2019年10月22日(火・祝)東京・後楽園ホールで開催された『skyticket Presents DEEP JEWELS 26』の第8試合で、ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット(タイ)に1R3分20秒、腕十字で勝利した中井りん(修斗四国道場)が試合後にブログを更新した。
ファンに勝利を報告し、関係者に感謝の言葉を贈ると「ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット選手、対戦して頂いて、有難う御座いました。急に対戦相手が変わったにも関わらず、私と堂々と戦って下さいまして大変感謝しております、とても強かったですし堂々とした立派さを感じています。有難う御座いました」と、対戦相手にもお礼。
そして「御来場頂きました、お客様有難う御座いました。JEWELSやDEEPは凄いでしょう、また来て下さいね」と来場したファンに呼び掛けると、「何よりも私のファンの皆様本当に有難う御座います。何度も言いましたが、私が格闘技を出来るのはファンの皆様のお陰です。前にも言いました、私の勝利はファンの皆様のものです。ファンの皆様に御礼を言い私を観て頂く為にも出場しました」とファンへメッセージ。
続けて「台風で被災された方々、亡くなられた方々、その家族の方々、の事を想うと心が辛く苦しいですが…被害に遭われた方々を助けたいですし、少しでも元気を出して欲しいですし、みんなで協力したり団結したいですし、台風の被害に負けない日本人であって欲しい気持ちで自分の出来る事を考えました」と、試合前後にもコメントしていたように、今回の台風で被災した人たちを元気づけたかったのが緊急出場した理由だと語った。
23日(水)に地元へ戻り、ジムのインストラクターをしていることを告げた後には「私がKINGレイナ選手の代打で出たからだと想うのですが、ファンの皆様からKINGレイナ選手について、私にコメントを求める連絡やコメントが私の所に数多く来ています」と、計量オーバーで失格となったKINGレイナについて言及。
「後楽園の会場でKINGレイナ選手とすれ違った時話しかけたかったのですが、忙し過ぎるのと、言葉を考えている間に通り過ぎてしまい話す事が出来ませんでした。私は今回偶然の出来事で、ファンの皆様の前に登場する事が出来ました。私は弱っている人や困っている人の味方です。KINGレイナ選手、前向きに考えて頑張って下さい、次は計量をパスして試合を勝って結果を出して下さい、そしてそれを何回も続けて結果を出し続けて、そうしたらみんな認めてくれると想います。口や言葉で言うのでは無く行動で努力するしか有りません」と、KINGレイナにエールを送る。
続けて、「私は決して上から偉そうに言うのでは無く、私も昨年病気で欠場していますし、いつ負けるかもしれませんし、いつどんな失敗をするかも知れません、だけどみんな一緒だと想うのですが、覚悟を決めて何年でも何十年でも毎日努力し続けるしか他に方法は無いと想うのです、例え負けばっかりしても、失敗ばかりしても、諦めた時が終わりの時、やめたら終わりだと想います。
ひとりひとりの選手に日本女子格闘技の未来が掛かっていると想います、自分が女子格闘技の一端を支えているんだという誇りや責任や自覚を持てたら良いのではないかと想います」と、自身も2018年7月の『RIZIN.11』で杉山しずかとの対戦が決まっていたが、熱中症などにより試合前日に試合が中止になってしまったことを例に挙げ、KINGレイナを激励した。
最後には「私もダメな人間でまだまだですので、頑張ります。色々な意味でも日本はひとつ。みんな一緒に頑張りましょう」とのメッセージを送った。中井りんブログ「DEEP JEWELS 26」の全試合レポート&写真はこちら<関連ニュース>中井りん、緊急参戦で勝利の顛末「急すぎて緊張はいつもよりしていませんでした」中井りん、前日緊急参戦の計量パス「コンディションには何の問題もありません」KINGレイナが失格。中井りんがピンチヒッターで緊急参戦計量オーバーで失格となったKINGレイナが相手選手、関係者、ファンに謝罪KINGレイナが2.9kgオーバーの体重超過失格したKINGレイナ「練習環境も含めて全部リセットしてからやるべき」(佐伯DEEP代表)