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【ONE】安保瑠輝也とグレゴリアンが舌戦「今の俺のテクニックの前では何もできずに完封できる」(安保)「身も心も打ち砕くような、彼が絶対に忘れられなくなるような試合をしたい」(グレゴリアン)

2025/09/11 22:09
 2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ『ONE 173』(U-NEXT配信)の記者会見が、9月11日(木)都内にて行われた。  安保瑠輝也(MFL team CLUB es)がONEに電撃参戦、マラット・グレゴリアン(アルメニア)とONEフェザー級キックボクシングルール3分3Rで対戦することが発表された。  会見に登場した安保は「日本・世界の格闘技ファンのみんな、主役が遅れて登場しました。安保瑠輝也です。俺がこのONEに来たからには史上最高に盛り上げて、大会自体の空気を変えるつもりなので。ボクシングや階級を超えた戦い、いろいろな経験を積んで、次元を超えた強さになった俺がONEフェザー級の真の世界王者になるので、俺の覚悟に期待してください」と挨拶。  グレゴリアンは「戻って来ることが出来てとても嬉しく思います。また、前回は試合をキャンセルしなくてはいけなかったということで、非常に私も辛かったです。本当に夜も眠れないぐらい、私自身に対しての怒りだったりとか、痛みだったりとか、辛さとかを味わってきました。体重を落とすことは出来たんですけれど、タイミングが間に合わなかったということが非常に残念で仕方がないです。とっても悔いとなっています。安保選手との戦いはとても楽しみです。彼が口で言っているぐらいの試合をしてくれることを願っています」と、3月の海人戦が中止になったことを今でも悔やんでると話し、安保には挑発的な言葉。  RIZIN大晦日以来の試合となる安保は「この試合を喜んでくれるファンのみんなは多いんじゃないかなって、僕自身思っていて。そういう試合を見せられること自体、凄く嬉しく思います。ONEの参戦については3カ月ぐらい前から話をいただいて、初戦でグレゴリアン選手と戦わせてもらうことに対して、凄いワクワクしてますね」とする。  続けて「さっき聞いたインタビューで、(グレゴリアンが)3R全ての時間を使って痛めつけてやるみたいなことを言ってましたけれど、ONEに来た時点で俺がやることは一つだと思っていて。2021年9月20日、K-1ウェルター級トーナメント決勝戦、3R2分51秒。今の暫定王者である野杁正明に受けた屈辱を晴らすためにここに来たので、そのために俺の前に立ちはだかるもの全てぶっ倒すつもりでいるので、その姿を楽しみにしてください」と、ONEに来た目的な野杁へのリベンジを果たすためだと明かした。 「ONEに来たからには、まずはそれを達成すること、その屈辱を晴らすこと。それを目的としてきました。だから、その後のことは特に何も…考えてないわけじゃないけれど。ここで言うことではないかな」と安保。  まるでグレゴリアンは眼中にないとの発言のようだが、と問われたグレゴリアンは「ここ最近、私の中にあった怒りというものを向ける矛先が出来たような気がします。この戦いに私は全力を注ぎますし、安保選手に対して身も心も打ち砕くような、彼が絶対に忘れられなくなるような試合をしたいと思っています」と言い放つ。  すると安保は「怒りの矛先を向けるのは結構だけれど、そもそも体重を落とせよ。そしてファイトスタイルに関しても言うけれど、彼のファイトスタイルってワンパターンで一辺倒だから、今の俺のテクニックの前では何もできずに完封できるので、期待していてください」とする。  これを聞いたグレゴリアンは「2カ月ありますし、ぜひ楽しみにしておいてください。これはキックボクシングです。違ったレベルでの戦いになると思うので、決して忘れないようにしてください」とレベルが違うと返答。  それに安保は「僕の一方的なレベルの違いを見てください」とニヤリと笑った。  会見後の囲み取材で、安保はONEとは3試合契約であることを明かし、「RIZINとは1試合ずつの契約なので、特にそういう縛りはなくて。榊原社長とも話をしました。本心としては残ってほしかったと思いますし、僕としてもRIZINは凄く好きなので戦いたかったんですけれど、僕の想いを話したら快く送り出してくれました」と、RIZINとは円満な形でONE参戦を決めたと話した。  また、戦友でもある安保参戦について聞かれた武尊は「裏でもちょっと話したんですけれど、違和感を感じるなと思って(笑)。ここ来たんだって話をしたんですけれど、でも瑠輝也もK-1の頃から世界最強を目指してずっとやっていた仲間でもあったので、ONEという舞台で同じ日本チームとして世界で戦えるっていうのは凄く心強いです。瑠輝也が倒したい相手が僕の同門の野杁正明なのでそこはなんとも言えないですけれど、瑠輝也のこの挑戦を僕は男としてカッコいいなと思うので、一緒に世界を驚かせたいと思います」と歓迎していた。
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