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【ホーストカップ】日本人ヘビー級対決2試合とPRO-KARATEDO達人提供試合、ピーター・アーツの長男長女が揃って出場、さらに女子の試合も決定

2025/08/18 17:08
【ホーストカップ】日本人ヘビー級対決2試合とPRO-KARATEDO達人提供試合、ピーター・アーツの長男長女が揃って出場、さらに女子の試合も決定

ヘビー級2試合に、ピーター・アーツの長男長女も出場(C)HOOST CUP

 2025年9月14日(日)大阪・関西テレビなんでもアリーナ『HOOST CUP KINGS OSAKA 7』の追加対戦カードが発表された。


 ヘビー級3分3R延長1Rで、HOOST CUP日本ヘビー級王者ミヤギン(TeamBonds)が元MA日本&ACCELヘビー級王者・山下力也(道真会館)と対戦。

 ミヤギンは今年3月の京都大会で前王者 ジャイロ楠に勝利し、HOOST CUPタイトルを奪還。今年7月の名古屋大会では、古豪のアンドリュー・ペックと接戦の末判定で惜敗したが、追い詰めた場面もあり国内ヘビー級の実力者であることはアピールできた一戦。

 対する山下は、空手家としてHOOST CUP常連参戦選手。過去には現Krushクルーザー級王者・谷川聖哉、ジャイロ楠、MAMUTIといった国内ヘビー級強豪に勝利し、『THE MATCH 2022』にも出場。ミヤギンに勝利したアンドリュー・ペックとは昨年大阪大会で引き分け。今後のヘビー級戦線を占う意味でも興味深い一戦となった。


 同じくヘビー級3分3R延長1Rで、IOCインターコンチネンタルヘビー級王者・入田和樹(VENKEIGYM・アマイプロダクション)と第3代kross×overヘビー級王者・中平卓見(北眞舘)も決定。 

 当初、入田の相手は森謙太と発表されていたが、森が8月24日の九州プロキックボクシング(KPKB)への参戦が決まっており、健康面を熟慮し、対戦相手が変更となった。

 入田は日本拳法をベースに持ち、4度目のHOOST CUP参戦、山口翔大、滝上正太らに惜敗しており今回は勝利したいところ。対するKROSS OVER推薦で参戦する中平は、総極真世界大会重量級4位の実績を持つ空手家ファイター。昨年はグンター・カルンダに惜敗し、タイトルを失っているだけにここで勝利して弾みをつけたいところ。日本拳法vs.空手、互いに復活をアピールしたい。


 PRO-KARATEDO達人提供試合63kg契約3分3R延長1Rとして、TATSUJINフェザー級王者でMA日本ライト級王者のHAYATO(CRAZY WOLFGYM)が宮本雅大(ハーデスワークアウトジム)と対戦する。  

 空手の可能性を追求する団体「PRO-KARATEDO達人」の提供により、HAYATOが参戦。HAYATOは、空手天才児と呼ばれフルコンタクト空手で多くのタイトルを獲得し、キックボクシングではACCEL王者であった横山剛率いるCRAZY WOLF GYMの所属で、PRO KARATEDO達人1月大会でNJKFトップランカーである祖父江泰司との王座決定戦で勝利し、TATSUJINフェザー級タイトルを獲得している。

 対する宮本はHOOST CUP常連選手。吉岡龍騎や奥山雅大らと接戦を演じ、昨年大阪大会ではNJKFトップランカー祖父江泰司から勝利している実力者。

 顔面攻撃有りの直接打撃制に、投げとパウンドを認めた実戦空手ルールが、キックボクシングのルーツである空手の可能性をどう表現するか。


 ミドル級(-70kg)3分3Rでは、NJKFスーパーウェルター級2位・岩本光太郎(NJKF誠至会)がウェズリー・ペレイラ(BRAZILIAN THAI)と対戦。

 岩本は、デビュー時のライト級から階級をあげて躍進し、今年3月のNJKF WESTではNJKFトップランカーでHOOST CUPでも活躍の龍威地に勝利し、NJKFトップランキングに躍り出た。対するペレイラは、4冠王ダニロ・ザノリニ率いるブラジリアンタイの激闘ファイターで、HOOST CUPでも度々倒し倒されの激闘を繰り広げている。軽重量級の激しい試合が期待される。

 また、ピーター・アーツの長男であるマルシアーノと長女のモンタナもそろって参戦。ルシアーノは90kg契約3分3Rで祖父江智典(健慎会)と、モンタナは女子58kg契約3分3Rで河埜留奈(9+ nine plus lab)と対戦する。


 プロ3勝負け無しのマルシアーノの相手は、PRO-KARATEDO達人推薦の祖父江。NJKF理心塾所属 NJKFトップランカー・祖父江泰司の弟であり、フルコンタクト空手で実績を積み、今年1月のPRO-KARATEDO達人において 王者ダニエル・ゴメスに惜敗したものの対応力を見せている。マルシアーノは3月の京都大会に続き、空手家との対戦になるが勝利を飾れるか。


 6勝4敗1分のモンタナは、HOOST CUP複数回参戦。昨年12月名古屋大会では現王者RiNRiNに惜敗しての復帰戦となる。対する河埜は、フルコンタクト空手で活躍し、アマチュア実績を積み、2023年7月にRISEでデビューするはずだったが、前日計量で3.5kgオーバーとなり失格。改めて今回がデビュー戦となる。前回RiNRiNの空手蹴りに苦戦したモンタナだが、どのように河埜の空手攻撃に対応するか。


 そして、女子スーパーフライ級(-53kg)3分3Rで、美伶(WARRIOR OSAKA)vs.タイソンRINA(TEPPEN GYM)が決定。K-1グループから参戦の美伶と、実力者集団TEPPEN GYMのタイソンという対決に。

 美伶は、フルコンタクト空手で実績を積み、アマチュアK-1を制しプロデビュー。K-1、Krush のリングで活躍し、2024年10月にはKNOCK OUTでぱんちゃん璃奈と対戦したが、前日計量で2.35kgオーバー。減点2とグローブハンデで試合に出場し、ぱんちゃんを苦しめるも判定2-0で敗れた。

 タイソンRINAは、HOOST CUPに2度目の参戦。3月の京都大会では山口恵との激しい試合に惜敗したが、アーネスト・ホースト氏より絶賛を受けているアグレッシブファイター。階級を上げた美伶がキャリアで振り切るか、タイソンRINAが勝ち星を上げてさらに上を目指すか。

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