2025年8月23日(土)東京・後楽園ホール『Krush.179』にて、Krush女子フライ級タイトルマッチ3分3R延長1Rで王者・池内紀子(POWER OF DREAM)に挑戦するソフィア・ツォラキドゥ(ギリシャ/PANTHERS SPORTS ACADEMY)のインタビューが主催者を通じて届いた。
ツォラキドゥはアマチュアキックで92戦85勝の好成績を収めた後、今年4月12日にギリシャのKOK(リトアニアのキックボクシング団体)大会でプロデビュー。かつてKrushでKANAと1勝1敗だったオランダの強豪メロニー・ヘウヘス(第3代Krush女子フライ級王者)に挑み、堂々の判定勝利。5月18日の2戦目では、WAKO-PRO地中海王座を奪取するという驚異の実績を持つ18歳。
私は誰も恐れていません
──今回、プロ3戦目で初来日となりましたが、日本のキックボクシングやKrushにはどのような認識がありますか?
「日本のキックボクシングは世界的に高く評価されていて、伝統も強いと思います。Krushはそのトップステージの一つで、ここで日本デビューできることを光栄に思います。日本のファンの前で、自分の力を見せるのが楽しみです」
──アマチュアでは92戦されているとのことですが、その中で国外での試合経験はありましたか?
「アマチュア時代に世界選手権や欧州選手権で何度も海外で戦いました。ギリシャの外で違うスタイルの強い選手たちと戦う中で、その経験が自分を大きく成長させ、自信と学びを与えてくれました」
──キックボクシングを始めた年齢と理由を教えてください。また、そこからは順調でしたか?
「5歳から始めました。格闘技が好きで、そこから着実に成長してきました」
──2戦目で王座を獲得するなど、本国でも注目を集めていると伺っています。ご自分は現状をどう感じていますか?
「2戦目でタイトルを獲れたことは大きな一歩でしたが、これは始まりに過ぎません。母国の応援が大きな力になっています。ただ、まだ証明すべきことがたくさんあり、全ての試合ごとにさらに成長していきたいです」
──得意なスタイル、得意技は何ですか?
「攻撃的なスタイルで、パンチとキックのコンビネーションを得意としています。特にフックとハイキックが自分の武器です」
──今回、Krushの王座に挑戦することについてはどう感じていますか?
「自分にとって大きな名誉であり夢のチャンスです。全力を尽くしてタイトルを獲りにいきます」
──対戦相手の池内紀子選手の印象は? 特に警戒するべきと思っている点はどこですか?
「強くて経験豊富な選手としてリスペクトしています。ただ、私は誰も恐れていません。どんな相手、どんな状況にも対応できる準備をしています」
──どのような試合をして、どう勝ちたいと思っていますか?
「自分のファイト魂を見せ、ファンがワクワクする試合をしたいです。KOでも判定でも勝ちを狙いますが、何よりも自分の強さとハートをリングで見せたいです」
──池内選手は9戦全勝で、どちらかに初黒星がつくことになります。そこについてはどう思っていますか?
「リングに上がる以上、誰もがリスクを背負います。彼女の戦績をリスペクトしていますが、彼女に初黒星をつけるのは自分だと信じています。そのための準備をして来ました」
──勝てばKrushチャンピオンとして来日の機会も増えると思います。日本での目標は?
「私の目標は、強い選手と戦い、私自身も成長していくことです。日本はキックボクシング文化がとても強い国なので、ここで戦い続け、ベルトを守り、日本のファンから尊敬される存在になりたいです」
──池内選手にメッセージをお願いします。
「あなたのことはリスペクトしていますが、全力で挑み、勝利を掴みにいきます。リングで会いましょう」
──最後に、改めて今回の試合に向けての“決意”を教えてください。
「この試合に完全に集中し、強い決意を持って過去最高にハードなトレーニングを重ねてきました。ベストな自分をリングで見せ、今回のたった一つの目的、王座を獲りにいきます」