2025年8月22日(金)『ROAD TO UFCシーズン4』(上海インドア・アリーナ)の「UFCスペシャルマッチ」に出場予定だった鶴屋怜(THE BLACKBELT JAPAN)が負傷欠場。ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)は、UFCデビュー戦のテランス・サエターン(米国)と対戦する。
鶴屋はXに「怪我して試合なくなりました。楽しみにしてくださった方すみません。早く復帰します」とファンに報告した。8月の日本人のオクタゴンでの戦いは、2日に中村倫也、平良達郎のフィニッシュ勝利から始まり、9日に風間敏臣がKO負け。8月17日には朝倉海がUFC2戦目に臨む。また、鶴屋欠場の22日には、『ROAD TO UFC』フェザー級準決勝で中村京一郎が出場することが決まっている。
▼フライ級 5分3Rニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)MMA8勝1敗(UFC0勝1敗)テランス・サエターン(米国)MMA8勝1敗(UFCデビュー)※鶴屋怜は負傷欠場。
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鶴屋は、2023年の『ROAD TO UFC』で優勝。24年6月のカルロス・ヘルナンデス戦でUFCデビュー、判定3-0で勝利すると、25年3月に欠場したブルーノ・シウバの代わりにジョシュア・ヴァンと緊急対戦。判定0-3で敗れ、MMA初黒星を喫している。
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鶴屋に勝ったヴァンは、その後、25年6月にフライ級1位のブランドン・ロイバルも撃破しており、トップクラスの強豪であったことが分かっている。今回の試合に向けて、ヘンリー・セフードのジムで合宿も積んでおり、その成果を発揮すべき再起戦だったが、無念の負傷欠場となった。
緊急参戦のテランス・サエターン(米国)は、UFC Fight Pass配信のUrijah Faber's A1 Combatフライ級王者。MMA8勝1敗で今回がUFCデビュー戦となる。オーソドックス構えのスイッチヒッターで8勝中3KO・TKO、2SUBのウェルラウンダー。アマチュアで7勝1敗後、プロデビュー戦ではオーソからスイッチしての左ストレートで42秒KO勝ちもマークしている。30歳。
対戦相手変更のニャムジャルガル・トゥメンデムベレルは、サエターンと同じMMA8勝1敗(UFC0勝1敗)。2023年3月にNavEを1R TKOでGladiatorフライ級王者となり、Road to UFC出場。RTUワンマッチでトップノイにスプリット判定勝ち、ピーター・ダナソーに1R リアネイキドチョークで一本勝ちし、UFCと契約を果たした。24年11月のUFCマカオ大会では、平良達郎(2R TKO負け)、鶴屋怜(判定負け)と対戦しているカーロス・ヘルナンデスにスプリット判定負け。25年2月にパク・ヒャンソン(※8月2日に平良達郎と対戦)と対戦が決まるも「ニャムジャルガルの体重管理の問題により試合中止」となっていた。27歳。
ニャムジャルガルとサエターン、どちらがオクタゴン初白星を挙げるか。