するメッキ。睦雅は右ボディストレート。


 メッキはワンツーで応戦し、睦雅に組み付いてボディロックでテイクダウンを連発。睦雅は右ヒジを見舞って前へ出る。メッキがロープを背負ったところで打ち合い。大振りのパンチを振り回すメッキに睦雅は左ボディもメッキは組み付く。下がりながら左ミドルハイを蹴るメッキは、このラウンドをしのいだ。


 3R、ステップで回り込むメッキに睦雅は右インロー。睦雅が右ミドルからの右ストレートをヒットさせるが、メッキはやはり組み付く。睦雅の右ミドル連打に蹴り足をキャッチして倒すメッキ。どんどん前へ出る睦雅が右ボディストレート、メッキは左ミドル、すぐに睦雅が右ハイを蹴り返す。またも右ハイをヒットさせる睦雅に、メッキは蹴り足をつかんで転倒させた。


 打ち合いになったところで前に出た睦雅の右フックがヒット、メッキはこの試合2度目のダウン。左ハイを蹴り、ヒジも繰り出すメッキへ睦雅は右ストレート。前へ出て右ストレート、左フック、飛びヒザ、右ハイと畳みかける睦雅。メッキは組み付いてしのぐ。睦雅の連打でロープを背負ったメッキに睦雅の右フックがヒット、メッキが大きくのけ反った。


 判定3-0で睦雅がまたも激闘を演じて勝利。ONEでの戦績を4勝(3KO)1敗とした。

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