3連敗を喫した川村だが「ここから這い上がる」と前向き
2019年10月22日(火・祝)東京・後楽園ホールで開催された『skyticket Presents DEEP JEWELS 26』の第2試合で、永尾音波(AACC)と対戦した川村虹花(仮面女子)が試合を振り返った。
川村は1Rから積極的にパンチ&ローで仕掛けていき、組んでも永尾をケージに押し込むなど優勢を保っていたが、永尾の左ハイキックをモロに喰らってダウン。永尾のラッシュにあわやの場面もあったが組み付いて難を逃れると、2R終盤にはテイクダウンを奪ってパウンドの猛攻を加えた。判定はジャッジ三者とも19-19だったが、どちらかに優劣をつけるマスト判定で永尾が勝利。川村はその場に崩れ落ちた。
試合後、落ち着きを取り戻した川村はインタビュースペースに現れ「今回の試合は、怪我をして欠場となってしまった9月の分も出し切ろうと思って挑みました。前回自分から攻められなかったのが反省点だったので、今回は自分から攻めていこうと思っていたんですが、左ハイをもらってガクッと来てしまったのが一番マイナスになってしまいました。ハイキックは見えませんでした。左を蹴ってくるのは警戒していたんですが、右手のガードが下がって狙われてしまった。しっかりそこは練習していきたい」と冷静に分析。
「ダウンを取られてヤバいと思ったんですが、絶対に(攻撃を)効かせようと思って最後テイクダウンを取ってパウンドもできたので勝てたかなと思ったんですけれど、ダウンがデカかったですね。右ストレートを当てている感触もあって、打撃でもいけていたという感覚があったので、逆転しに行きましたが無理でした。悔しかった。勝ちたかったです」と、何度も「悔しい」という言葉を口にした。
結果的に敗れてしまったが、「練習したことは出せたと思います。最後の1分は倒しに行って(勝ちを)取りに行くつもりで行きました。やり切りたかったのはありますが、気持ち的にはやり切れませんでした。でもダウンを取られても前へ行けたので、そこは前回よりも成長できたかなと思います。ハイキックさえもらわなければ勝っていたのに、って悔しい部分もあります」と、自分の成長を感じられた一戦でもあったという。
しかし、これで大晦日のあい戦、6月のMAO戦に続いて3連敗。そのことについて川村は「自分でも今回負けられないと思っていたので悔しかったのと、格闘家としては勝たないと。やはり勝ち負けで決まってくるので。でも、連敗したからと言って辞めたいというのはないです。今はここから這い上がろうという前向きな気持ちです。どんどん練習して強い選手に勝っていきたいと思います」と、気持ちは折れていなかった。
年内にもう1試合行うのかとの問いには「仮面女子の大きなライブもあるので、そこは考えて決めたいと思います」と、即答は控えた。
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