前回に続き1RでのKOを狙う軍司
2025年8月29日（金）東京・後楽園ホール『KNOCK OUT.56 New beginning』（U-NEXT配信）にて、KNOCK OUT-RED -59.0kg契約3分3R延長1Rでゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー（タイ）と対戦する軍司泰斗（K-1ジム総本部チームペガサス）が、15日（金）都内にて公開練習を行った。
軍司はシャドーとサンドバッグ打ちを行い、いずれでもパンチからヒジ、ヒザにつなげるコンビネーションを披露。ヒジへのつなぎも流れるようで、REDルールにさらに適応していることを伺わせた。
すでにかなり絞れているように見える軍司は「体重もしっかり落として後はやるだけです。全然今週計量でも出来るくらい。水抜きをあまりしないようにしていて、前回も1kgないくらいだったので今回は水抜き無しでいければと思っています」と、今週中にはリミットに落ちるくらいだとする。
水抜きを極力しないようにしたいとの意図を聞くと「僕が目指しているのはONEなので、ONEはハイドレーションテストがあるのでそこへ向けて調整できればなと」と、ONEのハイドレーションテストを見越しての調整をしているという。
対戦する元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者のゲーオガンワーンについては「ヒジ、ヒザが上手い選手で首相撲も前回の選手より強いと思うので、そこはしっかり練習しているので試合当日その対策が出ればいいなと思います」とする。
相手の試合映像は「ずっと見ている」とのことで「見れば見るほど組んでくるだろうなという感じで。前回の僕の試合は見てると思うので、ボディは警戒してくると思う。1Rからガチガチ組んで来るイメージをしているので、そこを対策してそれが出せれば」と、最初から首相撲を仕掛けてくると予想。
その首相撲に関しては「まだ全然弱いというか、出来てはないですけれど、要所要所でコツはつかめていていい感じ。首相撲は前回以上に練習しています」とし、龍聖とも「たまに一緒に練習をやります。サウスポーでやってくれたりしているので、それに感謝しながら試合で倒せれば。首相撲はまだ龍聖の方が強いと思うけれど、最初にやった時よりかは倒されなくなったと思うので、成長はしていると思います」と、首相撲をやっても対応できるようになってきたという。
テーマはずばり「1RでKOですね。2、3Rもやってみたいと思うけれど、そうなるとガチガチに組んでくると思うのでその前に倒せればいいなって感じです」と言い、「前回はボディで倒したので、今回は前回使えなかったヒジを使って倒したい」とヒジ打ちでの初KOを目指したいとした。
「ムエタイをやる中で、期間が長くなればなるほどヒジの使い方もいろいろ出来るのかなと。ずっと練習していたので、今回出せればいいなと思います」と練習を積んできたと言い、今では「普通のワンツーから蹴りみたいなイメージで出せるようにはなっていると思うので、自然に出せるかなって」と、かなりしっくり来ている様子。
ボディ以外の技で倒すというのは「ボディでは絶対に倒せると思っているので、オープンフィンガーグローブでやるなら違う技で顔面パンチやヒジで出来ればいいなと思う」と、OFGで他の技でも倒せるところを見せたいとの理由から。
「距離感も違うし、なおかつOFGなので一発一発が効くので、やっていてOFGを楽しんでいます。ヒジがあった方が、されるのは怖いけれど自分も出来るのでそこは楽しみでしかない」と、ヒジありOFGルールが楽しいといいう軍司。
今回使用される八角形リングについては「金網で1回だけやったことがあるので、あまり意識はしないで戦おうと思います」と、8角形のケージリングは経験済みなので意識はしないとする。
また、3試合あるREDルールの中で意識する試合はあるかと聞かれると「セミでゴンナパー選手がやるので、そこも激しい試合になると思うのでそれ以上にメインらしい試合が出来ればという感じです」と、同じK-1で戦っていたゴンナパーの試合以上の内容を見せたいとした。
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先の展望を聞かれると「今は試合に集中しながら、10月末でK-1ジムとの契約も切れるので、そこからは自由に出来るのでしっかり勝って盛り上げられる試合をするつもりです」とする。
11月のONE日本大会出場も視野に入れているのかと聞かれると「11月なら出られるので出たいと思いますが、まずはしっかりここで勝たないとその先はない。だから勝ち方にもこだわってやりたい」と、今後のためにも今回しっかり勝つことが最優先だとした。
そして最後にも「KNOCK OUTの2戦目でメインなので、しっかり盛り上がる試合をして今回はヒジで倒したいと思っています」と、ヒジ打ちでのKOを予告した。
