「100年続くK-1」のビジョンを発表した(C)K-1
K-1を運営する株式会社M-1スポーツメディアが、30周年を超えたK-1の「新生K-1第2章」の本格始動に伴い、「100年続くK-1」というビジョンの実現に向けた、永続的な事業構造と社会貢献への具体的な取り組みを発表した。
一過性のブームに終わらず、残り70年に向けた永続的な事業構造と、社会貢献への具体的な取り組みを行い、K-1が過去の「スター選手依存型」のビジネスモデルから脱却し、より健全で持続可能な「システム依存型」の産業へと進化を遂げる。
その取り組みのひとつが「観戦スポーツとしてのK-1」と「参加型スポーツとしてのK-1」。

「K-1 WORLD GP」や「K-1 WORLD MAX」大会で活躍するトップファイターたちの熱い戦いを観て、「自分もK-1をやってみたい」「自分も強くなりたい」という衝動からK-1公認ジムに入門し、ジムでのトレーニングを通じて格闘技の奥深さや楽しさを知り、よりK-1への理解と愛着を深め、熱心なファンへと成長していく。
そのジムでトレーニングを積んだアマチュア選手や、家族・友人、そしてジムの仲間たちは、K-1大会の熱心な観戦者となり、興行を支える存在となる。また、K-1ジムは、次世代のスター候補を発掘・育成するプラットフォームとして機能し、観戦者を魅了する新たな才能を常に供給し続ける。

この循環が、K-1というブランドを「一過性のブーム」に終わらせることなく、「100年続くK-1」へと導く、唯一無二の推進力となるという考えだ。
M-1スポーツメディアは「観戦と参加の循環モデル」をさらに加速させるため、「未来を担う子どもたちに本物の感動という未来へのパスポートを届けたいと考えている」とのことから、その第一歩として、2025年9月・11月に開催される『K-1 WORLD MAX 2025』において、小・中学生の無料招待企画を実施。これは、SDGs(持続可能な開発目標)の視点から、K-1が社会的な責任を果たすグローバルブランドとしての再興を目指す決意の表明だという。
SDG 4:質の高い教育をみんなに
『グローバルな視野を育む「K-1教育」』
「K-1の試合は、世界各国から集まる多様なバックグラウンドを持つ選手たちが、お互いをリスペクトし、正々堂々と戦う場です。子どもたちは、この舞台を通じて「言葉や文化を超えたコミュニケーション」「多様性の尊重」「フェアプレー精神」を机上では学べない「生きる力」を肌で肌で感じることができます。これは、グローバル化が進む現代において、子どもたちが身につけるべき最も重要な「質の高い教育」の一つと信じています。K-1は、世界最強の格闘技イベントであると同時に、未来を担う子どもたちがグローバルな視野と多様性を学ぶ『生きた国際教育の場』を提供していきます。この舞台から、次世代を担う心豊かなグローバルリーダーが育つことを同時に願っています」
SDG 10:人や国の不平等をなくそう
『K-1を通じた「夢の格差」解消』
「観戦チケットの価格が、子どもたちの夢を阻む壁となるべきではありません。経済的な理由に関わらず、すべての子どもたちにプロフェッショナルなスポーツの迫力と感動を体験する機会を平等に提供し、将来の夢への扉を開きます。K-1は、「無名の選手がスターダムに登り詰める」というドラマを繰り返し生み出してきました。しかし、プロの試合観戦には経済的な壁が存在し、その感動を体験できない子どもたちがいるのが現状です。
今回の無料招待は、経済的な理由で格闘技に触れる機会が少ない子どもたちにも、平等に「夢」を見るチャンスを提供するためです。これは、将来K-1の舞台に立つかもしれない才能を発掘する、将来の世界チャンピオンを発掘するという目的、K-1の未来に直接繋がる重要な投資です」
M-1スポーツメディアの女性社長・大木知葉氏は、次のようにコメントしている。

「私自身、かつてはスポーツ記者として、そしてPRIDEの広報として、格闘技の現場で選手たちの魂のぶつかり合いを間近で見てきました。その熱気と感動が、どれほど人の心を動かすかを知っています。そして、今は一人の母として、子どもたちに『生きる力』や『多様性』を伝えることの重要性を日々痛感しています。
K-1のリングは、ただの試合会場ではありません。そこは、国籍も言葉も文化も異なる選手たちが、お互いをリスペクトし合い、正々堂々と戦う『生きた国際交流の場』であり、また、どんな困難にも屈しない『強さ』と、負けた相手に拍手を送る『優しさ』を教える『教育の場』でもあります。
今回の無料招待は、K-1の未来を創るための、私たちの切なる願いです。チケットという物理的な壁をなくすことで、より多くの子どもたちにこの感動を届け、彼らの心に『夢』という名の光を灯したい。この挑戦が、K-1の再興を支え、ひいては社会全体の発展に繋がると信じています。
K-1公式応援ギャルのゆうちゃみさんも、若者文化の最先端で活躍する等身大の存在として、本企画の意義に深く賛同してくれています。彼女自身も、K-1のリングが持つ多様な魅力や挑戦する勇気を、同世代に伝えていく一員です。
K-1の未来は、リングの中だけでなく、この日、会場に足を運んでくれる子どもたちの心の中にあります。私たちは、未来を担う子どもたちへのこの投資こそが、K-1というブランドを持続的に成長させる、唯一無二の経営哲学であると考えています」
K-1は今回の企画に留まらず、格闘技という事業を通じて持続可能な社会への貢献を続け、K-1ジムでの健康増進活動やグローバルな事業展開を通じた国際交流の促進など、SDGs達成に向けた取り組みをさらに強化していくとしている。






