WBCムエタイ世界ベルトを巻いた撫子とTOMONORI会長（左）（C）MTL/Violent Methods
2025年8月9日（土・現地時間）オーストラリア・ブリスベンのSOUTH BANK PIAZZAにて開催された『MTL (Muay Thai League)15』で、日本の撫子（GRABS KICK BOXING STUDIO）がWBCムエタイ世界女子ミニマム級（-45.36kg）タイトルマッチに挑み、王者ルシール・デッドマン（オーストラリア＝15勝3KO4敗）に4R1分31秒、TKO勝ちでタイトルを奪取。
2017年に伊藤紗弥がミニフライ級で王座を獲得して以来、日本人女子2人目のWBCムエタイ世界王者となった。
撫子はWBCムエタイ・インターナショナルフライ級王座などを獲得した元キック8冠王TOMONORIの弟子で、2023年3月に藤原乃愛にプロ初黒星を付けてミネルヴァ ピン級（-45.36kg）王者となった。2025年3月には上真を破り、ミネルヴァ ペーパー級（-43.09kg）王者となって2階級制覇に成功。戦績は12勝（2KO）5敗1分。
日本人女子として約8年ぶりの快挙を達成した撫子は、11日（月）に帰国。「オーストラリアから札幌にWBCのベルトが無事に来ました！」と報告していたが、13日（水）に改めて自身のSNSを更新した。
撫子は「まだ北海道は都心に比べ格闘技が盛んではない。環境も練習相手も不足。だから北海道を出て都心に行く人が多い。でも自分は札幌在住でチャンピオンになりたかった。自分を会長を信じて。環境も大切だけど全ては気持ち。夢を叶える強い気持ち、努力があればなんだって叶う。そう確信した瞬間だった」と、TOMONORI会長と抱き合って勝利を喜ぶ写真と共に投稿した。
圧倒的不利の予想を覆し、WBCの緑の世界ベルトを北海道にもたらした撫子の活躍は、今後の北海道在住格闘家たちにも良い影響を与えそうだ。
まだ北海道は都心に比べ格闘技が盛んではない。
— 撫子🌸🇯🇵 (@nadeshiko_grabs) August 12, 2025
環境も練習相手も不足。だから北海道を出て都心に行く人が多い。
でも自分は札幌在住でチャンピオンになりたかった。自分を会長を信じて。
環境も大切だけど全ては気持ち。夢を叶える強い気持ち、努力があればなんなだって叶う。
そう確信した瞬間だった pic.twitter.com/mb9DZuzmtJ
