【BreakingDown】引退発表の元BD王者NAOにエールを送られたYURAが「辞める必要なんてないと思います！」

　2025年8月19日（火）、前BreakingDownライト級王者のNAO（サイガジム）が自身のSNSにて引退を発表した。 　NAOは「いつも応援してくれている皆様にご報告があります。今回、色々と考えたんですが一旦、格闘技から離れようと思ってます」と書き始め、「と言うのも、元々格闘技を始めた年齢が遅かったのもあり、自分の中で1度でも敗北したらきっぱり、プロの道を諦めようと思っていました。YURA戦で負けて、本当はその時に辞めようかと思っていたのですが、ベルトを持ってていきなり辞めるのも迷惑かける人もいるし、自分に折り合いをつけて、再度チャレンジすることに決めました。結果、2連敗。自分の中で踏ん切りがつきました」と、7月の『BreakingDown 16』のライト級タイトルマッチで細川一颯に敗れてベルトを失ったことで踏ん切りがついたという。 「見てる人たちからしたら、BDとか続けていけば人気もつくしいいんじゃないか？ と思うかもしれないですが、自分は本当に世界の一番を目指せる希望を持てないと続けていけないというのが本音の部分があり、格闘家としての身の程と、自分の将来に対しての希望が持てなくなりました」と、自分のファイターとしての才能に疑問を持った様子。 「ただ、これは後ろ向きなことばかりではなく、自分の二十代の価値のある時間を、だらだら使うのではなく、別のことに活かして、将来の自分の為への決断でもあります。今まで応援してくれた方々、ありがとうございました。最強になれなくてすみません。これからは別の道で最強を模索します。BDの皆様、師匠の才賀さん、色んな方々に支えてもらってここまで来れました！ 今までありがとうございました」と、格闘技ではなく別の世界で一番を目指して行きたいと綴った。 【写真】7月のタイトルマッチで細川に敗れて2連敗　さらに「俺は格闘技離れるけど、世の中には若い時から格闘技に全ブッパしてる才能の塊がいるので、yuraくんとコータは、本当に世界を目指せる器だと思った！ 年下だけど本当に応援してる！ 是非、1番目指して欲しいです」と、BreakingDownフェザー級王者でRISEでも活躍中のYURA、サイガジムで同門の杉村昂汰へエールを送った。 　これにYURAは「辞める必要なんてないと思います！ まだまだこれから結果は分かりませんよ。僕も負けた時すごく落ち込んで挫折しました、でもやっぱり応援してくれる人がいる限り頑張ろうと思いました！ 決めるのは自分ですけど、また一度考えてみてください」と諦めるのはまだ早いと返答。 【写真】YURAとは2024年12月のフェザー級トーナメントの決勝戦で対戦した　NAOは「ユーラくんありがとう！ もしまたやるってなれた時には一緒に練習しよう！」と前向きな返答をしていた。 　朝倉未来BreakingDown CEOが「日本は国をあげてあの人をスターにした方がいい。そういうレベル」と高評価、朝倉海も「BreakingDownで契約した方がいい」と話していたほど才能が高く評価されていたNAO。 　ダンス出身で、BreakingDown初出場ではインターハイで優勝経験がある柔道家・有馬雄生とMMAルールで対戦し、延長の末5-0で判定勝ち。2024年のトーナメントで優勝し、初代BreakingDownライト級王者となった。6連勝の快進撃を続けていたが、2024年12月のフェザー級トーナメントでYURAにKO負けで初黒星。2025年7月のライト級タイトルマッチで細川に敗れてベルトを失った。