GACHI!!トーナメントを制し、無敗記録を更新した棚澤（左）が元王者の数島に挑む
2025年11月2日（日）東京･両国国技館『RISE WORLD SERIES 2025 FINAL』の追加対戦カードが発表された。
「第4代RISEフライ級王座決定トーナメント」への参戦が発表されていた、元王者･数島大陸（及川道場）の未定となっていた対戦相手は棚澤大空（TEAM TEPPEN）に決定した｡
棚澤は8月の『RISE 191』で行われた「RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! スーパーフライ級」の1回戦で酒寄珠璃、2回戦では麗也を判定で降してトーナメントを制覇。戦績を9戦全勝とした。
棚澤はリング上で「数島選手の相手がいないと聞いたけど､どうでしょう?」とトーナメント参戦をアピールし､リングサイドにいた数島も要求に応えて棚澤の参戦が正式決定。
第5代RISEフェザー級王者・門口佳佑（EX ARES）が階級をスーパーフェザー級に上げ、元Bigbangフェザー級王者・龍斗（RAUSU GYM）と対戦する。
門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビュー。2022年8月のRISEフェザー級タイトルマッチで梅井泰成から王座を奪取。SBの山田彪太朗、元Krush王者の新美貴士、SBの川上叶と他団体の強豪を次々と撃破した。しかし2024年3月、K-1との対抗戦で軍司泰斗に延長戦で敗れ6連勝がストップ。10月には2度目の防衛戦で安本晴翔に王座を奪われた。
12月、56kgに体重を下げてオートー・ノーナクシンに判定勝ちで再起するも、バンタム級では2025年5月に大﨑孔稀にKO負け。今回はスーパーフェザー級に上げての挑戦となる。戦績は16勝（2KO）5敗1分。
龍斗はK-1グループでキャリアを重ね、椿原龍矢、小倉尚也、璃明武、佐々木洵樹らと対戦。2022年11月に水津空良との王座決定戦で勝利し、第6代Bigbangフェザー級王座に就いたが、2023年12月の初防衛戦で計量オーバーにより剥奪された。2024年12月、2階級制覇を狙ってBigbangスーパーフェザー級王座決定戦に出場するはずだったが、公式計量に間に合わなかったため失格に。試合では平澤優聖に判定負け。戦績は12勝（2KO）15敗4分。
また、6月の横浜大会で5年ぶりの復帰戦を行った“Mr.RISE”裕樹（ANCHOR GYM）が戸井田大輝（TOP LEAD GYM）と対戦する。
裕樹は長年にわたってRISEで活躍し、RISE初で唯一の三階級制覇（スーパーライト、ライト、スーパーフェザー級）を達成。“鬼のローキック”と呼ばれる強烈なローを武器にロッタンや野杁正明など国内外の強敵と戦った。2020年11月に大阪で那須川天心を相手に引退試合を行い、2R KO負けで壮絶に散った。2024年10月、42歳にして約5年ぶりに現役復帰を決意。2025年6月に北井智大と対戦したが判定で敗れた。戦績は46勝（30KO）27敗2分。
戸井田は元MA日本スーパーバンタム王者で、2021年6月からRISEに参戦。闘志むき出しの打たれても前に出る根性ファイトで観客を沸かせ、RISEに定期参戦。2024年3月、RISE代表としてK-1に乗り込んだが兼田将暉にKO負け。7月、宮崎就斗に殊勲の判定勝ちも12月のドゥエルバート・マヌエル戦で判定負け、2025年4月の久津輪将充に判定勝ちし、6月には鈴木真彦に挑んだが判定で敗れた。戦績は14勝（6KO）8敗1分。
北井に続いて“RISE激闘組”の一人である戸井田との対戦となった裕樹。復帰戦では徐々に調子を上げていき3Rはあわや逆転かと思われるほどペースを上げたが、2戦目はどうか。
アトム級（-46kg）3分3Rで綾芽（楠誠会館/アマチュアキックボクシング全国大会2025一般女性クラス-46kg級優勝）vs.小西江美香（CYCLONE GYM）の女子マッチも決定した。
