連続タイトルマッチで5階級制覇をしたいという笠原
2025年8月9日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2025 act.4』(U-NEXT配信)にて、シュートボクシング日本スーパーライト級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで王者イモト・ボルケーノ(FIGHT SCIENCE)に挑戦する笠原弘希(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
笠原は2018年9月にフェザー級王座、2019年9月にスーパーフェザー級王座、2022年4月にライト級王座とSB史上初の3階級制覇を達成しており、今回は4階級制覇に挑む。
上の階級のチャンピオンたち情けなくね?

――前戦は「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT」一回戦でロンペットとの再戦で圧勝でした。
「相手どうこうより、RISEのルールに適応しながら戦うことができたので、SBルール以外でも僕の強さを見せることができたかなと思います」
――弟の友希選手は同じ大会で行われた「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgTournament」準決勝で中村寛選手に惜しくも負けたことに関してはどのように受け止めました?
「友希はあんなにいい試合をして、最後は負けちゃったんですけど、やっぱり気持ち溢れる試合を見せてくれたので、今度は僕がこのトーナメントで結果を残したいなと一層火が付きました」
――トーナメント次戦は11月になりますか?
「そうですね。11月2日とは言われてるんですけど、誰が相手かはまだ分かりませんがそこでしっかり勝って、11月24日に開催されるSB創設40周年記念大会に出場します」
――1カ月に2試合も!?
「僕は以前に5階級制覇することをインタビューで言ってますが、そのSBの記念すべき大会でタイトルマッチをやれたらいいなと。そして僕がSBの新エースになってSBを引っ張っていきます」
――では、次のSB日本スーパーライト級タイトルマッチでイモト・ボルケーノ選手に勝って4階級制覇して、連続でタイトルマッチになると?
「どうせやるんだったら、それぐらいやりたいとSB協会にお願いしようと思います」
――11月のRISEトーナメントで勝ち上がれば、65kgの戦いも続くわけですが、SBでは二階級タイトルを同時に保持するんですか?
「67.5kgのベルトを獲ったと同時に返上してもいいですし、僕が目指しているところは世界なので、そこに関しては特にこだわっていないです。今、SBの代表でRISEのトーナメントに出ているからには、次の65kgのベルトを獲ることは必須だと思うので、次はしっかり獲らないといけないと思っています」
――笠原選手は階級を上げていく中で、イモト選手に関してはいつぐらいから対戦相手として意識してました?
「対戦相手として意識したことはないですね。以前から上の階級のチャンピオンたち情けなくね? と思っていたんです。67.5kgだと、MMAに行っちゃってる奥山(貴大)選手は、向こうで結果も出せずSBを盛り上げもしないで何をやってんの? っていう話じゃないですか。イモト選手が65kgのチャンピオンとはいえ、僕が65kgで戦って強敵を倒して引っ張ってるのが現状なので、イモト選手には次でチャンピオンの座から降りてもらいます」
――なるほど。イモト選手に関しては選手としてはどういった印象がありますか。
「投げ技が上手くて、身体は強そうなイメージはあります。打撃面に関しては特に僕を脅かすものはないですけど、SBなんで投げ技だけはちょっと警戒しようかなとは思っています。逆に、僕も投げ技は得意なので、投げられる場面があったら投げますよ」

――今年からベストアート賞も100万円贈呈されることになりましたけど、そこは意識してますか?
「あんまり意識してないですね。そこを狙って戦って変に空回りしちゃうと嫌なんで、イモト選手との試合に集中して、しっかり勝つことがやっぱり一番大事です。そういう中で試合を盛り上げられたらなとは思っています」
――試合以外の話題だと、SNSの投稿をみたところ、笠原選手のお母さんが長年経営されていた「タイ料理居酒屋マイペンライ」(東京都台東区浅草4-49-8浅草駅から徒歩10分)を任させてもらうことになったそうですね。
「完全にお店から母がフェードアウトするわけではないんですけど、母はもう歳で体力が持たなかったりするので、じゃあ僕がやるよということになり、毎日昼と夜に僕がお店に立っています。以前からタイ料理も教わってきたので、ぜひ遊びにきてください。うちのカオマンガイはどこの店にも負けない自信があります」
――タイトルマッチ、RISE世界トーナメントと大一番が続く中で、練習との両立は大変では?
「プロ練以外には、毎日、昼間から夕方にかけてずっと一人で練習していて、たまに友希な直希にサポートしてもらっています。逆に新しい環境になったからこそ、より集中できるので、いい方向に動いてるかな、と思います」
――では試合を楽しみしています。
「必ず僕が勝ってSB史上初の4階級制覇を成し遂げます。試合の次の日の8月10日は僕の誕生日で、大会当日は景気付けにいい日にしますんで、ぜひ期待してください」



