2025年8月23日(土)東京・後楽園ホール『Krush.179』の公開計量と記者会見が、22日(金)都内にて13:30より行われた。
今大会から開幕する「第5代Krushフライ級王座決定トーナメント」。第5試合で海凪(RAUSU GYM)と対戦する有馬大翔(K-1ジム福岡チームbeginning)が51.3kgで300グラムオーバーとなり、トーナメントは海凪が準決勝へ進出。この試合は両サイドと協議のうえ、海凪が試合を希望したためワンマッチとして行われることとなった。
有馬は減点1からのスタートとなり、本来は海凪が6オンス、有馬が8オンスのグローブハンデとなるところ海凪がこれを拒否したため両者通常の6オンスグローブを使用。有馬はファイトマネー20%減額となり、海凪に渡される条件で試合を実施。また、海凪が勝利した場合のみ公式記録となり、それ以外は無効試合となる。
会見は2部構成で行われ、それぞれが意気込みを語った。
<第1部>
▼第4試合 第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第2試合 3分3R延長1R吉川仁清(WIZARDキックボクシングジム)=50.5kg大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)=50.9kg
▼第3試合 第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第1試合 3分3R延長1R安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)=50.9kg渡部 蕾(KNOCK OUTクロスポイント大泉)=50.8kg
――試合への意気込みは?
渡部「ぶっ倒します」
安尾「1戦目しっかり勝ってから波に乗って、王者を狙います」
大久保「さんざん煽られたので、全ての怒りを込めて明日ぶっ倒します」
吉川「泣かします」
――向かい合っての試合前の印象は?
渡部「特にないです」
安尾「何も感じることはなかったです」
大久保「目が合ったのに目を逸らしたのでビビってるのかなと思いました」
吉川「ま、しれてんなと思いました」
――意識して練習してきたことは?
吉川「トーナメントなのでベルトが懸かっているんですけれど、決勝じゃなくてまずこの1試合へ向けて死ぬ気でやってきました」
大久保「心技体、全部仕上げてきました」
安尾「僕も同じでベルトを狙っていても1回戦で負けてしまったら意味がないので、まずはこの試合でしっかり勝つことを意識しています」
渡部「倒す練習をしてきました」
――自分が王者になるにふさわしいと思う部分は?
渡部「全部です」
安尾「ファンの皆さんも自分のギャップを気に入っていただいているので、このギャップを常に通していけるようにこれからも強くなっていきます」
大久保「この中だったら一番注目度高いと思いますし、無敗の王者が一番カッコいい」
吉川「倒す技術やパワーは一番上かなと思っています」
――渡部選手は安尾選手の握手を拒否したが、理由は?
渡部「慣れ合いとかしたくないんで。リスペクトはないわけではないけれど、試合が終わったらすればいいってことで。試合まではバチバチで行きたいです」
――安尾選手は拒否された気持ちは?
安尾「拒否されても、僕はどんな選手でも最初からそれを通すことを意識しているので、それはそれで全然いいと思います」
――髪色のテーマは?
安尾「自分のコスチュームが青なので、今回は青にしました」
――大久保選手は事前に煽られたことを怒っているとのことだったが、特に何に腹が立った?
大久保「“ただの弟”と言われたこと。それがマジで一番腹が立っているので、ただの弟じゃないってところをしっかり痛めつけて知らせてやろうと思います」
吉川「ま、試合で分かると思います」
――それぞれ、自分のここに注目して欲しいというところは?
渡部「入場から退場まで、ずっと瞬きしないくらいで見てて欲しいです」
安尾「ファンの人たちは応援メッセージをくれているので、最初から最後までしっかりと見ていただきたいです」
大久保「1Rから3Rまで相手がボコボコになるところを見ておいて欲しいです」
吉川「まあまあ、レベルの違いを見ておいてください」
――ファンへメッセージを。
渡部「明日は倒すのでお願いします」
安尾「明日は必ず勝って決勝まで行って、必ずベルトを手にする姿を見せるので応援よろしくお願いします」
大久保「明日、まず1勝、1回戦を突破して10月準決勝と勝って行くので応援よろしくお願いします」
吉川「ただの弟を泣かすところを見といてください」
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<第2部>
▼第6試合 第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦第4試合 3分3R延長1R上遠野寧吾(POWER OF DREAM)=50.9kg東虎之介(ALONZA ABLAZE)=51.0kg
▼第5試合 3分3R延長1R有馬大翔(K-1ジム福岡チームbeginning)=51.3kg ※300グラムオーバー海凪(RAUSU GYM)=50.9kg
――試合への意気込みは?
海凪「相手はオーバーしてしまったんですけれど、自分がやることは変わらず相手を倒すことなのかなと思っているので、ボコボコにします」
東「優勝候補が負ける姿を見に来てください」
上遠野「バチっと倒して勝ちます」
――向かい合っての試合前の印象は?
東「いい表情をしているなと思ったんですけれど、勝てるなと思いました」
上遠野「何も感じなかったです」
――海凪選手は、相手が計量オーバーした心境は?
海凪「自分もキツい思いしながら減量してしっかり落としてきている中で、相手が落としてないのはナメられているなっていうのと同時に、格闘家してまずどうなんだって思うところがある。僕がヤキじゃないけれどボコボコにして制裁してやろうかなと思っています」
――自分が王者になるにふさわしいと思う部分は?
海凪「見た目の華は、やっぱり俺が一番輝いているんじゃないですかね。王者にふさわしいというか。一番華があると思います」
東「やってきた相手のレベルが違うので、そういう経験は自分が一番です」
上遠野「倒す試合が出来るので、そこは他の選手よりも王者にふさわしいかなと思います」
――コメントに自信を感じるが、その自信の裏付けは?
上遠野「キツい練習をたくさん乗り越えてきたので、明日は練習よりはラクかなと思う。自信しかないです」
東「試合が決まってから今までこのフライ級トーナメントに出ている選手より、全然強い先輩たちと練習してきたので。全然怖くないです」
――それぞれ、自分のここに注目して欲しいというところは?
海凪「入場もそうだし、試合も退場も全部華があると思うので目を離さず見ていてください。倒します」
東「下馬評が不利というのは分かっているし、相手もナメていると思うので、明日は全部ひっくり返す姿を見に来てください」
上遠野「一撃で相手が倒れる姿を見ていてください」
――上遠野選手、東選手から「ナメている」との言葉があったが?
上遠野「いや、全くナメてはいないです。強い選手だと思っているので来は抜いてないです」
――海凪選手は、対戦相手が体重超過したことでモチベーションへの影響や、気持ちのブレは一切なかった?
海凪「俺、もう準決勝にいるんですよね。特にはないです。元々、優勝する気でいるので上がるのは必然だったのかなと思っています」
――ファンへメッセージを。
海凪「相手が計量オーバーしてしまって、自分はもう勝ってる状態ですが、普通のワンマッチと同じように昔のKrushを思い出させるような激しい試合をして自分が勝って、決勝まで上がれるなってところを見せたいです」
東「明日、優勝候補をぶっ倒すので期待していてください。そして優勝まで行きます」
上遠野「明日はしっかり倒して勝ちたいと思っています」