キックボクシング
レポート

【ONE FF】TEPPENの新鋭・水野夢斗が接戦を制す、奥山雅仁が劣勢を覆す大激闘でTKO勝ち&ボーナス!

2025/08/08 22:08
ONE Friday Fights 1192025年8月8日(金)タイ・ルンピニースタジアム※U-NEXTにてLIVE配信 ▼第4試合 117LBS(-53.07kg)キックボクシング 3分3R〇水野夢斗(TEAM TEPPEN)判定2-1×ルオ・チェンハオ(中国)  水野は2024年4月にDEEP☆KICKでプロデビュー。Stand up King of Rookie 2024 -51.5kg級で優勝し、以後はRISEを主戦場にしている。前戦では空龍を判定で破った。戦績は5勝(2KO)1敗のサウスポー。ワンツーからの飛びヒザを得意とする。ONE初参戦。  チェンハオは19勝1敗の戦績。プロボクサーでもあるという。同じくONE初参戦。  1R、サウスポー同士。チェンハオは左ミドルと左カーフ、水野は長いジャブを打ち、右へ回り込んで右インロー。右側にポジションをとってワンツーを打ち、飛びヒザ蹴りを放ってヒットを奪う。左ローからワンツーの水野。チェンハオは前へ出ていくが、そこへ水野がボディへのワンツー。  チェンハオが左右フックで前へ出てくると、水野はバックステップでかわして回り込む。しかし、チェンハオはワンツー、左右フックを出しながらどんどん前へ。水野は左ストレートで迎え撃つが、終盤は圧をかけられた印象。  2R、水野が左カーフとジャブ、前へ出てくるチェンハオに左ストレート。どんどん前へ出てくるチェンハオはパンチをかわされるも左ロー。水野はバックステップで回り込んでの左ストレート。ワンツー、ジャブ、前蹴りで距離を取る水野にどんどん近付くチェンハオ。それでも水野がパンチを空振りさせていく。左ストレートにのけ反る水野だが、チェンハオの足払いで転倒させられた。  3Rも前に出るのはチェンハオで、それを左ストレートとヒザで迎え撃つ水野。ワンツーを上手く当てていく水野に、チェンハオが左を当てる。ステップで動いて回り込む水野は後ろ蹴り、左ストレート、さらに飛びヒザ。チェンハオは左フックからの右ミドルだ。チェンハオの突進をかわしていく水野に、前へ出るチェンハオが左ストレート。最後は水野もワンツーを繰り出して手数で応戦した。  判定は2-1と割れたが、水野が接戦で勝利を手にした。 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級キックボクシング 3分3R〇奥山雅仁(OISHI GYM)TKO 3R 0分30秒 ※レフェリーストップ×ジェンギズ・ラーレ(トルコ)  奥山はSB日本ウェルター級王者・奥山貴大の弟で、兄と同じく柔道をバックボーンに持ち、2021年7月にプロデビュー。プロ8戦目となった2023年5月、S-BATTLE KICKライト級王座を奪取。その1カ月後には修斗のリングで行われたワンデートーナメント「CKC2023 -63kgトーナメント」でも優勝。現在はRISEを主戦場にし、ライト級4位。2025年6月、ファクンド・グラマホにTKO勝ちでS-BATTLE KICK王座を初防衛。  ONE FFには2024年2月に初参戦しているが、テミルラン・ベクムルザエフ(ロシア)に判定負けを喫している。初参戦のラーレに初勝利なるか。ラーレはEnfusionに出場している。戦績は16勝2敗。  1R、奥山はジャブから左ミドル、ラーレはすかさず左ローを返して左フックを打つ。奥山の左ミドルに強い左右ローを蹴るラーレ。かなりパワフルな左右フックを打って前へ出るラーレの右ストレートに、尻もちをつく奥山。右カーフを蹴って右ストレート、さらにヒザを突き上げる奥山にラーレは左フック、ワンツー。  ラーレの左ハイからの右アッパーにグラつく奥山だが、強気に打ち合う。ラーレは右アッパー、右フック。奥山もヒザと右ストレートを返し、前蹴りで前へ出る。奥山が右ストレートをヒットさせてラウンド終了。  2R、右ストレートで前へ出る奥山にラーレも左右フックと右アッパーを強打。奥山はつかんでのヒザで注意を受ける。全弾フルスイングのラーレに右アッパーをもらってしまう奥山はヒザで対抗も、またつかんでしまい注意。ワンツーで前へ出る奥山は右ロー、右カーフ。奥山が左ボディを強打するが、つかんでのヒザでイエローカード(減点1)。  どんどん打ち合いに行く奥山の手数が増え、ラーレをコーナーに追い込んでワンツーとヒザ、左ボディ。コーナーへ釘付けにしての右フックで奥山がダウンを奪う。ワンツー、ボディへのヒザ蹴り、左右ボディでラーレをサンドバッグ状態にする奥山。  3Rが始まると同時にラッシュをかける奥山。ラーレもフルスイングの左右フックと右アッパーで応戦するが、奥山のヒザをボディにもらうと動きが止まる。そこへ奥山がワンツーからのボディへのヒザ、そして左右の連打。ラーレをロープへ釘付けにし、レフェリーがストップ。奥山が激闘をTKOで制した。  大いに盛り上がるルンピニースタジアムをさらに煽る奥山。勝利者インタビューでは「武士道スピリッツを見せてくれた」と言われ、「1Rは相手のパワーが強くてビックリしたんですけれど、2Rと3Rでセコンドの声を信じて最後まで気持ちで戦うっていうのをずっと練習してきているので、それを試合で見せることが出来たと思います」と答える。 「ヒザとボディで攻めるのもチームでずっと話していて、それが今日できたと思います」と戦略を話すと、35万バーツのボーナスが贈られた。
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