【PFL】凄まじいスクランブル戦！ 無敗対決はサバテロとドローのデイロンが、メレディスを3R TKOで9勝1分に

　2025年8月21日（日本時間22日）、米国フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル＆カジノにて『PFL World Tournament 10: 2025 Finals』（U-NEXT配信）が開催された。 　8階級中、すでにウェルター級でサッド・ジーン、フェザー級でモヴィッド・ハイブラエフがトーナメント優勝。さらにライト級でアルフィー・デイビス、女子フライ級でリズ・カモーシェ、バンタム級でマルシルリー・アウベスがトーナメント優勝賞金50万ドル（約7300万円）を獲得している。今大会では、残り3階級のミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の決勝が行われた。 　そんななか、バンタム級ワンマッチでは、7勝0敗のブライス・メレディス（米国）と、8勝0敗のラザロ・デイロン（米国）の無敗のレスリングエリート対決対戦が行われた。メレディスは、NCAAディヴィジョン1オールアメリカ3度獲得。Bellator、PFLでも4連勝中。キューバのレスリング代表チームに入っていたデイロンは、PFLでダニー・サバテロを相手にケージ掴みの「減点1」が響いてのドローという強豪だ。 ▼バンタム級 5分3R〇ラザロ・デイロン（米国）9勝0敗1分[3R 4分06秒 TKO]×ブライス・メレディス（米国）7勝1敗 　1R、ともにオーソドックス構え。メレディスは右ストレートをヒットし、前に。デイロンはシングルレッグ。片足立ちでバランス保つメレディスに、デイロンは足を肩口まで持ち上げバッククリンチも、正対するメレディスがスクランブル、開始早々激しいスクランブル合戦。 　ワンツーの右を当ててシングルレッグからアンクルピックでテイクダウンのメレディスに、ここもケージ使いすぐに立つデイロン。メレディスの左右をかわしてダブルレッグテイクダウン！ 　金網まで歩き正対するメレディス。シングルレッグでドライブしてテイクダウン。デイロンの立ち際に片足をかけて背後からパンチ。さらに正対際に左をヒットし、デイロンがグラつくが左右で前進、ダブルレッグテイクダウン。そこにスイッチ狙いから立つメレディスがダブルレッグテイクダウンでゴング。 　2R、大きな右から左を放つメレディス。ジャブで押し戻すデイロンにメレディスは右カーフ。右からヒザを触りつつ左を放つ。さらにスイッチしての前蹴りも。 　右から左を当てるデイロン。メレディスはダブルレッグを切られるとなおもダブルレッグへ。ケージ際で切るデイロン。ここまでメレディスはがテイクダウン3、デイロンが2。 　なおもジャブからシングル、ダブルレッグ、シングルと仕掛けるメレディス。切るデイロンに前蹴りからダブルレッグのメレディス。差し上げようとするデイロンに股の間に入って持ち上げようとするメレディス。 　切るデイロンが左右で前に。しかしメレディスがシングルレッグ。そこにスイッチで切り返すデイロンが左右で詰めてゴング。 　1Rはダウンを奪ったメレディス。2Rはデイロンが取り戻したか。 　3R、右ローのメレディス。右カーフを変返すデイロン。メレディスもすぐに蹴り返し、ローシングルへ。切るデイロンは右をこつこつ突く。しかし、メレディスはシングルレッグで脇を潜りバックに回るが、尻餅。立つデイロンのバッククリンチに、デイロンはキムラ狙い。 　それを潰したメレディスがバックに。しかし亀から立つデイロンは足を外して走って抜ける。右目の傷が赤くなるメレディスだが、すぐに追いかけドンキーガード。落ちながらバックサイド50/50を狙うか。両足を束ねに行くメレディスに足を抜くデイロン。 　追うメレディスの左ローにデイロンはカウンターの右ストレート！ ダウンしたメレディスにパウンドでレフェリーが間に入った。