BreakingDown
レポート

【BreakingDown】竹見浩史郎がとしぞうを秒殺KOで制裁「ベルトを狙う」、メカ君が延長戦で勝利し全方位へ喧嘩を売るマイク、関谷勇次郎が秋元優志を下す、HIROTOがKO勝ち、太陽が外枦保に完勝、せーやがベアナックルで勝利、無差別級2on2はゆうと&あやと親子が圧勝、龍志が朝倉未来マネージャーとのデート権を獲得=「BreakingDown 16.5」

2025/08/10 17:08
BreakingDown 16.52025年8月10日(日)都内某所 ▼第11試合 バンタム級ワンマッチ キックルール〇竹見浩史郎KO×としぞう  RIZINに無断で出場して出入り禁止となっていたとしぞうが復帰、JAPAN TOP TEAM所属のMMAファイター・竹見浩史郎と対戦することが決まった。  竹見は2016年全国高等学校ボクシング全国選抜大会フライ級準優勝、2018年全国高等学校総合体育大会ボクシング競技会ライト級ベスト16、2018年国民体育大会ボクシング競技会ライト級ベスト8の成績を持ち、法政大学のボクシング部で活躍後、MMAの世界へ。  2024年5月の『DEEP CAGE IMPACT 2024 in HAMAMATSU』でプロデビュー、青田剛からTKO勝ちを収めた。9月の『DEEP TOKYO IMPACT 4th 2024』ではアマチュアSPルールで松井優磨に一本負け。2025年2月にはK-1に挑戦し、大久保琉唯にKO負けした。5月の『DEEP TOKYO IMPACT 2025 3rd ROUND』では安永吏成に判定負け。  としぞうが右カーフ、竹見は右フック。打ち合いになると竹見が右ストレート、左フック、右フック2発をヒットさせ、としぞうは大の字になってダウン。何とか立ち上がるもフラフラで、レフェリーがストップした。朝倉未来は「ちょっとレベルが違いましたね」と評した。  竹見はマイクを持つと「未来さん、制裁出来ましたかね(笑)。未来さんが制裁マッチに選んでくれてミッションクリア出来ました。BreakingDownでもベルトを狙っていくので注目しておいてください。以上です」と放す。  朝倉未来CEOは「バンタムだったらチャンピオンクラスですね」と竹見を評価し、としぞうには「まだまだRIZINは早いので、BreakingDownで一からやり直しましょう」とした。 [nextpage] ▼第10試合 ライト級ワンマッチ キックルール〇メカ君延長戦 判定3-0×富永啓悟人気者のメカ君が2024年12月の『BreakingDown 14』以来の出場、富永啓悟と対戦。  開始当時に前に出たメカ君が殴り合いに行き、ストレートからフックの連打。これに富永も打ち合うが、メカ君の左右フックの回転の速さと勢いに徐々に押される。ハイペースで攻めるメカ君が富永をケージに追い詰め、左右の連打。  判定はメカ君に1票入ったがドロー。延長戦へ。メカ君がまたも左右フックをブンブンと振り回して前へ出て行き、富永は左目上から流血。ストレートで飛び込み、左右フックにつなげるメカ君は、富永が打ち返してくると頭を振ってかわす。メカ君の3連打に富永は下がる。  判定3-0でメカ君が勝利。「さんざん喧嘩見せてやると言っていたけれど物足りなかった。次から喧嘩スタイルをちゃんとやるので期待していて欲しい。最近のBreakingDownマジでクソつまんねえと思っているので、格闘技が見たいならK-1とかRIZINに行けばいいし、BreakingDownに来てくれるのは喧嘩を見たいと思うので見せたいと思います。そこのたこ焼きみたいなヤツ、やってやるからな。それと虎之介、勘違いすんな。お前は.5でいいんだよ」と全方位に喧嘩を売った。 [nextpage] ▼第9試合 フェザー級ワンマッチ キックルール〇関谷勇次郎延長戦 判定3-0×秋元優志  秋元優志はRIZINで活躍する秋元強真の兄。NexusSPROUTでK-clannの酒寄創輝に判定勝ちするなどアマチュアで経験を積み、2023年12月にDEEPフライ級アマチュアSPルールで琥と対戦。琥に、オーソドックスからの左フックに左フックを合わされて1R KO負け。7月の『BreakingDown 16』に初出場したが、ジョリーに敗れた。  関谷はアウトサイダーから出場しているベテランで、BreakingDownでは4勝2敗。  関谷の左ミドルに秋元はワンツーで前へ出る。右カーフ、左ミドルと蹴りを多用する関谷に秋元はなかなか近付けないが、ワンツーの連打。関谷は右ミドルハイ。互いに有効打がなく、判定0-0で延長戦へ。  延長戦も右カーフと左ミドルの関谷に秋元が近付けず。右ストレートを伸ばすが連打につながらない。関谷に左ミドルを蹴られ、関谷がワンツー。秋元は右フックを打つもすぐに関谷が右を打ち返す。 判定3-0で関谷が勝利。秋元は意外そうな表情を浮かべていた。 [nextpage] ▼第8試合 無差別級ワンマッチ ベアナックルMMAルール〇鎌ダ雅也判定2-0×長谷川拓也  鎌ダがダブルレッグでテイクダウンしてパウンドを見追うとするが、長谷川はすぐに立ち上がる。2度目も同じ展開に。3度目のテイクダウンは成功した鎌ダがヒザを一発。  立ち上がった長谷川に鎌ダがテイクダウン狙いからバックに周り、チョークを極めに行ったが試合終了。  判定2-0で鎌ダの勝利となった。 [nextpage] ▼第7試合 フェザー級ワンマッチ キックルール〇KINGカズ延長戦 判定3-0×なおた  右ミドルを蹴っていくカズが左フックにつなぐ。なおたは蹴りを出す。残り20秒でワンツー連打で前へ出るカズ。なおたは左ハイを放ったがカズが受け止めてなおたが転倒。見合う時間が多く、ジャッジ三者ドローで延長戦へ。  カズがパンチで攻めていき、なおたは首相撲からのヒザ。再び見合いとなり、両者に消極的として警告が出る。左右フックで前へ出るカズになおたも打ち返して右フックを当てたが、手数とアグレッシブはカズが上だったか。  判定3-0でカズが勝利。BreakingDownで負けなしの3連勝となった。 [nextpage] ▼第6試合 無差別級ワンマッチ MMAルール〇舞杞維沙耶判定3-0×ぶーちん  自称・最強ホストの舞杞に挑むは、エンセン井上率いるTEAM大和魂で腕を磨いてきたというぶーちん。  序盤から左右フックの殴り合いとなり、ぶーちんはバックハンドブロー。舞杞がテイクダウンするもブレイクに。再び左右フックの打ち合い、舞杞の右フックに動きが止まるぶーちん。この隙を見逃さず舞杞が右を連打する。ぶーちんも左右フックを打ち返した。  判定は3-0で有効打を奪った舞杞の勝利に。ぶーちんは悔し涙を流した。 [nextpage] ▼第5試合 ライト級ワンマッチ キックルール×水口太陽KO〇HIROTO  HIROTOこと市村大斗はプロキックボクサーで、INNOVATION 2015年度バンタム級新人王、第2代西日本統一スーパーバンタム級王者。2021年11月にはRIZINに出場し、テーパリット・ジョウジムに2RでTKO負けしている。水口はJTT所属。 両者近い距離で蹴りからパンチ。HIROTOはスピードのある左右フック。水口は左ストレート、左フック。HIROTOが前へ出て左右フック。水口も強打を出すが、HIROTOのフックが的確だ。最後にHIROTOが左フックでダウンを奪ったが、ゴングが鳴った後だったということでノーカウントに。  ジャッジは3名ともドローで延長戦へ。左右フックで前へ出るHIROTO。ケージへ追い詰めての左右フック連打に水口も打ち合うが、右オーバーハンドでダウンを奪われる。水口はハイキックで逆転を狙ったが、最後はHIROTOの狙いすました右ストレートでマットに沈んだ。 「大阪から来たHIROTOです。覚えましたか? これからBreakingDown荒らしに行くので全員首を洗って待っていてください。誰でも倒します」とアピールした。 [nextpage] ▼第4試合 ウェルター級ワンマッチ MMAルール 1分3R×外枦保尋斗判定0-3〇太陽 元プロキックボクサーの常連選手・外枦保尋斗がMMAルールで太陽と対戦する。  1R、左フックでヒットを奪った外枦保を太陽がテイクダウン、外枦保が起き上がりそうになったがマウントを奪われる。パウンドを見舞おうとした太陽に外枦保はブリッジで対抗。  2R、外枦保が左ローも太陽にシングルレッグでテイクダウンされ、またもマウントを奪われる。背中を向けてしまう外枦保に太陽はバックマウントからチョーク狙い。外枦保は正対してブリッジも太陽がマウントパンチを連打。  3R、外枦保の右フックに太陽がボディロックからテイクダウン。そのままマウントを奪い、ブリッジで暴れる外枦保に太陽がパウンドを見舞っていく。最後は太陽がマウントパンチを連打。試合を終えると、太陽はバク転して余裕をアピールした。  判定は3-0で太陽が勝利。BreakingDownで2連勝を飾った。 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級ワンマッチ ベアナックルキックルール〇せーや判定2-0×佐々木KID楓  開始と同時に両者左右フックをフルスイングして足を止めての打ち合い。せーやの右がヒットするが、佐々木は下がらず打ち合いを続ける。最後まで打ち合いは続き、せーやが最後は前へ出て押し気味に。  判定2-0でせーやの勝利となった。 「やっと4度目の試合で勝つことが出来ました。未来見たか! 酒飲んでも勝ったぞ。これからも飲んでいいか」と、朝倉未来CEOにアピールすると「明日からまた練習しましょう」。せーやは「よろしくお願いします」と答えた。 [nextpage] ▼第2試合 無差別級ワンマッチ 2on2キックルール×足ポキニキ/FUGAKO〇ゆうと/あやと 2vs.2で行われる2on2(4選手が同時に戦う)が久しぶりに行われる。足ポキニキとFUGAの双子の兄弟と、ゆうととあやとの親子が対戦する。足ポキニキとFUGAはアマチュアムエタイで活躍、ゆうとは『BreakingDown 12』に出場して前田島純に勝利し、あやとは『BreakingDown 15』でなおきに敗れた。  足ポキがゆうと、FUGAがあやとに殴りかかって打ち合いになるが、あやとは足ポキに殴りに行く。ゆうとが右フックで足ポキからダウンを奪って足ポキが退場。  2vs.1の戦いとなり、あやとがFUGAにパンチを見舞ってケージまで追い込み、さらにゆうとも右を打つ。最後はダウン仕掛けたFUGAにあやとが蹴り上げを見舞い、ゆうと&あやと親子タッグの完勝となった。  ゆうとは「足ポキ、いつでもやったるからかかってこい雑魚」、あやとは「親父とのどっちが先に倒すか対決をやっていたので負けちゃったけど、勝てたからよかったです」とそれぞれ勝利者インタビュー。  ゆうとは「彼女欲しいって毎回言ってるのに、DMで来たのはおっさん一人だけ。彼女募集中です」とアピールした。 [nextpage] ▼第1試合 バンタム級ワンマッチ キックルール〇龍志延長戦 判定3-0×修羅斗  朝倉未来マネージャー伊師さんとのデート権を懸けた一戦。  ワンツーで先制する修羅斗に龍志も左右フックで打ち合い、至近距離でのパンチの打ち合いとなる。右ミドルをキャッチして修羅斗を転倒させる龍志。壱岐織のある修羅斗がワンツーの連打で前へ出て行き、パンチの回転力で優り龍志にケージを背負わせる場面が多かった。本戦は修羅斗に1票入ったがドローで延長戦へ。  開始と同時に打ち合う両者、右でヒットを奪うのは修羅斗だが、ローキックがローブローに。龍志にインターバルが与えられる。修羅斗は右カーフから右ミドル、蹴りを多用するが右ミドルをキャッチされる。龍志は蹴り足を持ったままの右ハイでダウンを奪う。逆転を狙って前に出る修羅斗だが龍志の右フックでふらつき、最後の右ハイはブロックされた。  判定3-0で龍志の勝利となった。試合後には伊師さんがリングに上がり「お疲れさまでした。おめでとうございます。凄い感動しちゃって泣きそうだったんですけれど、めちゃ感動しました」との感想。龍志が「お次はジャングリアで」と言うと伊師さんは「楽しみにしています」とデート成立した。
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