45歳、なおも戦い続ける国崇(C)拳之会
2025年10月19日(日)岡山・マービーふれあいセンター『NJKF拳之会主催興行25th~NJKF2025 west 5th~』の全対戦カードが発表された。
ダブルメインイベントの第2試合で、怪我や体調面と苦闘の末、復帰を決意した45歳の大ベテラン・国崇(NJKF拳之会)が1年ぶりの復帰戦に臨む。日韓国際戦60kg契約3分5R(ヒジあり)で元KTK60kg王者ジョン・ギハン(RAON)と対戦する。
国崇は小学生で少林寺拳法を学び、グローブ空手に転向。2000年7月にNJKFでプロデビューした。2003年7月にNKBバンタム級王座を獲得すると、NJKFバンタム&フェザー級王座、WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ・インターナショナル同級王座、ISKAムエタイ世界フェザー級王者、WKAムエタイ世界フェザー級王座など合計7本ものベルトを獲得。また、ムエタイの二大殿堂であるラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムでそれぞれランキング入りを果たし、両スタジアムのタイトルに挑戦したこともある。

【写真】昨年11月、体重超過で体調不良だった国崇はドクジェにTKO負けを喫した
2021年4月に地元・岡山にて100戦目を達成。地元の岡山興行では無敗を誇っていたが、2022年5月に14戦目にして光太朗ZLSに判定2-1で敗れ初黒星を喫した。2023年4月には下アゴが真っ二つに割れる重傷を負いながらもTKO勝ち。2024年11月、108戦目でまさかの初体重オーバーとなり、試合ではユン・ドクジェにTKO負けを喫した。
ギハンは2018年12月の『REBELS』に初来日し、梅野源治と対戦したが判定負け。2024年に『KPKB』に来日すると、絢太にKO勝ち、力斗には判定負け。コリアンファイターらしいパワフルなパンチを持つ。
ダブルメイン第1試合はNJKFフェザー級王座決定戦3分5Rで、同級2位・真琴(NJKF誠輪ジム)と同級5位・庄司理玖斗(NJKF拳之会)が対戦。真琴は元NJKFスーパーバンタム級王者で2階級制覇を狙っての試合、庄司は「ポスト・国崇」として期待されており、4月の拳之会主催興行ではメインを務め、上位ランカーの坂本直樹から勝利を収めた。

セミファイナルでは元WPMF日本フライ級王者、元TENKAICHIバンタム級王者のローズ達也(ワイルドシーサーコザ)と、庄司翔依斗(NJKF拳之会)が対戦。庄司はデビュー以来4連勝中で、初の5回戦に臨む。
3月にNJKFミネルヴァスーパーバンタム級王者となった18歳の珠璃(闘神塾)が、無敗のあきなZLS(チームゼロス)と55.4kg契約2分3Rで対戦する。



