MMA
レポート

【BLACK COMBAT】フライ級王者・駒杵嵩大が柔道投げでブラジルのアシスに完勝「モカエフより俺の方が圧倒的だったでしょ?」、宮平守太郎と平田彩音は逆転負け

2025/09/09 20:09
 2025年8月23日、韓国・インチョンのインスパイア・アリーナにて『Black Combat 15: Parabellum』(公式YouTube)が開催され、BLACK COMBATフライ級王者の駒杵嵩大(FIGHT BASE都立大)が出場。前戦で元UFCのムハンマド・モカエフを相手に判定まで持ち込んだトーマス・アシス(ブラジル)と対戦した。動画が公開されたため、あらためて試合リポートとして紹介したい。 ▼BLACK COMBATフライ級選手権試合 5分3R〇駒杵嵩大(日本/FIGHT BASE)王者 18勝5敗[判定3-0] ※30-27×3×トーマス・アシス(ブラジル)挑戦者 11勝4敗1分  佐藤将光がセコンドにつくFIGHT BASEの駒杵は、初代FightingNexusフライ級王者。2023年9月のDEEPでBLACK COMBATフライ級王者のキム・ソンウンに腕十字で一本勝ちすると、24年1月に韓国でソンウンが持つBLACK COMBAT王座に挑戦。体重超過により王座剥奪のソンウンの蹴り上げ=ペダラーダによりTKO負けのNCで戴冠ならず。24年12月、BLACK COMBATフライ級王座決定戦でユン・ホユンと対戦し、3Rに腕十字で一本勝ち同王座を獲得した。25年5月にキム・ソンジェを1R 肩固めに極めて初防衛に成功している。今回のアシス戦に向けて、練習仲間の横山武司とも対策を練ってきた。34歳。  アシスは、BLACK COMBAT『Black Table』に出場。ほかにもBLACK COMBATは、ジョゼ・アルド、ホドリゴ・ノゲイラ、ショーグンらが出演するブラジルプロオーディション『ゴッドファーザーゲーム』も開催しており、ブラジルのみならず、中央アジアにも門戸を広げ、グローバル化を進めている。そのアシスは『Black Table』でのスパーリングで、ラジャブアリ・シェイドゥラエフと同門のダニヤル・トイショベク・ウルルに敗れたものの、トイショベクがフライ級に落とせず、アシスが今回の駒杵戦に抜擢された。  アシスは、2017年のプロデビューから2連敗したものの、その後は『Lions Fights MMA』等で怒涛の11連勝。24年7月に現LFAのフェリペ・ペレイラとドロー(ノーコンテストに変更)、25年6月の『971 FC 2』では、元UFCのムハンマド・モカエフに判定負けで8年ぶりに黒星を喫したが、モカエフに極めさせない防御力も見せた。31歳。 “アマゾンキッド”アシスと“タンク”駒杵のコール後、中央でのフェイスオフに顔を近づけるアシス。  1R、ともにオーソドックス構え。アシスは遠間から左ジャブ、駒杵も左インロー。アシスの左ロー、ジャブの打ち終わりにダブルレッグを仕掛けた駒杵。左足を外に出して立ち上がり小外がけテイクダウン。左で差してハーフも足を戻してフルガードのアシス。駒杵は上から細かいヒジ。ハイガードのアシスに左エルボー、持ち上げてケージに頭をぶつけてスラムの駒杵。さらに小さくスラムで叩きつけパウンド。ブレーク。  スタンドから再開。スイッチを見せるアシスがオーソから左前手のフックを出したところにダックした駒杵はダブルレッグで組んで差し上げられるとすぐに首投げでテイクダウン! 袈裟固めから左腕にスカーフホールド・アメリカーナへ。後頭部を打つアシスに、絞めながらレフェリーに抗議する駒杵。凌いで腕を抜いたアシスがバックからトップへ。下になった駒杵がギロチンスイープを狙い、ゴング。駒杵のラウンド。  2R、サウスポー構えから入るアシスの左ミドルをつかんだ駒杵が大きく左足を股間に踏み込み、アシスの首をつかんで首投げテイクダウン。フルガードのアシスを1R同様にケージ際まで運び、頭を詰まらせる駒杵。アシスは頭を横にずらすと、そこに駒杵は左のパウンド、左ヒジ。右ヒザ上に左ヒザを乗せて片足をパスしたところでレフェリーがブレーク。  スタンド。中央から左ジャブで圧力をかけるアシス。左ローの駒杵は組んで足払い。残すアシスに押し込む駒杵。アシスは左ヒザ。右の小外を仕掛けるが戻す駒杵。大外の動きから足払いと足技を仕掛ける。残すアシスはケージ背に組んだままヒザ蹴り。駒杵も肩パンチ。  左で差してダブルレッグのアシスに、駒杵がキムラを仕掛けて体を入れ替え。両差しで右小外。アシスは差し返して首相撲ヒザを突く。駒杵は左で首を抱えて左足で大外刈! 首を巻き込んで強引に投げるもバック狙うアシスが上に。すぐに立つ駒杵に際のヒザを突き、バッククリンチ。ケージを蹴って引き込もうとするが、崩れない駒杵が正対。互いに細かいヒザから体を入れ替え合い、ゴング。ここも駒杵のラウンドに。  3R、先に詰めるアシス。駒杵は右アッパーのフェイント。アシスは左前蹴りをかすめる。駒杵も左前蹴り。スイッチするアシスは左ミドル。その蹴り足を取った駒杵が組みに行くが、アシスは足を抜いて離れる。  アシスの左ローをかわして右インローを当てる駒杵。アシスの左ボディの打ち終わりに組む駒杵にアシスはスプロール。左で差してケージまで押し込む駒杵に体を入れ替えるアシス。そこに駒杵は左差しで払い腰狙いで崩して正対して押し込み。  左ヒザを突くアシスに離れた駒杵が、アシスの左ジャブの打ち終わりに右ボディストレート。圧力をかけての組みにカウンターの左ヒザを狙うアシス。駒杵の組みに首相撲左ヒジ、左右の細かいボディ打ち。離れた駒杵。互いに左ミドル。  詰めて左フックを振るアシスを潜りダブルレッグでテイクダウンの駒杵。両足を束ねてレッグマウント。座るアシスに足を解いてヒザ。組むアシスをはがしてニアマウントへ。足を戻したアシスに左足でまたぎ、ハーフで左手首を取りに行く。  アシスが脇を開けると肩固めも狙うが、亀になって立つアシス。詰めると、駒杵の組みに左アッパー! しかし駒杵もクリンチから右アッパーを返すとケージに押し込み、四つからダブルレッグ狙うアシスを差し上げる。アシスは左ヒザもローブローに。ブレーク。  中断後、再開。アシスが左から右で前進。かわす駒杵はサークリングから左で差して組んで、アシスの左手もしっかり脇に挟んで引手も取って、大外刈テイクダウン! サイドバックからバックで左足をかけて右足もかけようとするが、踵を右手でつかんでかけさせないアシス。  たすきから前に落とそうとするアシスに「コヨーテも使っていい」と佐藤将光。駒杵はハーフネルソンで返そうとするが抜けて下に。ハーフガードの駒杵は、上のアシスのパウンドをさばいて蹴り上げで体を離してゴング。  ガッツポーズを見せる駒杵。判定は3-0(30-27×3)のフルマークで駒杵が勝利。2度目の王座防衛に成功した。  試合後のケージインタビューで駒杵は、「モカエフといい勝負をしていたアシス、全然、僕のほうが圧倒的だったでしょ? みんな見てて俺のほうがモカエフよりも強いよ。フライ級も盛り上がっているので、次は誰がいいかな。前回断ったインディアンキング(ガブリエル・ロドリゲス)とかでもいいし、ONEで活躍していた選手でもいい。ほかにもっと強い選手を連れてきてくれるなら、俺は全然やります。俺、どんな外敵が来ても俺がBLACK COMBATを守っていくから。みんな応援お願いします。あと、これを防衛できたのも練習仲間とか、特に7月11日に第二子の娘が生まれたので、嫁が大変な中、俺のことをサポートしてくれて、多分テレビ越しでこれを言え、と言ってると思うんで(笑)。言えて良かったかなって。ありがとう」と、今後の王座防衛と、感謝のマイク。  そこに、同日にランキング1位のユン・ホヨンを1R 右アッパーでKOしているロドリゲスがケージイン。“インディアンキング”ロドリゲスは「彼はとてもいい選手だ。ぜひ彼と対戦したい。決めた」とアピール。さらに「ランキング1位との対戦だ。俺は自分の望みを示した。今、俺は準備ができている。君が欲しい、それが現実だ」と、駒杵に問いかける。 (C)BLACK COMBAT  駒杵は「BLACK COMBATがOKで、お客さんが観たいのならそれでやりますし、ほかにもっと強い人を用意してくれるならそっちでもいいです」と答えた。ロドリゲスも観客に「どうだ? 君たちはこの挑戦を望むのか、望まないのか?」と煽ると、ファンが拍手。最後に駒杵はロドリゲスとフェイスオフを行った。 [nextpage] 44歳ナム・ウィチョルが4年8カ月振り勝ち名乗りで「コリアン・ブルドーザー」取り戻す。宮平守太郎は逆転負け=8.2『BLACK COMBAT RISE07』  2025年8月2日、韓国・オサンのBLACK AGORAにて『BLACK COMBAT RISE07』が開催され、日本から宮平守太郎と平田彩音が出場。宮平は古豪ナム・ウィチョルと、平田はPANCRASEにも出場していたホン・イェリンと対戦した。 ▼ライト級 5分3R〇ナム・ウィチョル(韓国)21勝9敗1分[3R 2分11秒 TKO]×宮平守太郎(日本/トイカツ道場)4勝5敗  29歳の宮平は24年8月の『Fighting NEXUS vol.36』で村井和道に判定勝ち後、BLACK COMBATに初参戦し、ジ・ヒョンミンに初の3R戦で3R TKO負け。  元UFC、44歳のウィチョルは、24年9月に3年9カ月ぶりにMMA復帰もパク・ヘジンに1R TKO負けからの再起戦。  1R、ともにオーソドックス構え。ワンツーで詰めたウィチョルがダブルレッグで組むと、両差しで上げた宮平が小外がけテイクダウン。すぐに立つウィチョル。四つの組みから互いに体を入れ替えヒザ。肩パンチもブレーク。  スタンド再開から宮平の右をかわしてダブルレッグテイクダウンを決めるウィチョル。尻もちもケージまで動いて立つ宮平はキムラクラッチで体を入れ替え四つ組みに。ウィチョルは跳んでの肩パンチ、ヒザを突く。ブレーク。  右オーバーハンドから組んだ宮平は、ハイクロッチの宮平は持ち上げてやぐら投げテイクダウン。ハーフから細かい左のパウンド。宮平のラウンド。  2R、宮平は右オーバーハンドを当ててさらに左をヒットさせて組みに。四つからヒザを突くと、体を入れ替えるウィチョルが右ヒザ。再び入れ替えた宮平は、シングルレッグに切り替え、ここも持ち上げてテイクダウン。奥手の手首をコントロールしてヒザ。サイドバックでヒザを肩に入れる。  ブレイク、残り1分40秒。ウィチョルが左前蹴りは遠いが、左右のパンチ。しかし打ち返す宮平の左右フックがヒット! 腰が落ちたウィチョルは左手を着くがすぐに立ち上がり。ケージに詰めての打ち合いも空振りに組んだ宮平。ウィチョルが体を入れ替えてシングルレッグからヒザ。宮平が体を入れ替えゴング。宮平のラウンドに。  3R、ウィチョルが右ローから右ストレートをヒット。宮原はダブルレッグもスプロールするウィチョルの組みに宮平は引き込む形で下に。パウンドを被弾しながら立つ宮平は右で差して、みたびやぐら投げに。片足が浮きながらもここで明らかにケージをつかんで投げを防ぐウィチョル。注意されて離すも正対したウィチョルに宮平は捨て身気味に小外から投げも、切り返して上はウィチョル。  宮平は亀から立ち上がろうとするが、サイドバックのウィチョルはパウンド。立つ宮平にヒジも。詰めて組む宮平の四つに右で差し上げたウィチョルは払い腰気味に投げてサイドに。  ヒザを立てて亀になる宮平にサイドバックから腰を抱きパウンドのウィチョル。立ち際に背後から左ハイも宮平も肩口で受けて立ち上がり。  互いに苦しい時間帯。宮平の左フックをかわしたウィチョルがダブルレッグテイクダウン! 亀から立とうとする宮平をサイドバックからパウンドのウィチョル。動けない宮平。打たれ続ける宮平を見て、レフェリーが間に入った。  4年8カ月振りにMMAの勝ち名乗りを受けたナム・ウィチョルは、「全力を尽くしました。1R目で押されましたが、3Rにチャンスが訪れました。そのチャンスを逃さず、ひたすらパウンドを叩き込んだのが功を奏しました。去年の復帰戦で多くの期待を集めていたのに、パク・ヘジン選手に1Rで本当に無念な敗北を喫し、自分自身も深く反省しました。どうすればBLACK COMBATで生き残れるか、どうすれば勝利を掴めるかを考え続けました。それで私は16キロほど減量しました。適正体重に10年ぶりに挑戦して減量するのは非常に大変でした。4カ月間、毎日朝昼晩お弁当を作りながら食事管理をし、一日も休まずトレーニングを続けました。周りの良い友達がたくさん助けてくれました。強い方たち、全てのチームが集まって良い結果があったと思います。  今回の試合でプロデビューから20周年を迎えます。これは私の人生で最も重要な試合だと考えていました。BLACK COMBATの皆様に大変愛され、浮き沈みや“いいね”だけでなく、メンバーシップでの支援も。でも皆様がそうやって支援してくださるからこそ、私たち選手は続けてトレーニングができ、試合にも出場できるのです。BLACK COMBATの運営は非常に透明で、大会の利益を選手たちと共有し、多くの努力をしていると認識しています。BLACK COMBATの選手は本当に良い待遇を受けており、非常に多くの尊敬と敬意を受けながら舞台に立っています。  私から代表にお願いがあります。私がBLACK COMBATに移籍して以来、“突撃将”というニックネームを使っているのですが、実は私は20年間、“コリアンブルドーザー”として活動してきました。私はやむを得ずニックネームを変更しましたが、ブルドーザー選手はブルドーザーであり、私も“コリアン・ブルドーザー”として20年間使用してきたニックネームを再び使いたいです。ですので、キム代表。“突撃将”を良いキャラクターにしていただきましたが、私がプロデビューして20年の歳月のほとんどを“コリアン・ブルドーザー”と呼ばれてきたため、再びコリアン・ブルドーザーというニックネームを使えるよう許可をいただけますでしょうか。そうしていただけますか? もう一つ、BLACK COMBATの舞台に上がりましたが、私は本当に人生をかけて運動しています。それでも私が立つべき舞台はナンバーシリーズだと思います。もし再試合を組んでいただけるなら、もう一度ナンバーシリーズの舞台に立ちたいです」と、2006年から20年選手の思いを語った。  また敗れた宮平はバックステージで「ちょっと3R、打ち気になりすぎて、カウンタータックル取られて、あそこでいろいろちょっとスタミナ切れもちょっとあったんですけど。(2Rでフィニッシュできなかったのが敗因?)まあそうですね。あそこ、もうちょっと行けばっていうのがあったけど、組みついちゃったですね。単純に逃げとかじゃなくて、距離がずっと近くなったから、ちょっと体が反応しちゃってタックル行ってしまった。あれももうちょい打撃で行ってれば行けたかもしれないですけど、また前回と同じように、最後の最後にずっと自分を出し切れなかったので、今、本当悔しいなって感じですね」と語った。 [nextpage] 初回にダウン奪った平田彩音、ホン・イェリンの反撃に判定負け ▼女子アトム級 5分3R〇ホン・イェリン(韓国/DK Gym)5勝5敗[判定3-0] ※30-27×2, 29-28平田彩音(日本/BURST)4勝3敗  平田は、25年3月のBLACK COMBAT Rise 6でDEEPにも参戦したLibbyに1R TKO勝ち。イェリンは、BLACK COMBATで大島沙緒里に一本負け後、PANCRASEでKAREN、SARAMIに判定負けで3連敗中。  1R、イェリンの右ローをつかんでテイクダウンした平田が、イェリンの立ち上がりに左を打ち込みダウンを奪うと、立ち上がるイェリンがさらに左でダウンを奪う。立つイェリンに右の飛び込み、左の返し。しかしイェリンも打ち終わり左を返すと平田のテイクダウン狙いを切って打ち返し。終了間際にテイクダウンからバックに回る。  2R、イェリンがジャブを伸ばし、平田は左フックを返す。平田はダブルレッグも切るイェリンは右で前に。そこにシングルレッグで押し込む平田。左で差す平田はヒザもイェリンが左で差し上げてテイクダウン、右ヒジ。ケージを蹴って亀になった平田は、サイドバックを獲ろうとするイェリンの腕を巻き込んで落としてトップに。 サイドから腕十字の平田。うつ伏せになって極めに行くが、両足がかからない。腕を抜いたイェリンはフットスタンプ。平田も立ち上がり。こつこつジャブを突くイェリンに、平田もワンツーの飛び込み。しかし左フックを被弾。  平田はダブルレッグも、スプロールのイェリンがヒザ。間合いを制し、ジャブを打つイェリンはダブルレッグから脇潜り、バックに。立つ平田にバッククリンチからボディロックで後方にテイクダウン。サイドで抑えて平田が立ち上がりゴング。  3R、圧力をかけるイェリンに平田も左ジャブ。イェリンは右前蹴り、出入りで右のダブル、左ジャブも。平田はワンツーの右。しかし、イェリンも右を打ち込み、右カーフで平田をこかす。  インローのイェリンに、中に入って右から左に繋ぐ平田に、イェリンも左右を返して打ち合いに。平田の左フックは空振り。ジャブの刺し合いはイェリンが長い。平田は踏み込んでの左ジャブ、ワンツーの右をヒット。  イェリンは右オーバーハンド。ダックで潜った平田に右ミドル。蹴り足をキャッチした平田は離し際に右を突く。左を振って組んでヒザの平田に、イェリンは支え釣り込み足で平田を前方に崩すと、平田もすぐに立ち上がり。  右のダブルのイェリン。ジャブの刺し合い。ワンツーの右を打ち込む平田! イェリンは左インロー。ジャブから詰める平田に、右の、カウンターはイェリン。  平田は組んで押し込み。体を入れ替えたイェリンが左ヒジ。残り10秒の拍子木に平田がジャブ、ストレートで前に出てゴング。  判定は3-0(30-27×2, 29-28)でイェリンが勝利。長い打撃、レスリングでも進化を見せたイェリンは、「本当に2年半ぶりにして久々の成長がすごく嬉しかったです。でも最初にたくさん打たれすぎてしまって(苦笑)。(目標は?)チャンピオンになりたいです」とコメント。  バックステージでも「水分を全く抜けなくて減量が本当に大変だったんです。本当にダイエットだけで落とさなきゃいけない状況ですごく大変だと分かってたけど、それをこうして乗り越えたら、私のこの身体が通ったみたいです。これが涙が止まらなくて」と明した。DK MULTI GYMキム代表は「私たちはこれから練習するつもりです。でも次はなんですか? 誰でもいいから対戦させてください。ご覧になった方はお分かりでしょうが、レスリングが本当に上達しました」とイェリンを称えた。  また敗れた平田は、「2、3Rを取られたけど、自分の中では出し切れたので負けたと思ってないです。再戦も含めてまたBLACK COMBATに出たいです。ファンの皆さん、たくさん応援ありがとうございます。もっと練習して練習から変えてくるので、これからも応援よろしくお願いします」とマイク。 バックステージでは、「あそこ、2Rの腕十字で極め切りたかったし、1R目の打撃で倒したところも上取って、しっかり削って勝ちたかったです。本当に。ずっと練習して、またBLACK COMBATに戻ってくるので、これからもよろしくお願いします」とリベンジを誓った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント