2025年8月30日(土)東京・後楽園ホール『RISE 191』の前日計量&記者会見が、29日(金)都内にて行われた。
メインイベントのSuperFight! バンタム級(-55kg)3分3R延長1Rで対戦する、大﨑孔稀(OISHI GYM)は54.95kg、ジラリー・キャルービー(フランス/CARCHARIAS GYM)は54.7kgでそれぞれ計量をパス。
2度目の来日となるキャルービーは「とにかく勝つことが目的だ。この先、タイトル挑戦にも臨めるような試合ができればと思っている」と、何が何でも勝利してタイトルマッチを実現させたいとする。
迎え撃つ大﨑は「意気込みは『倒す』、それに尽きるかなって感じで。勝つことじゃなくて僕は倒すことだと思ってるので、必ず仕留め切りたいって思います」と、勝つのは当たり前でメインイベンターとしてKOで終わらせることがテーマだとした。
セミファイナルでは、鈴木真彦(TEAM 寿)vs.加藤有吾(RIKIX)という大きな注目を集める同じバンタム級の試合が組まれており、そのさらに上のメインを任されたことをどう思うかと問われると、「日本でやるってところで日本人対決がやっぱり分かりやすいと思いますし、加藤選手と鈴木選手が戦ったらどうなるんだって面白さがあると思うんですけれど、僕はメインイベントを任せてもらってますし、現状55kgのチャンピオンなので求められてるところも分かってます。それをしっかり見せるだけだと思いますし、その準備をしてきたので。なんですかね、今回凄い自信があって。別に根拠は正直ないんですけれど、なんか凄い自信があるんですよ。だからそれを見せようかなって思います」と答える。
初めて対面した印象について、キャルービーは「印象は自分よりも小さいなと思いました。とにかく試合に集中しているので、それ以上のことは何も思いませんでした」とし、大﨑は「小さいですよね、僕(笑)。相手デカいなと思って。しかもデカくて顔ちっちゃくてアゴ細っみたいな(笑)。でも倒せるかなって思いましたね」と冗談を交えながら相手をよく観察していたようだ。
キャルービーは2024年3月に初来日し、孔稀の兄・一貴と対戦して敗れている。その弟と戦うことをどう思うかと聞かれると「彼の弟である選手と戦えることでやる気が増すよ。前回は自分も経験不足だった点があると思うので、今回は皆さんに自分が成長した点をお見せできればと思っている」と、前回以上の成長した自分を孔稀相手に見せるとした。
その一貴戦では53.5kg、今回は55kgということでどちらが適正なのかと聞かれると「55kgの方がとてもやりやすい。53kgはちょっとキツかった」と今回の方が適正だとし、大﨑一貴戦後の10連勝については「一貴との試合後、とてもハードにトレーニングをしてきた。それによって、自分の経験を積んできたことと、試合に対する格闘IQを学んでこれたと思っているよ」とする。
それに大﨑は「10戦やって10勝ってシンプルに成績を見たら凄いなって思いますけれど、それはあくまで海外での試合だけであって、RISEの舞台じゃないし、日本でもない。このRISEの舞台で試合をしたことが、連勝が止まる原因になるんじゃないかなって思います。RISEナメんなよって感じです」と言い放つ。
大﨑は今後のことを聞かれると「これはもうずっと言ってることで、志朗選手にリベンジしたい。 もうそれだけなので。もちろん今回の試合もしっかり仕上げてきてますし、全く油断はしてないんですけれど、本当に圧倒してKOして、次に行くためにもって試合だと思っているのでとにかくぶっ倒したいと思います」と、KO勝ちで志朗戦をアピールしたいと語った。
また、眉毛を剃りすぎていていつもより顔が怖いと指摘された大﨑は「そうですね。いつも美容院で髪を切ってるんですけれど、眉もお願いしますって言ったらこうなりました(笑)。別にこうしてくれって言ったわけじゃないんですけれど、お任せでしてもらったらキュッてなりましたね」と笑った。